2010.04.29 Thursday
命…生と死と
一昨日27日は、長女の誕生日でした。 雨の滋賀県雄琴キャンパスから車で帰り、ぎりぎり閉店前にかけ込み買って帰ったケーキにろうそくを立て、HAPPY BIRTHDAYの歌を歌ってやってささやかに祝ったのでしたが、その同じ頃に、友人の大切な先輩が亡くなった事を、昨日になって知りました。 以前、私が心から尊敬できる恩師との出会いの話しから、その友人にそういう人はいるのかを尋ねた時に、恩師ではないけれど、師匠のような先輩がいると教えてくれたお二人のうちの一人でした。 30数年のお付き合い、しかも師匠のような存在の方が… 友人の胸の内を思い胸が痛みました。 心からご冥福をお祈りしつつ… …長女が生まれた時、母はもういつ亡くなるかわからない状況でした。(ずっと以前から読んで下さってる方はご存知ですね) 母が体調不良が続いて検査入院をしたら、青天のへきれきのような…末期癌で余命3ヶ月…死の宣告を受けたのは、長女がお腹にできて3ヶ月の時。日々大きくなるお腹を抱え、毎日祈る思いで母親の病院へ通っていた私は、出産当日も夕方まで付き添って病院から帰った途端に破水、病院へ行って2時間で長女を産んだのでした。 目の前で命のともしびが消えていくような悲しみと向かい合わねばならない毎日の中で、新しい命の誕生は、皆の心を温め… 消えゆく命、生まれきた命、どちらも愛おしく抱きしめながら泣いてばかりだった日々… あれから23年 人の存在の切なさはかなさ温かさを、今日も絵に込めて描いている私です。
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