昨日はGe展最終日。京都市美術館に2時過ぎに行って、4時から搬出作業。
「いつの日か来た道」の絵が好評でした。(感謝・・)
この広い空間に吸い込まれるようだと。
実はそのタイトルは、あの絵を悩みつつ制作している時に、放送作家の友人がブログに書いたショートエッセーに出て来た言葉。何だか切なくなるようなそのフレーズ。思い出がフラッシュバックするような、でもちょっとシュールで不思議なそのエッセーに、絵とは違う情景ながら、深いところで同じ感覚があって、タイトルに使わせて貰えるようお願いしたのでした。
私の絵は、先に言葉が浮かんでイメージが広がる場合と、先にイメージ画像が浮かんで、後からぴったり来るタイトルを模索する場合とがあります。ピッタリくるタイトルが見つかると、そのイメージでまた、最後の描き込みが深まるのです。
今回は、後者でした。
そのタイトルをくれた友人も、終了直前ぎりぎりで見に来てくれました。
“この広い広い空の下、果てしなく続く道は、今まで歩んで来た道かも知れないし、これからずっと行く道かも知れない…そして置かれた椅子は、そこに居た大切な人の存在…゛
短く解説する私に、「これはいい絵やな…」と、やはり短い、でも一番の褒め言葉がうれしかった事でした。
実は、インターネットで思いがけなく知った、恩師・三尾公三先生の小さなペン画の展覧会が、奈良・生駒のギャラリーCLASSさんでやはり昨日最終日だったので、京都へ行く前に、まず西宮から生駒へ。(初めて見るペン画ばかりで拝見できてよかった!)そして、何年ぶりかの近鉄特急で(指定席で30分の小旅行)急ぎ京都へ回り、京都市美術館へ行く前にモーネへ。
赤澤かおりさんの「Hawaii BOOK」というハワイ大好き本-まだ全部は読んでいませんが、海や空の美しい写真やとても美味しそうな食べ物の写真が、とても魅力的-の出版記念展。沢山のハワイアンのレコードジャケットや、コレクションのアロハシャツからリメイクのバッグやスカートなど、ギャラリー空間がまさにHawaiiになっていました。(17日まで・詳しくはモーネホームページhttp://www.maane-moon.com/)
朝、西宮から、奈良・生駒〜京都〜Hawaiiまで、旅した気分の一日。