YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
大切な想いと儚い刻(はかないとき)の記憶


先日体調崩したのも無事治って〈ご心配いただいた方有難うございました)、京都のBreeze展会場にも土曜・日曜・火曜はまた詰めて、昨日今日は秋田の個展に出品する作品たちの梱包荷造り作業。これがなかなかの頭も使う体力仕事で…色々な形(定型の物、細長い物、三角の物も)の作品達をそれぞれで箱に入れてから、組み合わせていくのがパズルのようで、、、
先日既にメールで送った、出品作品リストの間違いに一つ気づいてまたギャラリーに連絡入れたりも。。。
バタバタしながら、なんとか今日無事発送しました。
あとはこまごました準備と、また締切り迫って来た新聞の挿絵描き、そして土曜日曜は、Breeze展終わるのでまた京都ギャラリーなかむらへ。

画像は、秋田の個展案内状と、6月14日のトークイベントの案内です。

秋田個展案内状のサブタイトルは、「大切な想いと 儚い刻(はかないとき)の記憶」
…ずっとそんな想いを込めて、描き続けていました。

秋田で出会った方や、前回取材下さった若き女性記者さんに、個展の連絡をしたら、また楽しみに待っていて下さるとの返信があり、秋田の人・風景にも、また再会できるのがとても楽しみです。

| - | 21:49 | comments(0) | - |
花冷え
京都のギャラリーなかむらでのBreeze展開催中で、初日と土曜日曜は京都へ行っていました。
 ギャラリー横を流れる高瀬川にも、桜が満開から散り初め、そのはかなげに花びらの舞う風情が美しいのですが、とにかく人が多くて(多くが外国からの方)、ギャラリーからの帰りは人をかき分けて駅にたどり着く感じ。。我が家近くまで帰ってきて、夜は人けのないハーバー前の桜並木の下を、静かに桜見上げながら歩くひとときに癒やされていました。
 土曜から咳が時折ひどく出て、喉も痛み、今朝は微熱。だんだん熱上がって来たので、もし、またコロナやインフルエンザだったら、ギャラリーに行くのもはばかられるし、と、念のために近くの医院に受診し検査、ただの風邪といわれてホッとしながらお薬をもらってきました。
一旦暖かく(時々汗ばむほどの日もあったり)なっていたけれど、また花冷えがこたえたかな…皆さんもお気をつけ下さい。

迫る秋田の個展の準備と共に、7月のうめだ阪急での個展も早めに今月中に資料送らねば…今月末にBBプラザ美術館で始まる「青とモノクローム」展に関連して6月に青の画家三人での対談も・・・色々に色々に頭を切り替えては、考えたりコメント書いたり、メールやりとりに追われています。

先日新年度スタートしたNHK講座でも、来られなくなった方があり、講座の受講生の個人情報は講師には知らされないので、お体は大丈夫かなと心配しながら…もしこれを読んでらしたら、どうぞお体大切にしながら、でも、良い感じに描いてらした絵を、少しずつでも、描き続けてほしいなと、願っています。
| - | 14:10 | comments(0) | - |
4月になりました
新年度スタート、先日来花冷えが続いていましたが、やっと暖かく春らしい日和となってきました。我が家近くの桜通りも、ハーバー前も、桜は満開。はかなげに海風に揺れていて、アトリエから帰ってくると見とれてしまいます。ハーバー前の桜には、白い桜が結構あって、私は(薄いピンクのも綺麗だとは思うのですが)白い桜の方になぜか心惹かれています。

先日3日、ギャラリーなかむらにBreeze展の5人のメンバーがそろって(3月末まで、京都市立芸大学長の退官記念展を開催していた赤松玉女さんは疲れが出てないか心配していましたが、元気そうでよかった…)搬入展示作業でした。5人で相談しつつも、中村社長がほとんど(釘打ちも、脚立に上がってのライティングまで)動いて下さって、無事、素敵な会場になりました。感謝…
展覧会は8日からです。会場のギャラリーなかむらのすぐ東側を流れる高瀬川沿いにも桜が綺麗に咲きそろっています。ぜひお花見がてらお出かけ下さい。

今日はNHK文化センター神戸教室へ。新年度の席替えもして、生徒の皆さんまた気持ち新たに頑張ってくれました。私が一人一人回っていく間にも、他の生徒さん同士でアドバイスしあったりが、良い感じ。新しい画材やモチーフにチャレンジする人もあって、それぞれに個性に合った指導が出来るように、私も頑張りたいと思います。
その後、ギャラリー島田に寄ってからアトリエへ。5月の秋田個展の作品とは別に、7月の阪急個展への作品も(もう4月末には何点か画像送らねばで)かなり頑張らないと…です。

| - | 23:53 | comments(0) | - |
3月の終わりに…
17日の神戸新聞文芸への挿絵を、アップしようと思いましたが、(このブログの画像容量が小さく画像アップが難しくなってきました)エラーになったので、ご覧になりたい方は申し訳ないけれどInstagramをご覧下さい。
タイトルは「遙かなる希望」(タイトルは小説のタイトルとは別です)。90歳超える女性が達筆に現在の社会問題をノンフィクションのように描き出され、なんとかならないものかと切なる想いを込めての終わり方に、難しいけれど遙か彼方へ、開けた扉の向こうに輝く海と空、希望の光に向かって飛んでいこうとする鳥を描きました。

3月は巣立ちの季節。先日、昨年まで務めた大学の卒業式もあり、出席は出来なかったけれど、教職の授業で教えた5人には、おめでとうのメッセージを送りました。
そして昨日は地元義務教育学校の終業式。サポートに入ったメンバーへの感謝の式もあり、私も図工授業サポートに入った者として出席。もう既に受け取った、最後の授業時に教えたクラス(3年生)の子供達が書いてくれた私への感謝の言葉や私の似顔絵に感動していた私、さらに感謝のメッセージをもらって、、、こちらこそ元気をもらい感謝でした。

いよいよもう来週は京都のBreeze展の搬入。そして秋田個展準備やうめだ阪急個展準備も並行して進めつつ、4月終わりから神戸市灘区にあるBBプラザ美術館で開催される「青とモノクローム」という魅力的テーマの展覧会にも1点出品依頼頂いて、バタバタは続きます。
| - | 01:11 | comments(0) | - |
祈る思い
3月も後半に入りましたが、まだ寒い日が続きます。皆さんお元気でお過ごしでしょうか?

先日、東日本大震災14年目の3月11日には、昨年の8月仙台個展の時、1日だけ会場お願いして久しぶりに再訪した石巻、松島、南三陸の遺構などがTVに映り、地震があった時間には手を合わせて黙祷。
8日に仙台であった「かたりつぎ」へは、かけつけることかなわず、家で仕事しながら竹下景子さんの朗読をオンラインで拝聴し涙。。。
14年経つ東北でも、30年経つ阪神間でも、大切な人や色々なものを失った大きな悲しみ、喪失感は消えることはありません。日頃何もできない私ですが、せめて祈りながら、祈る想いで絵に向かっていました。

遅くなりましたが、今年の私の展覧会の予定を、HPの展覧会ページにUPしましたので(現在の予定なので、まだ入るかもですが)また覗いて見てください。
直近は、来月4月8日〈火)から京都ギャラリーなかむらでのBreeze展。それぞれに活躍する同世代5人の展なので、見応えあるものになると思います。数点ずつ出品します。(目下私は5月の秋田の個展とともに、準備に追われています)

昨日はNHKの教室に、しばらくお休みでお体心配していた方が来られ久々の再会。ゆっくりと絵を楽しんで描かれて嬉しかった事でした。絵がもたらす素敵な力…病室でも少しずつ描いていた話聞きながら…ささやかにでも心身に元気をもたらしてくれる力を思います。

明日17日の神戸新聞・文芸欄に、また私の挿絵が掲載予定です。
| - | 14:22 | comments(0) | - |
あっという間に3月に
2月が短いのはいつもながら、最終週スケジュールが過密だったので、気がつけば3月。
 2月24日(月・祝)は日帰りで東京…竹下景子さんの舞台公演拝見しに。雪の影響で新幹線は行きも帰りも遅れや欠便ありハラハラで、画廊も美術館も行く余裕は無かったけれど、深く考えさせられる内容と役者さん皆の迫力が凄まじく、行けて良かった。サイモン・スティーブンス作、ポルノグラフィとレイジのダブルビル。本当に普通の日常を送る中でロンドン連続爆破テロに巻き込まれ亡くなった実在の方々の短いストーリーが散文詩の様に織り込まれ、「黄色い線の内側に下がっていなければ」のサブタイトルが全編に繋がっているのでした。。
 25日は、天満の繁昌亭で、高校同級生の小説家・増山実氏〈一昨年の個展で「小説家の青、画家の青」をテーマに対談させてもらいました)の近作「今夜喫茶マチカネで」の不思議なお話短編集に引っかけての落語会&鼎談に呼ばれ、同じく高校同級生仲間女史たちと駆けつけて、それぞれに珍談奇談の落語も、増山氏と繁昌亭支配人?氏とのお話も面白く拝聴。
 26日は、もう会期終了が迫っていた「重松あゆみ展」を拝見しに、兵庫陶芸美術館へ。彼女は京都市立芸大の同級生で、現代陶芸の作家。昨年芸大教授を退官し名誉教授に。作品は、彼女の作家としての厳しさ〈私の個展での作品にも時には厳しいことも言ってくれる貴重な存在)と、奥に秘めた優しさが感じられ、凜としていて色彩のグラデーションがとても美しい。。静かな空間で、長年の沢山の作品を見つめることができて、良い時間を頂きました。その日はそれから夜には、神戸・三宮でのART STUDYにも駆けつけ、杉山知子さん(C.A.Pを立ち上げた人で、芸大のバスケ部後輩)の貴重なお話を拝聴。彼女の作品と、その柔らかな人柄(でもとても芯ははしっかり大きなプロジェクトを動かす人、神戸市内何カ所かに大きな作品が設置されています)が大好きな私なのです。
 27日は教え子やNHK講座の生徒さんが入選を果たした「神戸市展」を拝見した後、アートなミーティングへ。28日は広瀬未来さんのJAZZオーケストラのCD発売記念コンサートへ、それぞれに絵の制作もこなしてから駆けつけました。

 そして3月、1日はNHK講座、頑張る生徒さんらと向き合い、2日は地域の防災フェスタで受付担当し、それから宝塚市立文化芸術センターへ、大阪万博をアートと観光の視点から考えるシンポジウムへ。
3日は制作後にひな祭りのちらし寿司とケーキを長女宅へ届けに車を飛ばし、4日は、来月に迫ったBreeze展打ち合わせに雨の京都へ。

書き連ねても、クラクラ…(読んでる方もごめんなさい)するスケジュールで毎日が飛ぶように過ぎてゆきますが、展覧会でいい絵に浸って頂けるように、制作も毎日頑張って〈移動中は構想を練ったりしながら)進めています。
| - | 14:25 | comments(0) | - |
遠い日の出会い
開催中の井上直久展へ行ってきました。
共に、高校1年の時、井上直久先生に出会わなければ、芸大へ行ってなかっただろう親友と待ち合わせて…彼女はわざわざ四国からとんぼ返りででした。

出会った時は、私たちは15歳、井上直久先生は25歳…担任になって、広告代理店上がりの変わった先生だなあと。でも風貌も話もとてもユニークだった先生に、私たちは引き込まれていきました。私は高校3年で理系のコースを選ばなければ直久先生が3年間担任だったのに、理系クラスへ行き、それなのに高校3年の夏休みになってからやはり芸大にどうしても行きたいと、常識的には遅すぎる進路変更を井上直久先生に相談しにいった、やっかいな生徒だったのですが、先生は今からだと1年次から芸大目指している子にはかなり遅れをとるから、画塾にも行った上で、毎日デッサンを描いて僕にも持ってくるように。勿論学科試験の勉強もした上でだよと言ってくださって、厳しい批評に涙が出ることもありましたが、真剣に向き合って下さったから、無事芸大へ合格できたのです。

出会った15歳の頃の私は、前年に姉を自死で亡くした大きなショックと
悲しみを、両親に私まで心配かけてはいけないと、必死で胸に押し込めていた…もう半世紀以上を経ての今、この親友と、井上直久先生との出会いは、そんな私への神様からのギフトだったのかもしれない…そう思っています。

井上直久展は阪急うめだ本店美術画廊で、2月19日〜25日まで。
(昨年仙台三越美術画廊で、偶然お隣どうしで個展出来たことは奇跡でしたが、今年の私の阪急個展は7月16日〜22日です)
| - | 13:17 | comments(0) | - |
君の ゆく道は 

時々雪の舞う日が多い日々、皆さん元気でお過ごしでしょうか・・・
私は、娘を見送った後の先週末は、長年教えた大手前大学の卒業制作展へ。
昨年春まで教えた学生3人が受賞していて、後ろから見守った表彰式後に、おめでとうと声をかけたら、「わ〜!井上先生〜」と喜んでくれてハグ。それぞれ色々あったけど、頑張り屋さんでしたから、よく頑張ったねと、私も嬉しくなりました。
そして、絵画の合評会にも呼んで頂いて参加。
そこまでは良かったのですが…帰ってから胃の痛みがきつくなり、夕食もとれずにダウン。翌日、翌々日くらいまで、胃の痛みと微熱で、久々に家にこもって…まあ昨年は本当にあちこちに飛び回りながらの多忙な中、一度もダウンすることなく走り抜いたから、そういえば、大学の勤務中は、毎年授業が一段落する2月頃に3日間高熱出したりして〈魔の2月〉と言ってたっけと思い出して苦笑。
寒い中家にこもってゆっくりする日もたまには大事かと〈アトリエはこの時期本当に底冷えの寒さなので)それでも動けはするから、確定申告書類を整理したり、時々海と空の色を眺めたりしていました。


その後復活して、いつも六甲ミーツアートでのパフォーマンスが秀逸な松蔭中学高校美術部の神戸ワールド記念ホールチョコレート化計画のイベントへ、なんとか駆けつけチョコを買って応援したり、元町映画館で1月17日から上映されてた「港に灯がともる」もなんとか拝見しにいったり・・・昨日は友人夫婦の素敵な二人展を拝見しに滋賀県大津市まで。
時間は限られているけれど、なんとかこうして動き回れる事、健康に感謝です。

今日はまた朝から地域の義務教育学校の図工授業サポートへ。
そして今から制作も。
画像は少し前に4月のBreeze展案内状に掲載の為に仕上げた最新作、「君のゆく道は  」今日その校正原稿のメールも入ってきました。素敵なメンバーとの5人展、4月8日〜27日京都ギャラリーなかむらです。お楽しみに・・・!
| - | 14:40 | comments(0) | - |
2月になりました
毎年この時期に言ってますが、年が明けた後、1月2月3月はあっという間に過ぎてゆきます。昨年の今頃は、大学授業締めくくりや成績評価、退職にあたっての引き継ぎもあり、加えて確定申告の準備と、3月末からの京都個展準備に追われていましたが、今年は、そのO大学の諸々はないのに、なぜか一段と気ぜわしく・・・
1月中に鳥取へ行ったり四国へ行ったり、次女の引っ越し。。。
気がつけば2月になっていました。

先週末は、NHK文化センター神戸教室へ。講座後に、親睦ランチ会。本当なら、昨年秋の彩洋会展終了後、年内に慰労会・忘年会として開催するはずだったけれど、私が個展でばたばたしていて年を越し、1月も色々な行事が目白押しで2月に。申し訳なかったけれど、出席された生徒さんみなさんそれぞれに、今年の抱負や知らなかった近況自己紹介も聞けて、和やかに良い会になりました。

日曜は朝から地域の防災減災を考える 実行委員会に。来月初めに義務教育学校で防災フェスタを開催するので〈なかなかの規模のもので、昨年も沢山の方が参加)、私もまた受付業務を任される予定なのでした。

月曜は早朝から大荷物で巣立つ次女を駅まで車で送り、冗談言い合ったリしながらの別れ際に小さなプレゼント渡されて、帰って開けてみたら出てきたカードに書かれた文章に思わず涙腺が・・・
小さい頃から要所要所で泣かされた〈良い意味で)の次女でした。
3年8ヶ月頑張ったカフェを閉じる決断をして、(それも泣いてくれた常連さんがいたほど愛された店にして)遠く雪国へ嫁ぐ彼女に、とにかく元気で、、無理しないで、幸せになってねと…それだけを思っています。





| - | 23:29 | comments(0) | - |
今年からまた挿絵を

今年からまた神戸新聞に、隔月に掲載される文芸の入選小説ページに、挿絵を担当することになりました。
読者から寄せられたエッセイ・短編小説の中から選ばれた作品、素人とはいえ、いえ素人だからこその、身近に起こったことへの想いが素直に込められている…まだ1回目のを読ませて頂いただけでもとても心に響き、これは責任重大だなと。12月の個展真っ最中に届いた原稿に、深く感じ入りながら、、、でも、絵の説明にはなってはいけない〈以前の挿絵の時も思ったことでしたが)、読んだ人それぞれの解釈やイメージがあるから、ほどよい距離感を保ちながら、色々頭を悩ませて、忙しい年末年始でしたが締切りに間に合うよう描いて送ったのでした。

絵のタイトルは、小説のタイトルとは別に画家が決めるとのことで、私がつけました。
これから、神戸新聞の文芸のページに、奇数月・第3月曜(原則なので、何かあると変更もあるかも)、その時に選ばれた作品に添えての掲載になります。
4月のBreeze展、5月の秋田個展、7月のうめだ阪急個展への作品もしっかり制作していきながら、この挿絵の仕事も、ぜひ私にと依頼頂いた気持ちに応えられるように、頑張って行きたいと思っています。




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