2018.02.22 Thursday
忘れてはいけない事がある
京都で「いいたてミュージアム」(18日に終了)の展示を見てきました。
飯館村に起こった事を福島県内外に広く発信し、未来の世代へも伝えていこうというプロジェクト。声高でない「もの」「言葉」「写真」から見えてきたのは、震災・原発事故前の豊かな村の姿でした。 震災から3年後にやっと訪れることできた東北仙台で、ボランティアに来る事などできなくても、とにかく今の東北を見てほしい、来てくれるだけでいいんですと言われた現地の方の言葉が胸をついたし、福島県立博物館長・赤坂先生が、震災20周年の神戸に来て語られたときの「東北は見捨てられている」というような言葉も胸にささりました。 震災から3年後、3年経っていても、レンタカー借り一日中走って走って走り続けても、海沿いに延々と続く荒野(もとは村や町があった残骸が所々にの)、海は静かにそこで輝いているけれど津波の爪痕は果てしなく…そこここから立ち上る想いを感じて…直後の個展に出した見て来た道を描いた大作130号の前で、ずっと涙を流していた東北から来た女性はどうしておられるだろう。 あれから4年。 毎日仕事や父の病院や、亡き叔母の手続きの事での色々や娘の結婚式の準備や、展覧会の準備や相談事や頼まれ事も次々入って来るのだけれど、 今年の3.11、何とかまた走って見てこなければという思いにかられています。
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