2010.10.22 Friday
生き方に迷いながら・・
先日誕生日を迎えてから、やはり頭をよぎるのは、母が死の宣告を受けた歳まであと2年、亡くなったのはその8カ月後・・・(母の母もたぶんそれくらいかそれより若くで亡くなっていて・・)
母と同じになるとは限らないし、母や姉の分まであなたは長生きできるよって言ってくれる友達もいるけど、とにかく、そういう年齢に・・あのときの母に近い年齢に自分がなってきたんだ・・ということ。 今、自分の生きて行き方は、これでいいのかな・・ 答えのでないことを、時々自問してしまいます。 水曜日は、大学の授業は推薦入試で休み、アトリエで少し制作してから、京都造形芸術大学で、来年開催されることになった、恩師・故・三尾公三先生の展覧会実行委員会に、メンバーとして参加してきました。 かなり前に、このブログでも少し書きましたが、岐阜県美術館で今年没後10年になる三尾公三先生の展(11月2日〜来年1月30日)が、生前三尾先生と会って作品に加えその人柄にも惹かれ、熱く尽力してくれたH学芸員のおかげで実現することになって、でも、その後の巡回展をどこかでというご相談には、私なりによく知る学芸員さんや館長クラスのかたに、いくつかの美術館に相談に行ってみたりもしたものの実現難しく・・・・だったのでした。 それが、ようやく、美術館ではないけれど、京都造形芸大の大きな規模のギャラリー空間で、(京都芸大をやめられてからはそこで教鞭をとられたし)展覧会実現となり、同僚だった先生や教え子先生方中心に、学外からは唯一私もで実行委員会発足。 来年5月25日〜6月14日の展覧会にむけ、予算の配分や、会期中のイベントや、色々の相談・・動きだしました。 三尾公三先生は、本当に厳しい方でした・・・・ でも、人や学生に厳しい以上に、自分にものすごく厳しいかたでした。 私が今どんなに大変なことがあっても何とかがんばって作家として続けてきた根底には、あの先生との出会いがあったればこそ・・ 厳しいけれど、困難の中で必死で頑張ってる教え子には、とても温かい励ましも、忙しい中でも忘れず・・ 人間として、作家として、あの先生の背中に学んだものが私にはとてもとても大きいです。 生前、恩返しができるほどの出来のいい教え子とはけして言えなかった私、少しは恩返しができるだろうか・・・そんな思いで先生の展覧会、いいものにしたいなあと。 とりあえず、京都へ持ってくる作品選定も兼ね、実行委員メンバーで、岐阜の展覧会初日・11月2日AM10:00からの開場式に行きます、(前日1日夕方O大学授業終えてから私は遅れて岐阜へ行ってメンバーに合流) 久しぶりの三尾ワールドに浸ってこようと思います。
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