2007.04.21 Saturday
だいじょうぶ だいじょうぶ…
木曜は息子の小学校の新年度初参観日でした。今週は木曜以外全て教えに出勤の為、来週送らねばならない京都の展と新聞挿絵の絵の締め切りが迫り、夜中と朝からもギリギリまで制作して駆け込みました。(その後懇談会、そして飛んで帰り,夕食準備してまた飛び出し,夕方から中学のPTA会議が8時過ぎまで…)
授業は国語、班ごとに上手に読む練習を工夫して発表。それは、いとうひろしさんという人の「だいじょうぶ だいじょうぶ」という文章でした。 昨日も泊まりに来ていたけれど、バタバタ忙しい中ゆっくり話しもできないまま,また送り出した,今年83歳になる父と、息子の姿と重なって、胸が熱くなりました。以下その文章の一部です。 [僕が今よりずっと赤ちゃんに近く、おじいちゃんが今よりずっと元気だった頃、僕とおじいちゃんは毎日のようにお散歩を楽しんでいました。 ……中略…… でも、新しい発見や楽しい出会いが増えれば増えるだけ、困った事や、怖い事にも出会うようになりました。 …中略… だけどそのたびに、おじいちゃんが助けてくれました。おじいちゃんは、僕の手を握り、おまじないのようにつぶやくのでした。 「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」 それは、無理してみんなと仲良くしなくてもいいんだって事でした。…中略…それはたいていの病気やけがは、いつか治るもんだって事でした。…中略…それは、この世の中、そんなに悪い事ばかりじゃないって事でした。 「だいじょうぶ、だいじょうぶ」ぼくとおじいちゃんは何度その言葉をくり返した事でしょう。 …中略…… 僕はずいぶん大きくなりました。おじいちゃんは、ずいぶん年を取りました。 だから今度は僕の番です。おじいちゃんの手を握り、何度でも何度でも繰り返します。 「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」だいじょうぶだよ、おじいちゃん。]
| - | 23:03 | comments(3) | - |
|