2007.10.07 Sunday
先日の記事「祓い」の種明かし
先日毎日新聞の記事を見れなかった方のため、意味深な書き方してしまった「お祓い」の意味、陳舜臣先生の「海の世紀」の今回の内容についてちょこっと概略を書かせてもらいます。
今回は海にまつわる話として、鮭が、3年も4年もアラスカの南水域まで行っていながら、自分の生まれた川に戻ることができる不思議、それが嗅覚によるという説、そして人間は2本足で鼻が地面からはなれた為、嗅覚がだめになり、その弱点を補うために犬を飼い始めた・・三千年以上昔の殷の古墳から、犬・または犬を連れた人間の遺骨が出土するのは、初めて行く所「冥土」にはどんな邪悪なものがいるかわからないし、犬を殉葬してその邪気をはらう事となった・・旅行や遠征の前におはらいをする、そのお祓いの字は、犬に、刀か棒か?1本のを加えて、犬殺しを指す・・・ ということなのでした。 もし、鮭の嗅覚がすぐれていることが大昔からわかっていたら、 われわれの祖先は犬の代りに鮭を殺して、そしてついでに食べていただろう・・とも。 子供の七五三などに気軽にしてもらっていた「御祓い」にも、深い意味があったんだなあ・・とちょっと寒気の私だったのです。
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