2011.04.14 Thursday
立ち上がりのエネルギー
大学で心理学を学んだ時、「立ち上がりのエネルギー」というものがあって、それが中々大変ということにとても納得した覚えがあります。
ちょっと登校拒否気味になった子が元気になっていたのに、春休みや夏休みや長期休暇の後の新学期立ち上がりに、またしんどくなる…あるいはちょっと心の病が改善したあとに、復帰する新しい立ち上がりにはまた普段以上のエネルギーが必要になる…それは自殺した姉にも、一時期高校に行きにくくなった長女にも、重なり… そしてそれは精神的にしんどい状況にある学生だけでなく、ごく普通に頑張っている先生も社会人も同じ。 今週は、大学の新年度スタートの授業が続き、月曜は夙川キャンパスで、火曜は伊丹キャンパスで、今日水曜は滋賀県雄琴キャンパスで… こちらもまた全く新しい顔ぶれとの顔合わせで、いかにわかりやすく説明もし、これからの授業に興味を持ってやる気を出して貰えるようにの大切なスタート、出だしの良し悪しで随分後々違ってくる事を、永年の体験で痛感しているだけに緊張もあり… もちろん学生たちも新学期スタートに緊張していて… 何とか順調にそれぞれの授業スタートできてちょっとホッとしました。 そして昨日は、一昨日、また大きな東北での地震に心配メールし、大変な中返信無用だからと自分で言っておきながら、返信ないのが改めて大変な状況になってるのではないかと心配でたまらなかった仙台の友人から、メールが遅れて届いたから返信遅れたけど、大丈夫だよとメールがあり、今は日本中どこで地震起きるかわからない状況だしそっちも気をつけてね、とか、何もできない私に、こうやってたびたびメールで心配してくれてるその存在があるだけでありがたい、元気貰ってるよとの言葉…逆にこちらがまた涙…でした。 本当に、東日本の方々に、今からの「立ち上がりのエネルギー」ものすごく大変な長くて辛い日々を思ってしまいます。
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