2021.05.12 Wednesday
言葉の大切さ
緊急事態宣言が延長になり、大学の授業も非対面オンラインでが延長になりました。
実技を教える授業は、メールでの画像やり取り、ZOOMミーティングも組み入れながらも、やはり目の前に作品を見ながらアドバイス・実際に描いて見せる・顔の表情や反応を見ながら対面で話すのに比べたら、伝わる事が半減…いやそれ以下になる気がして歯がゆく、、でも、変異株ウイルスが急速に広がっている(そして若い人が重症化している)ニュース報道に、今しばらくは何とかこの授業形態で、できる限りのことをやっていくしかないのかなと、頑張っています。 そんな、学生とのメールやり取りに追われる毎日の中、ちょっとした言葉が気になったり、こちらが発する言葉にも、誤解がないように気をつけたり、顔を合わせない日が続く中、言葉の大切さをまた痛感しています。 大学へ来ないで家での授業になると、ずっとこもりきりで気持ちが沈むと言った学生には、思わず授業とは関係ないけど、「窓を開け、空を見上げて深呼吸してみて」と返信したり。。。 学生とではないですが、娘の店に立っているときに、一人で来られた方へのさりげない声掛けから、その方が身の上話を語り出されたり… 一昨年の個展を「言葉がくれたもの」というサブタイトルにしたのも、私自身が永年「言葉」に助けられたり心動かされて創作に向かえてきたからで…(ただ、うっかり者の私は、いらんこと言ってしまう事も多くて、よく反省もするのですが) 言葉の大切さを、しみじみ思いながら、 「そっと 静かに 本をめくるようにして その人の心に向き合ったのかもしれない」詩人・和合亮一さんの「言葉」を、思い出していました。
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