YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
春の嵐
明日はもう4月というのに、朝からの雨と強い風で、薄いコートで出た身体にはこたえるほどの寒さだった今日…
明日は滋賀県雄琴の成安造形大学入学式。今日より寒そうで心配です。

いよいよ新年度スタート。

息子の入学式も翌週にあり、成安造形大学と、大手前大学、NHK文化センター、兵庫県立美術館の美術講座、教える仕事も皆一斉に新学期スタートする…責任持ってこなさないと…
そして、5月の京都市美術館Ge展(130号2点出品予定)と京都・ギャラリーa企画のBreaze展(赤松玉女・奥田輝芳・日下部直起・荒牧陽一郎・井上よう子)、6月のギャラリー島田での個展とその時10年ぶりに出版させていただく画集の編纂ももうどんどん進めないとタイムリミットはすぐそこ…(有り難い事なんですが)
とにかく時間を有効に使わないと…と焦る焦る…
でも焦ると逆に空回りや忘れ物やらかえって時間とってしまい自己嫌悪。
ちょっと一休みして考える意味もこめ、私の体調不良を心配する高齢の父に背中押され人間ドックに入ってきました。
ガンなど大きな事はひっかかる事なく一安心。でも気になる値あり再検査言われるグレーな結果、う〜〜ん…
今日もアトリエで作品のブルーに向き合いながら、気持ちもブルーになるのはちょっと困りものですね。

「大丈夫」、と、いつも学生や子供にかける言葉を自分に呟いて、時々深呼吸して
がんばろう。
| - | 22:15 | comments(0) | - |
懐かしのオリンパスOM-1 で撮影

高校時代、何とかお年玉やお小遣貯めて買った一眼レフカメラ「オリンパスOM-1」
もちろんデジカメではありません。
小さくてシンプルで、でもレンズがいいからと…当時バスケット部コーチに来てくれてた写真専門学校生で自宅が写真屋の先輩に相談して進められ、ちょっとまけて貰った上、まずついている標準レンズを外して(もう少しお金貯めて必ず買うからと置いといて貰って)欲しかった望遠レンズを先に着けて買うなんていうわがままをさせて貰い買ったカメラ。
17歳の頃だから、あれから30数年、一眼レフにしたら小さく手に馴染む…と言ってもコンパクトカメラよりはずっとかさばるけれど…本当にあちこちに持って行き、しばらくして標準レンズも、大学入ってからはアルバイトして広角ズームレンズも買い足し、アーネスト佐藤先生の写真集中特講で何百枚の白黒写真撮りまくったのも(その中から暗室で大きく伸ばした房総の海の写真など今もあります)、卒業旅行で皆で格安でヨーロッパ駆け巡ったときも私の片手に。

2004年初めてデンマークでの展覧会の時は、もうデジカメ主流でカタログ用画像もデータで送り、沢山のスナップもコンパクトデジカメででしたが、展覧会会場やモチーフに使いたい風景はこれでと持って行き、オートマティックでなくマニュアルならではの「この絞りでこんなシャッタースピードでギャラリー内で撮れるなんて!」夏のデンマークの光量の多さに感動したりもありました。

しばらくしまい込んでいたけど、昨日久しぶりに130号作品撮影に引っ張り出して(「現代の洋画」依頼の掲載画像はできればポジの方がいいようで)、リバーサルフィルムを巻き、動きにくくなってる内蔵露出計も電池入れかえ何とか時々けなげに動き…、
私がよく落とすから傷だらけのボディにも、愛着と沢山の思い出がフラッシュバックしてしみじみしながら…
3時間睡眠で何とか仕上げた130号作品を撮影していました。
| - | 17:27 | comments(2) | - |
かつて…「日記」と言う作品に出会った

芸大生だった頃だから、もう30年以上前…
皆が「作品作り」「絵作り」に躍起になっていた。
「それ」を作品として成り立たせるために、抽象はミニマルに、あるいはニューペインティングふうに、具象は奇抜なデフォルメやシュールリアリズムに、とにかく捏ねくりまわして駄目にしたりもして…
そんな時に出会った「日記」と言う作品。
当時40歳になるかならないかの野田哲也さんの、息子さんの画像の上に、息子さんが描いた落書き画像(目を離したすきに描かれていた)を重ねて刷った版画作品。
こんなにある意味プライベートな私的画像をシンプルに重ねるだけで、(そのただ重ね方が絶妙なわけだけど)こんなに素敵な作品にできるんだ…衝撃でした。
他にもその日付が入った日記シリーズ…
さりげない日々の自画像、その日届いた贈り物など…
それらの作品達と、ご本人のギャラリートークが聞けると言う初日土曜、アトリエでの時間も足りないし体調もあまりよくなかったけれど、少しだけでもと神戸・ギャラリー島田へ飛んで行きました。。(4月4日までやっています)

日々慌ただしく時間だけがあっという間に過ぎてゆき、今日もわずかな時間を縫って制作していた私は、作品の前で空回り…
少しの時間でも、野田哲也氏の作品と触れ、お話聞かせて頂いた事は、とても貴重なひとときでした…
| - | 18:14 | comments(0) | - |
春の訪れ…

今朝早く、ゴミを出しに出たら、まだ我が家の前の桜たちは先日来の寒さでたくさんの蕾も固いまま。
でも足元に…、大好きな青紫の花「ピンカミノール」がたった一輪花開いているのを見つけました。
いつも春になるとマンション敷地内あちらこちらの地面に愛らしく群生する…その小さな花の色が大好きな私…
「久しぶり!」って、春が声かけてくれたような気分に。

昨日、我が家の息子にも長かった冬が終わり桜が咲きました。
第一志望の公立高校に合格…「おめでとう、また思い切りサッカーできるね」に嬉しそうな笑顔。先週の入試から「数学できんかった…いつもは数学ができたのに…」と帰ってきたので心配していたのでした。

そして一緒に受けたサッカー部仲間も皆合格したよう、
みんなほんとによかったね…
アトリエへ走りかけたら何人かに出会い、「おめでとう!」皆とびきりの笑顔でした。
| - | 14:04 | comments(0) | - |
考えさせられた…それでも生きるということ…
今日も色々いい出来事もあったのですが、この数日書けなかったからまずは順を追って…

木曜、過酷な体験した友人を励ましに親友・由季子と千里丘まで行き、涙涙で話聞いて遅く帰りました、それについては後で…

それから家事して2時に寝て翌朝金曜は5時起き。
次女の短大卒業式に、振袖と袴の着付けに6時半に車で美容室へそして8時半に大学へ…。
キリスト教のチャペルでの卒業式は、パイプオルガンの音色や聖書の言葉、歌、心に響きよかったです…
が、寒い場所での待ち時間が寝不足の身体にこたえ、色々終わって帰宅した夕方頃からめまいや悪寒…計ると熱。早くに寝て何とか熱下がり土曜は朝からNHK文化センターの仕事(ターナーさん協力依頼しての画材講習)と、午後大手前大学卒業式へ滑り込み…凄くタイトなスケジュールでしたが無事いい感じに熟せて、教え子と別れの熱い握手もできてよかった…。

木曜久しぶりに会った友人-高校時代からのバスケ仲間-は、結婚してすぐにガンで子宮全部取り、定期的に病院かかりながら、嫁ぎ先の経営厳しいクリーニング店も切り盛りし、やや障害がありはった義理の父母も介護し看取り、本当に苦労の連続でした。
それでもいつも会うと元気に陽気に振る舞うし、逆にこちらの大変を心配してくれて…
そんな彼女も3年前に最愛のダンナさんがガンになり、手術しても再発して手の打ちようもなくなり、なるべく家で看護してあげながらもたびたび緊急入院の繰り返しで先に希望がない日々に「何だか嬉しいとか幸せとか感じるセンサーが壊れてるかも…今の私」便りやメールには、やはり辛い毎日を滲ませるようになって、励ます言葉も見つからずに、ただ「いつも皆で心配してるよ、一人じゃないからね」くらいしか…

最期の1ヶ月は、家で看取ってあげたいと連れ帰り…でも、もちろん仕事も休んで24時間…自分がトイレに行くわずかな時間にも点滴引き抜いてたりの壮絶な看護の日々…
話す彼女も聞く私達も涙だった…
でも、それでも、今、たまらなく寂しい、一人ぼっちになった気がして、なんで私も一緒に連れて行ってくれなかったん?て思うと。そして今、それでも生きるためには働かないとだから、悲しみに浸る間もなく仕事に復帰。
多分、彼女には今それがなかったら、働かなくても暮らして行けたら、永年の過酷な看病生活にどっと疲れが出て寝込んでいた…
神様の差配…
私は神様はきっと全ての人にバランスを取って下さると信じてるので、これだけ苦労重ねたタケ(友人のニックネーム)は、これからきっと幸せが訪れる…
信じ、願っています。
| - | 01:56 | comments(0) | - |
ギャラリー島田火曜サロン

昨日は、ギャラリー島田の火曜サロン「ごちそうさまでした、シューベルト」弦楽器室内楽団、ザ・ストリングスの演奏会でした。

島田社長は3.11は「竹下景子さん詩の朗読と音楽のゆうべ」にアーツエイド東北の理事として忙しい中東北・仙台まで参加され、昨日は東京でのシンポジウムにパネラ-の一人として講演、サロン始まる頃は、講演終えて東京からの新幹線の中、

サロンは島田さん不在で大変なのではとお手伝いに駆け付けたのですが、島田さんの片腕スタッフ林淳子さんが、しっかり開催中の森本秀樹展の紹介もしつつ仕切ってサロンコンサートは始まり……、

ビオラとバイオリンとチェロの弦楽器だけの絡み合うハーモニー、その切ない響きあい…

なんだかまた新しい作品のイメージがわくような思いで聴き入っていました。

チェロの森さんのMC(演奏合間の語りや解説)が、まるで落語家さんみたいに面白く、シューベルトやシューベルトが影響受けたベートーベンの色々なエピソード、演奏が中身濃くて長引いたし時間なく、「あ〜もっとこれもしゃべりたいけど時間ないからはしょります〜」

ザ・ストリングスさんらは翌日つまり今日から東北へ入りチャリティコンサートされるとも聞き、「凄くよかった…東北で頑張ってきて下さいね」思わずスタッフの顔で、ギャラリーから送り出していました。
| - | 23:58 | comments(0) | - |
戦士の休息…?

息子の受験が終わりました。結果は神のみぞ知る…来週月曜発表です。

「どうやった?」
「数学全然あかんかった…理科はかなりできたけど…微妙…」
沸かしてやったお風呂にも入らず、今夜は死んだように寝ています。

母は心尽くしのお弁当と温かいお茶持たせせめてものエールでした、が、早朝バタバタ…で画像なく、これは前夜の夕食。息子の好きなエビ・アサリ・イカたっぷりのシーフードクリームシチューと、豚平焼き。

画集の構成ラフ案をメールで送るのや、その他色々並行しての仕事忙しくこなしつつも心落ち着かない一日でしたが、昨日今日、新聞などで、同じくらいの娘や息子亡くした母らの言葉に、胸詰まり涙の連続。忙しくとも普通の日常を暮らせる幸せをまた思います。
| - | 01:08 | comments(2) | - |
たったそれだけの勇気…
たったそれだけの勇気がでなかった自分に落ち込んでいます。
今日の午後2時46分、友人と歩いていました。
ラジオをイヤホンで聴きながら歩いていた友人が「時間だ」「え?」聞き返す私に、「震災のあった時間になりました…」

あぁ、昨年成安造形大学卒業式を大津プリンスホテルで終え、専攻ごとに部屋に別れた時、長〜く揺れを感じたあの時刻。
晴れやかにパーティーに向かう沢山の学生と、東北から来ていて実家に連絡取るよう言われ電話が繋がらない学生と…
明暗が別れたのです。

立ち止まって黙祷しましょうか… その言葉が喉まで出かかったのに、
「黙祷なんかしたくない」そんな被災者の言葉を聞いた事があって…
友人は、阪神大震災での被災者だから…
一緒に…というべきなのか、躊躇するうちに歩きつづけてしまった。

したくなかったかも知れないけど、時間を私に告げたのは、逆に共に祈りたかったからかも知れない…

聞いてみる…そんな小さな勇気がでなかった私が、情けない…

今日は、東北仙台で、1・17から3・11へ、竹下景子さんの詩の朗読と音楽のコンサートもあり、(明日の息子の早朝発の高校受験がなければ…、真剣に一度現場に行こうかと時間を確認していました)
忙しい中でも朝から仙台へ行かれるギャラリー島田・島田さんに身体気をつけて頑張って来て下さいメールしたり、
友人と会う直前には、遠くから竹下景子さんの集いにエールを送るツイッター書き込みもしていたのでした。

これからも、自分が今すべきこと、迷ってばかりだけど…、小さな事でも自分にできる事、していけたらなと思います。亡くなった沢山の…一人一人かけがえのない命に…、祈る思いずっと忘れずに…。
| - | 21:56 | comments(0) | - |
卒業…あんなに小さかったのに…

みんな大きくなったなぁ…
今日、冷たい雨の中、息子の中学の卒業式でした。

自分の思春期中学時代、3度もの転校が本当に辛かったから、子供らにはそういう思いさせたくない、小・中学時代転居はしないと決めて、自分の京都方面の仕事と明石の父親と何とか両方行ける中間・西宮浜に引っ越して来たのが14年前…
ここ西宮浜は震災後にできた街でライフラインしっかり地下に確保、定期的に来る足の悪い父にもバリアフリーなのもいいなと。

普通は小学校何校かで中学になるのに、西宮浜小学校から私学進学や転居以外はそのまま同じメンバーだけ、道隔て隣の西宮浜中学へ。なので、9年間の長〜い仲間たち、「小学校入学式も雨だったよね」サッカー部お母さん仲間と懐かしく思い出していました。

しょっちゅう試合応援に行き、うちにもみんなで遊びに来たり、映画にもうちの8人乗り車ともう一台で纏めて乗せて連れてったり連れて行って貰ったりのサッカー部仲間は特に、一人一人卒業証書授与で名前呼ばれるたび、大きくなったね…としみじみ。

在校生からの歌と、卒業生の大合唱には、こらえきれず涙…
涙拭き拭き真っ赤な顔で歌ってる女の子たちを見て、また貰い泣き。
いい卒業式に感謝…でした。

そして…、私のO大学教え子と中学同級生だった若い担任T先生、初めて担任した子らを送り出すから…もう式後は涙でボロボロ。
クラス替えありながらも息子は3年間担任で、一緒に写真撮って貰いながら、息子は3年で身長追い越したお兄ちゃんのような先生を見下ろして照れ笑い。

写真は13年前、私と長女次女と下にくっついてるのが息子です。いつも私に纏わりついて泣き虫でおしゃべりだった息子も、今日は他のお母さんに言われてやっと私と写真とり…
とにかく、月曜の公立高校入試に向けて勉強するわ…ボソッ…大きくなりました。

自立できるまで、まだまだ色々ありそうですけどね。
| - | 23:12 | comments(0) | - |
ミナミナさんのblog に書いて下さったこと…
先日書いた、展覧会の私の絵の事を書いて下さったblogはこちらです。
http://pure-minamina.blogspot.com/2012/03/blog-post_05.html

芸大同級生イラストレーター尾中君のblogにお互い書き込んでいて繋がった(息子さんがラグビーしていて、元々ライターの仕事されてた事もあり、尾中君行きつけのラグビーバー・マスター取材し電子書籍も出された)素敵な、頑張り屋の女性なんです。

人との出会いはほんとに偶然で…ひょっとしたら一生出会わなかったかも知れないのと紙一重…
でもそういう出会いで色々な世界とまた出会わせて貰ったり、精神的に助けられたり…

それは偶然であって偶然でない(神様がしくんだ?)必然の出会いなのかも知れないな…

最近しみじみ思います。
| - | 21:06 | comments(0) | - |
感謝を胸に…次へ…

今日で、「1.17の画家たち展」(芦屋・アートスペース高瀬舟)終了しました。

2月11日から3月5日までの会期中、初日と最終日と、間に2回、それも少しずつしか在廊できずで、今日芳名録見せて頂いて、沢山の方、遠方の方や、知らせてないけど多分blogなど見て来て下さった知人友人の名前もあり、また、展覧会感想を書いて下さった方々(前に書いた新聞記者さんらも、今日連絡貰って拝見した、丁寧に私の絵への想いや画像を載せて下さったblog…感謝でいっぱい…

私が言葉足らずの(自分が言葉にできない…言葉にしようのない…想いを絵で表現しているのもあり)部分を、こんなふうに捉え、沢山書いて下さってること、感激しながら…

終了したからホッとしている暇はなく、次の5月の京都市美術館Ge展への大作、同時期のギャラリーaでの中・小品数点、6月のギャラリー島田での個展、それに合わせ出版する10年ぶりの画集制作、頑張って進めないとと、気を引き締めて頑張ります。
画像は個展に向け制作中の10号部分。

でも、今週金曜は息子の中学卒業式、来週月曜は高校入試、彼にとっては人生に一度のそれぞれ…
悔いなくいい日にできるように…、母としてフォローもしないとね。
| - | 00:06 | comments(0) | - |
3.3 神戸から京都へ…

少し春の風感じながら一日駆け巡りました。

朝は、明け方まで受験勉強して寝ていた息子に朝食と指示書きおいてNHK文化センター神戸へ。「大好きな絵を描こう」講座和気藹々と、また井上教室講座生秋の展覧会の相談もしながら指導。骨折の足引きずりながらも来てくれた年上生徒さんもいて、またこちらが元気貰ったな…。

12時半終了し、神戸駅から新快速に飛び乗り京都へ。地下鉄乗り継いで京都市美術館。先輩や友人ら出品の独立春季展。今回は昨年亡くなられた芝田耕氏の遺作展の部屋もあり、一つの時代を感じました。
(私も、大学4年で初入選してから2000年にフリーになるまで20年所属した会派です)。

またバスに乗って上終町の京都造形芸大へ。学内展示の卒業制作展。最初どこをどうやってと迷いかけ、受付スタッフにマップ貰って、あとは要所要所にいる学生スタッフに聞いて下さいと。
美術館なみのラウンジギャラリーからギャラリーオーブへのひと続き。オーブ前は吹き抜け空間もあり、高い天井から吊す大作は圧巻。その背後にヤノベケンジ氏のジャイアントとらやんが立ってるのは反則?販促?
何だか横浜トリエンナーレなみ…神戸ビエンナーレより上かも…の規模。
そこからまた上に上がって抜けて、私も夏休みに通信の方教えたNC棟へ。洋画・日本画、染織テキスタイル、途中横の棟にも抜け立体造形や陶芸…目が回りそうになりながら階段昇り降り歩き回り…受験直前の息子の夕食作りに帰る時間気にしながら…走るように。、

たまにこれで卒業制作でいいの?と思うのもありましたが、レベルは高い物が多く、特に大学院生は見応えがありました。

洋画教授の奥田君(芸大同級生で、5月にまた京都・ギャラリーa企画Breeze5人展でご一緒します)に出会い、最後にこども芸術学科の展示棟にも案内して貰って、お茶飲んでったらと誘ってくれる奥田君にありがとう、でも急ぐしと失礼して、またバスに飛び乗りギャラリーa・黒川彰夫展。
黒川先生夫妻と久しぶりに歓談、オーナー村上さんとはBreeze展の打ち合わせも、ちょうど来られた精華大学洋画教授・生駒さんも久しぶり、(見た目は厳ついひげづらながらめちゃ面白い方)とも慌ただしい時間の中、各大学卒業制作展の情報交換。
美術館でも造形芸大でも、知人作家さんや教え子やら思いがけず沢山出会い、ほんとに濃く、駆け抜けた一日でした。
いい刺激貰ってまた明日から頑張らないと…。

画像は色彩オンパレードの部屋から次に入ったら白一色が印象的だった染織テキスタイルのある一室です。
| - | 23:05 | comments(0) | - |
ひこうき雲

4年に一度の2月29日。

毎年、私にとって「暗い2月」
大学の授業それぞれが終了と同時に、1年間の緊張と疲れが堰を切るかのように体調崩し熱が続くのと、忙しい毎日の中、大雑把に纏めるしかしてきてない(毎年この時期には毎月ちゃんと纏めようと反省するんですが…)確定申告の為の沢山の書類や伝票や証明書や源泉徴収証との、頭から火を噴きそうになる格闘…でも税理士さんやら人に頼むのでなく自分ですることで、4つの大学やNHK、モーネ工房で教えた仕事、各ギャラリーで個展やグループ展での様々な収支、岩波ジュニア親書の表紙絵の仕事、色々に感謝したり思い出しながら確認できるのです…大学前年度反省や次年度打ち合わせ、書類作成もあり、もちろん作品制作もしないと…で短い月なのに怒涛の日々。

一日多いだけでもラッキーと思う事にして、この3日間夜中も頑張って、昨年は3月に縺れ込んだ申告を、ぎりぎり閉まる直前に税務署に滑り込み、2月29日に完了。

税務署からの帰り、見上げた空のひこうき雲が、とても清々しくて…
学生時代に聴いたユーミンの「ひこうき雲」…その少し前に亡くなった姉と重なる想いで聴いたこと…思い出していました。

火曜夕方は息子の中学で最後の懇談会、卒業式までもう10日の担任の先生の言葉にじんとしながら、長女から足掛け12年何度も訪れ、私の大作もかかり、元永定正先生の作品も点在する西宮浜中、入学時色々に荒れてた事もあり何回も仕事の合間にも行って、学内パトロールもしたなど思い出もいっぱい。
「無事に…何とか無事に…卒業させられるようにとひたすら思ってきた」と言う先生もいらして、感慨新たでした。
| - | 01:12 | comments(0) | - |
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