YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
光と影
12月22日の神戸新聞夕刊掲載の「随想」私のエッセイ最終回でした。以下に

「イルミネーション煌めく季節ですが、秋から冬は自然の光が一段と愛おしくなる季節でもあります。空気が凛と澄み、影は深く、光が一段と輝いて見えて…。
 この季節我が家から見える朝の風景も、早くから明るい夏と違い起きた時はまだ薄暗く、刻々と明け行く空、それを映す海の色、濃紺のブルーから徐々に光を含んで、さらにピンク・オレンジ・淡いレモンイエローの光も加わってゆく…その美しい色のせめぎあい見つめながら朝食やお弁当作りができるのは、寒く眠い時間を素敵にしてくれます。
 好きなこの季節は、遠い日突然姉が逝った季節でもあり30年前母が死の宣告受けた季節、はかなく散りゆく葉に、ふと遠く切ない記憶も…。
 一度きりの人生で大きな悲しみ苦しみは、できれば少ない方がいい。でも、そういう体験から小さな幸せに気づいたり、今困難の中にありながら頑張る人の真実が心に沁み、普通の生活の中の大切な事が輝いて見えるのかもしれません。
 絵でも、光は明るく描く一方では輝いてはくれません。影の色を描いてこそ光を放つ…。「影があるから光は輝いて見える。悲しみがあるから幸せが輝いて見える。…すべてそういうことかもしれない」。かつて個展で絵に添えた言葉、今もずっと心にあります。
 今回で私の随想担当も最後となりました。書かせて頂く中で自分とあらためて向き合う時間頂いた気がしています。感謝…。
 そして、年明け1月24日~2月19日、かつて亡き恩師も個展をした京都「ギャラリーなかむら」での個展に、ずっと見つめ続けてきた静かな光と影を感じてもらえたら…と思いながら、今日も制作しています。」
| - | 00:23 | comments(0) | - |
ささやかに穏やかにのひと時に感謝

Xmasイブも関係なく仕事と24日最終日の友人の個展駆込拝見して父の病院への予定が(お菓子入りサンタブーツを喜んだ父の夕食介助をして帰宅)、ちょっとしんどい出来事あって予定外に帰省した娘、「何が食べたい?」「グラタン!」。で、それから作って遅くなったけれど、グラタンと昨夜煮込んだポトフと鶏の足焼いたのとモッツアレラチーズのカプレーゼで心づくしのクリスマスディナー。ささやかに穏やかに・・のひと時持てたことに感謝して,明日また色々胸に抱えて帰っていく娘に母からのささやかなエール。
| - | 01:21 | comments(0) | - |
「大好きな絵を描こう」講座
昨日、O大学月曜の授業は今年最終日で締めくくり、木曜にもう一つの授業を残すのみになりました。
学生たちに、良い年末年始をと声をかけながら(2年生は新年に成人式迎える学生達だしとりわけ体調気を付けてねと)、自分自身は年末の仕事納めもなく1月の個展準備と変わりなく毎日父の病院通いしながらになりそうです。

先週土曜は、NHK文化センター神戸教室で担当する「大好きな絵を描こう」講座も今年最後の日でした。
思えば講座頼まれてもう10年。最初からずっとの方、色々な事情でやめていかれた方もあれば新しく入って来られた方もあり、闘病されながらの方もおられるけれど…元気復活されて「絵のおかげ」と言われる言葉に涙出そうになりました…和気藹々と皆さんマイペースにでいい雰囲気。
私自身、日々絵に向かう時間が(どんなに忙しくても色々あっても)自分の生きる力になっているなと実感しているので、
やめざるを得なくて去って行かれる方も(さみしいですが)、そういう絵の持つ素敵な力を、講座で学ばれた事を生かしてお家でも楽しんで味わっていただけるといいなと、それが日々の小さな(でも強い)力になるといいなと思っています。

小さな教室なので、人数があまり増えて机を増やしてもらっても、受講されてる方が窮屈で指導が行き渡らないのでは申し訳ないしと、暫く定員オーバーで新規の見学者せっかく来て頂いたのにお断りしたり申し訳なかったのですが、お仕事やご家庭の事・ご病気など、数人の方が抜けられる事になりましたので、戻って来られる可能性ある方の席はおいておいても、今少し新規入会可能です。
毎月第1・第3土曜、10:30~12:30 JR神戸駅前HDCビル6F,NHK文化センター神戸078−360−6198
 *「大好きな絵を描こう」講座は、水彩・パステル・色鉛筆・アクリルなど好きな画材でその方にあった描き方で、静物・人物・風景など描いて頂く講座です
| - | 14:15 | comments(0) | - |
終わりと 始まり
何だかもう本当に毎日があっという間で、12月になったと思ったらもう半分が過ぎ…気が焦ります。
病院の父は危篤状態を脱してからも、しんどくなる日もあって一時はこのまま弱って行って年を越すのは無理と思われましたが、このところまた落ち着いて、手を変え品を変え持参する食べれそうな物を、美味しいと食べた上にまた明日持ってきてくれと要求もするように。
これは本当に、毎日明るくお世話くださる看護師さんたちや、ボランティアで来て父に良くして下さる方々のおかげで元気を頂いてるのだと、感謝は尽きません。
ただ、緊急事態は常に頭に置きながら、日々の仕事、個展準備。そういう毎日が長くなりました、、、自分が倒れないように心しながら頑張ります。今年が終わり新しい年が始まるのもそんなばたばたの日々の中で淡々と・・・(1月息子の成人式なのでその準備は少しして)

1昨日、神戸新聞「随想」私の担当の7回目原稿(最終回分)を送りました。
毎回色々な方からコメント頂いたり、私の書いた文章への神戸新聞への投稿もあったり、有り難いことでした。
また自分とあらためて向き合わせて頂いて、この終わりから始まる事がある気がしています。

銀座・ギャラリー枝香庵のクリスマス展は明日までとなりました。沢山の方に見て頂けてますように。


| - | 23:31 | comments(0) | - |
いつの日も 風は
昨日7日の神戸新聞夕刊に掲載の「随想」私が担当の6回目です。

「ちょっと哀しいことがあった時に海からの微風に癒されたり、逆に冷たい風は厳しく心に沁みたりします。「風の物語」「風が変わる日」等々、、何度も風をタイトルに入れた絵を描いてきた私は、かつて、大きなバイクに乗って、風を感じて走るのが好きでした。それは芸大4年頃、遅くまで制作していると終バスもなくなり必要に迫られ原付に乗り出したのが発端。時速30km超すと違反の50娶局侫丱ぅ、もっと正々堂々走りたい、大学院に入ると400嫦羞震筏を取り、そしてアルバイトしながら買ったぎりぎり足が届く大きさの250侫フロードバイクで、やがて通学だけでなく休日に河原の土手を上り下りしたり、山を抜けて日本海まで友人と走ったりするようになりました。
 早春の柔らかに光る風、初夏の湿った緑の風、秋の澄んだ空気、冬の刺すような冷たさ、肌で感じながら、時の流れのように次々目の前に広がっては後方へ流れて消えてゆく風景の中をまっすぐに前を見つめながら走り続ける、その五感フル稼働で、緊張感持って季節の風を体感する感じが、とても好きでした。その時に感じた感覚は、今も絵の中に生きています。
 風は時に色々に意味を持ちます。私が風の吹く場所を絵に描くのも、空気澱(よど)まずに風が流れていさえすれば、物事はきっといつかいい方向へいくはず、ある意味願望があります。ノーベル賞で話題のボブ・ディランさんの代表作「風に吹かれて」、村上春樹さんの名作「風の歌を聴け」。いつの日も「風は」何かを語っていて、それをどう感じ何を思うのかは、その人その人の生き方次第なのかもしれません。」
| - | 10:55 | comments(0) | - |
枝香庵のクリスマス展に

銀座のギャラリー枝香庵(銀座3丁目3−12銀座ビルディング8F)
「枝香庵のクリスマス」展 12月6日(火)~15日(木)11:30~19:00(日曜と最終日は17:00まで)

1月24日からの京都のギャラリーなかむらでの個展に向けての制作と並行して、何とか(でも楽しんで)描き上げた、45×15僂虜酩2点、今日発送しました。
左・「光降る日」
右・「あの日見た夢」

堀尾貞治さんなど、沢山の作家さん出品されます。
会期中に銀座へ行かれることあれば、覗いて楽しんでいただけたら嬉しいです。


| - | 22:49 | comments(0) | - |
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< December 2016 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE
+ OTHERS
このページの先頭へ