YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
あなたがいて良かった
なかなかゆっくりブログを書けないままに日々が飛ぶように過ぎてゆきます。

20日(木)は、西宮北口の絵本カフェで、仲島正教先生のトークがあって、ぎりぎり大学授業開始が翌日からだったのでアトリエで制作から聴きに駆けつけました。
仲島先生は、20年前の夏休み(今、そうか、もう20年も前なのかとあらためてびっくり)私たち家族が西宮浜に引っ越してきた時の、長女の担任でした。
思春期の度重なる転校が、本当に辛かった私は、子供らにはそんな思いさせたくないと、思春期になるまでに定住できる場所にと思っての引っ越しでしたが、2歳と7歳の末息子と次女と違い、長女はもう小6での転校で、少し心配していました。そこへ、まだ小学校の2学期が始まる前に、近所の同級生という子らが、遊びに来てくれました。ちょっと驚いていると「担任の仲島先生から言われてん、遊びに行ったれって」「この街は、出来立てで、転校生ばかりやから大丈夫やで」「私も半年前に引っ越してきたとこ」口々に言ってくれて長女もほっと和み、なんて有り難かったことか。仲島先生自身からも、温かい暑中見舞いが娘に届き、新学期が始まる前にこんなにサポートして頂いて…と感謝でいっぱいになりました。
そんな仲島先生が、定年には程遠い若さで職を辞して、教育サポーターとして若手教師を育てるセミナー(子供を良く育てるためにはまず教師を育てねばと)を開催されたり全国講演に飛び回られるようになったのは必然の事だったのでしょう。
小学校で、近くの幼稚園で、大阪のホールで、仲島先生の講演を聞くたび、もう感動の涙、そして涙だけでなく思いっきりの笑い(忙しいのです)
今回は、とても久しぶりにお話が聴けて、「成長しない子はいない」大修館書店発行の仲島先生の本と、「楽しい子育て」国際エンゼル教会発行の仲島先生のお母様の本(この春亡くなられたお母様はやはり偉大な教育者でらしたようで)もゲットできて、この忙しい(時々落ち込んだりの)毎日を乗り切れる元気を頂いた思いでした。
仲島先生の「あ〜よかったな、あなたがいて」「あなたのために」という気持ちが大事、という事、教育の現場だけでなく、家庭でも大切という事、また深く心に響いたことでした。

昨日始まった、デンマーク在住の親友作家YUKO TAKADA KELLERの美しい個展については、また後日!
| - | 23:49 | comments(0) | - |
エール
先週金曜日は父の病院とアトリエ後に、放送作家(ビーバップハイヒールなど書く)で小説家の増山実氏の新作小説についてのトークに駆けつけました。高校の同級生なのです。
彼は日本の近代史の中で知られずにいる事、犠牲になった人たちに光を当て、綿密に調べての史実にフィクションを織り交ぜて素敵な小説に仕上げた3小説を上梓してきていて(こんな事が西宮で、東北で、宝塚であったんだと驚きながら胸にじんと迫る壮大なストーリーでした)、今回のもそうらしい。そしてこれは恋愛小説でもありますねと既に読んだ方が発言されていました。
この新作は、尼崎の小さな映画館から、はるか南の炭鉱の島のジャングルの中にかつて実際にあった映画館へと繋がっていくようです(まだこれから読みます)
最初のページを開くと、
「音ひとつしない映写室の暗闇は、まるで深い海の底に沈んだ貝の中のようだ。」
何て美しい…
「波の上のキネマ」集英社刊行。沢山の方に読まれますように…
頑張る同級生に、その美しい文章のファンの一人としても、心からエールを送ります。

土曜日のNHK大好きな絵を描こう講座では、来月に迫る展覧会に向けての作品を生徒さんそれぞれに頑張られていて、また一段とステップアップした良い展覧会になりそうだなと思いながら、其々の方に私なりに心込めた指導でエールでした。。
(長く来ておられた方が今月で退会する挨拶を教室後にしに来られて…寂しい事でしたが…教室には来られなくとも、どうぞ絵を描き続けてくださいね…)、

| - | 01:18 | comments(0) | - |
個展終わり…秋…胸に響く言葉
10日に個展終え搬出作業、11日夜遅く無事帰って来て山盛り届いていた郵便物やメールに目を通すのに追われ、昨日12日には郵便局に持ち帰られてた荷物を受け取ったりギャラリー島田に報告に走ったり、父の病院に行ったりでバタバタ。
今日はギャラリーから絵が届き、アトリエにも走ったり…なんだか急に秋めいた風に吹かれながら、土曜はNHK講座(生徒さんらの展覧会迫って来てます)来週は大学の秋学期もスタート、あたふた準備したりしています。

個展では、懐かしい再会、新しい出会い、懐かしい方同士の偶然の邂逅など、色々な事が起ります。
久しぶりにお会いできたノンフィクション作家・立石泰則さん(小説家・白石一文さんの友人で、以前の私の三木市立堀光美術館での個展やギャラリー島田個展にも、関西の取材とひっかけて見に来て下さっています)が、私の絵についてFBブログに書いて下さった言葉に、思わず目頭が熱くなりました。こういう方々との出会いに、私は救われているなと(絵に生かされているなと)しみじみ感じます。、、、以下に部分を引用させて頂きます。

「…前略…私が井上さんの作品が好きなのは、人間的な暖かさに溢れていることはもちろんですが、他人へのいたわりや思いやり、そして人間を信じる気持ちが感じられるからです。
 どんなに社会や国家に失望させられても、無責任な人たちに出会って不愉快な思いに晒されても、井上さんの作品に接するたびに、それでも社会を人間を信じたいという思いにとらわれます。…後略…」
| - | 21:57 | comments(0) | - |
銀座での個展、始まってます

9月1日から無事銀座の個展はスタートし、楽しみにして下さっていた方々、懐かしい再会や、新しい出会い。感謝の連続です。
ただ、今季最大の台風がやって来て、昨日いったん帰宅の予定が新幹線は夜になっても動かず、泊まるところも何件か当たるもいっぱいで、遅くに心配して連絡くれた友人宅へ泊めて貰って…何とか今日帰宅。友達のありがたみが身に沁みた事でした。(早朝、起こさないように「本当に、ありがとう」の書置きを残して、そっと出発)
帰ってくると、わが家付近は木が倒れたり海の船が火災になったり、結構大変な事になっていて、TV報道にまた心配メールや電話頂き恐縮でしたが、我が家も、病院の父も大丈夫でほっとしています。皆さんは大丈夫でしょうか?

明日はまた、銀座の会場へ向かいます。新聞取材も来て下さるので遅れないように・・・

| - | 22:06 | comments(0) | - |
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