YOKO'S SCENE

毎年、2月は本当にあっという間ににげて行きますね…
2022年度の大学授業は終わっても、今週来週は、今年教育実習に行く学生らの自主模擬授業を見に行ってアドバイスしてやったり…
NHK講座は、昨年12月に私がコロナになって休講にした分の補講もあり、いつもは隔週なのが毎週連続に。でも、皆さんとっても熱意をもって頑張られるから、指導しながらこちらも元気を頂くのです。
ここがうまくいかないんです、と、どうしたらよいかを尋ねられる箇所に、その人の描き方や其々の画材を考えてアドバイスしたり、手を加えさせて頂いたりしながら、本当に「教える事は学ぶこと」だと実感します。
確定申告は何とか頑張って済ませてほっとして、いよいよ来月に迫った秋田の個展の準備と、まだ先とは言え7月の阪急個展への新作も、順に制作していっています。

一方で、ウクライナへのロシア侵攻による戦争が始まって1年が経ったのに、まだまだ悲惨な状況下にあり、トルコ・シリア地震の被災地でも犠牲者数が増える一方で…
毎日祈る思いで空を見上げています。

感謝の思いを込めて描いた小さな絵
忙しく毎日を過ごされてる貴女に、せめて海からの微風を、頬をなぜて心和ませてくれるそれを届けたくて。

忙しく毎日を過ごしていると、つい目の前の事に追われてしまい、（それでも、悩める学生や、娘や息子たちの事、友人や今困難を抱えるその妹一家の事、心配しつつも）気がつくと、自分に対しての思いやりへの感謝が、後回しに・・・
自分が一生懸命人の事思ってる一方で、自分への思いやりを見過ごしてはいないか…それへの感謝を、忘れてはいないか…
時々しっかり立ち止まってみないといけませんね。
感謝の気持ちを、いつも忘れずに。

　絵を描く事は、祈り。。。
一筆一筆心を込めて、その筆先に想いを集中する時、そこに光が輝いてくれますように…このブルーが深まって、見る人の心に静寂や平安をもたらしてくれますように…一心に筆を重ねていく

　以前私がブログに書いた冒頭の言葉に「先生、本当にそうですね。絵を描く事は祈りですね」…昨年末に亡くなったNさんも言われて、白血病と戦いながら一心に絵に向かわれてた…思い出していました。
　トルコ・シリア地震の被災地の状況に、刻々と増えて行く被災者に、胸が痛くなりながら、これ以上の余震なく。。と祈り、突然親や幼い子供、愛する大切な人を失った人の胸をえぐられるような哀しみを想い、温かい家で食事ができて眠れてこうして毎日少しずつでも絵が描ける幸せを思います。そして、祈りと共に筆を重ねています。
（一方で、贖えない自然災害でなく、人間同士がその大切な命を奪い合う戦争が一日も早く終わる事も、心から祈る毎日です。）
依頼されるチャリティーに絵を出したりを重ね、自分が今できる事考えながら、日曜には地元の「防災・減災を考える会」にも、実行委員の一人として参加してきます。

毎日があっという間に過ぎてゆきます。
今週は今期最後の大学授業を月曜・火曜で終え、課題チェック〜成績判定、確定申告の準備、そして毎日少しずつ制作も進めるべくアトリエへ。
芸大大学院を出てからもうなんと40年も経ってしまったのですが、ずっと描き続けてきても、未だにまだまだ迷ったり悩んだりしながら…
でも、どんなに忙しい日も何とか少しでも筆を重ねる事で、見えてくる事や新しい発見もあり、学生達の様々な描き方・作風にもアドバイスができるのかなと。
月曜も火曜も、最終授業は合評会で、のべ数十人の作品に対峙。真剣に学生たちとやり取りをして…これだけ多種多様な作品に向き合う事は、アドバイスすると同時に私自身も勉強になってる、ありがとうと、学生らに。
教える事は学ぶ事…大学だけではなく、NHK講座でも思う事です。
明後日土曜も、午前中はNHK講座でモデルさんを描いて貰い、それから大学へ走って卒業制作のプレゼンテーション会。其々にまた真剣にアドバイスすると同時に学んできます。

＊ギャラリーあじさいの新春展は５日日曜まで。
＊16日〜19日　芸術家と文化人の作品展（チャリティーオークション：京都高島屋7階催し会場）に1点寄贈出品します。
*秋田のギャラリー杉（さん）での個展も来月に迫りました(3.30~4.11)