YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
10月の終わり
日々が、季節が、あっという間に過ぎて行きます。今年ももうあと2か月ちょっと。神戸の個展まで1か月あまりとなりました。
でも、コロナは落ち着くどころか…フランスなど第2波が襲ってる国々もあり、日本もじわっとまた増えてきてることが気になります。
マスクと消毒は習慣づいて…大学でも実技授業は、間隔あけ気をつけながら対面授業。このまま対面でできるように、気をつけていこうねと、学生らに声かけながら。
NHK文化センター神戸教室での私の「大好きな絵を描こう」講座でも、間隔あくよう長机に一人ずつにして頂き(コロナ以前は長机に2人ずつ座られるのもOKだったのですが)定員を減らしていて、今現在満員という事で新規申し込みはできない状態。お電話したけどキャンセル待ちと言われたとの方々、申し訳ないですがご容赦下さい。

気持ちが沈みがちになったり、色々に気をつける毎日に知らず知らず心身が疲れていってる人も多いはず。
私にできることは、静かな光を描く事,…目の前にある哀しみの彼方にも光を感じてもらえたら…。
そして絵を描く喜び、創作で得られる心の穏やかな温もりを伝える事。絵を創作する世界に浸って、暫し、ひと時でも心を癒してもらえたらと。
やはり今日も、祈る思いで絵に向かっていました。
| - | 23:15 | comments(0) | - |
高橋源一郎さんの言葉の光
毎日新聞に「人生相談」というコーナーがあって、何人かの著名人が交代で、読者からの人生相談に応えてられるのですが、その中で、高橋源一郎さんが書かれる時の言葉には、いつも深く頷いてしまうのです。
昨日18日日曜のそれは、3年前に21歳の息子さんが自死された事から立ち直れずにいる52歳女性の相談に応えてのものでした。

『わたしの周りでも、何人もの、近しい人たちが、自ら死を選んできました。
そのたびに、考えたのです。いったいなぜ、彼らは死を選ばなけらばならなかったのか。
答えはないのだと思いました。
きっかけはあったかもしれない。でも、確固とした理由は、彼らにもわからなかったような気がします。
「死」が、暗く冷たいなにかが、「闇」が彼らを抱きしめた。「闇」に抱きしめられることを無上の安らぎと感じるほどに、彼らは、疲れ、傷ついていたのかもしれません。
 そう思うようになって、決めたことがあります。現実の前で、私は無力だった。「闇」から、彼らを引き戻す事ができなかった。だから、せめて、少しでもいいから、「生」に、「光」の方に振り向いてもらえるような「ことば」の作り手になりたいと。

 ・・・中略・・・

あなたの記憶の「光」の中で、生き続けさせてください。あなた自身もまた、「光」の中で。』

私も、遠い日に自死した姉への思い、そしてそういう自死した人への贖罪の思いを背負う人達、大切な人を突然失った人への思いが、絵に、光を描き出す事につながっている…光に(闇でなく、「生」に)向かってほしい…
やはり、そういうことなのですね。

| - | 23:26 | comments(0) | - |
光に向かう

昨日は朝からNHK文化センター≪大好きな絵を描こう≫講座の生徒さんらの展覧会搬入・展示作業に、神戸元町・みなせ画廊へ。お昼前展示終了後は急いで大学へ車飛ばして、午後は絵画の授業を夕方まで。それからアトリエへも走り、12月の個展への制作を9時まで…ハードな一日でしたが、生徒さんらの展覧会には、アクリル・水彩・パステル・色鉛筆…画材も色々に個性あふれる力作が並びました。病気を抱える方も元気な方も其々に、絵がもたらす素敵な力を享受し体現されています。元町商店街へ行かれる事あれば、ぜひ覗いてください。(講師の私も20号1点賛助出品しています)

「彩洋会」第9回作品展
10月8日(木)〜13日(火)10:00〜18:00(最終日は16時まで)
みなせ画廊 神戸市中央区元町通5−8−1 (JR・阪神・元町駅からもJR神戸駅からも徒歩8分の元町商店街5丁目)

そして私は、今日は台風の影響で雨風が強い中、大阪での友人の個展3件を駆け足で巡ってから、アトリエへ。やはり9時前まで制作。
12月の個展はギャラリー島田の地下会場で、大きな壁面に30号5枚組作品(設置すると横3.5m、高さ2mくらいに)を計画して制作中で、その中央になる絵(画像)と格闘していました。
やはり、ひたすら光に向かって・・・
| - | 01:43 | comments(0) | - |
10月になりました。
大学の秋学期がスタートし、NHK講座は展覧会が迫り、地域の理事&防災委員長tとしての仕事は任期終了の閉めくくり(今月末の総会に、今期の事業報告と、来期の事業計画を提出しないといけないのや、引き継ぎ諸々…)、頭が混乱しそうになりながらの10月スタートの週でした。
でも、それぞれに大切な事は、大切に…
まだけして気を許さずに、消毒や換気に気をつけながらの対面授業、そんな中でも学生たちができるだけのびやかに個性を生かして制作ができるように・・・
土曜のNHK講座も、病気を抱える高齢の方が、来れなくならないように、やはり消毒をしての指導。展覧会出品(8日搬入!)に頑張る人も、事情があって展覧会は参加できないけど頑張ってる人も、其々に絵を楽しんで描いて貰えるように・・・
今日夕方から長引いた理事会も、次へ行き継ぐ方々が困らないように、できる限り頭を巡らせての書類作成・・・

12月の個展の打ち合わせも3日後にあるので、忙しくても毎日アトリエにも走り大作と格闘しつつ小品もまた描きだしていて・・・いっぱいいっぱいになってる中の帰り道、見上げた空のお月様が美しく輝いて、(木曜金曜は、中秋の名月が天気も良く見れましたね)時々空を見上げて深呼吸なさいと、言われたようでした。
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