YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
ちょっとピンボケ- 展覧会のご案内

昨年依頼されて、昨日、搬入を済ませ、今日から6月いっぱいまで約3ヶ月間、芦屋市立図書館のギャラリーコーナーにて、私の作品が展示されています。
(展示後慌てて撮って、画像確認せず帰ったのでピンボケですみません)

「In the Blue」シリーズの3点、(昨年阪急での個展に出したローズガーベラと、デンマークの展覧会から戻った白いチューリップとマーガレット)

椅子のある室内からまどの外には果てしない風景の「Stand Still」20号
花束の置かれた窓辺から海…そして異空間?…を望む「The Scene of Another side」30号
この2点は少し前の作品なので、懐かしい感じ…

今、図書館周辺の桜も綺麗に咲きかけてるので、本を読みがてら、花見がてら、芦屋市立図書館ギャラリーコーナー覗いて見て下さい。
もちろん無料です。
(駐輪場も駐車場もあります)
すぐ近隣の芦屋市立美術館は、今は休館期間ですが、また展覧会が始まったら、そちらにも寄って図書館へ寄って頂けるといいなと思います。
| - | 17:56 | comments(0) | - |
夕暮れのサンシャインワーフ

1昨日日曜日は、朝から大量の洗濯。入院中の父親と合わせて6人分、それぞれに汚れ物の多い我が家は、洗濯機一回で回りきらないほどの量…、それも毎日洗濯していても、その日深夜にもう一度回さねばならない日もあり、たかが洗濯、されど洗濯…です。

それから、大急ぎで掃除もしてから、父親の病院へ行く前に、先日来息子にせがまれてたスポーツショップへの買い物。
中学生になると、使うサッカーボールも4号球から5号球へと大きくなるのです。
そして育ち盛り、サッカーシューズ-スパイクも、小さくきつくなったと言うので、合わせてみたら、今はいてる25・5cmから何と26・5cmでもぴったりサイズで…(!)、すぐ小さくなると困るし少し余裕をもった方が…との事で27cmを購入。
まだ身長はかろうじて私より少しだけ低いけどぐんぐん伸びてるし、足のサイズは私の24cmをとっくに越え、どこまでデカ足になるねん!?って感じです。

スポーツデポのある神戸市東灘区のサンシャインワーフ、海の前の大きな広場では、小さい子供を遊ばせる親子のほのぼのした情景がありました。

3人の子供達が小さかった頃、息子をベビーカーに乗せ、娘2人を連れて、あちこち遊びに連れていった頃の事を思い出しました。
あの頃も、よく父親が入院して、そのたび子供らも引き連れて病院へ通って、病院を嫌がる娘やむずかり泣き出す息子に、母や姉が生きていてくれたらと、こちらが泣きたくなったものでした。
| - | 00:29 | comments(0) | - |
モーネからの便り

親ばか日記が続いてアップが遅れましたが、10日ほど前に、モーネ工房からの便りが、久しぶりに届きました。
いつもそのDMだけでもおしゃれで素敵です。

グラフィック工芸コースの方々の展覧会は終わってしまいましたが、4月4日から、かえる食堂のかえるちゃんこと松本朱季子さんの、2冊めの本の出版記念展。モーネから巣立って、東京で活躍しつつも、地に足をつけて出身地・広島でのかえる食堂に向け歩みを進める素敵なかえるちゃん。
久しぶりに何とか展覧会に伺って会えたらいいな…

4月4日〜12日。詳しくはモーネのHPをご覧になってみて下さい。

今日は早朝から、父親の病院へ迎えに行き、付き添って豊中の精密検査の専門病院へ来ていて…3時間ほどかかるのを待つ間、これを書き込んでいる私です。
精密機器のある病院で、院内では携帯の電源切らないといけないので、ちょっと玄関先に出て…
今日も寒いけれど、桜は確実に咲き始めています。
| - | 11:07 | comments(0) | - |
ウ゛ィッセルスクール卒業式

月曜火曜は、また大学と父の病院へでバタバタと過ぎ、水曜日、今度はウ゛ィッセルスクールの卒業式がありました。

調度水曜が休日の主人も共に、まずは2時半に、ホームズスタジアム前の芝生広場で受付を済ませ、1年間お世話になった野呂コーチと柏木コーチに挨拶。3時から、阪神各地のウ゛ィッセルスクールから集まった6年生達で、卒業交流試合。15分のミニゲームを6本、約1時間半。
何だか冷たい風が吹き付け、とても3月下旬とは思えない寒さで、途中雨も降ってきて、見ている私達は凍えて…
でも、ただでさえ少ない深江浜スクールからその日卒業生3人のうち息子だけが参加だったため、全く初対面の川西スクールチームに一人入って緊張気味に頑張る息子を、震えながらも何とか応援しました。
その後、ホームズスタジアムにての晴れやかな卒業式、親はスタンドから見守りました。息子は深江浜スクール代表(?)として卒業証書を受けとり、その瞬間はスタジアムの大画面にアップで映しだされていました(本人は見れなかったでしょうが)
スクール生からジュニアを経て、現役ウ゛ィッセル選手の紀氏選手が激励の挨拶をしてくれた後、皆で空中高くボールを蹴り上げ「未来へのキックオフ!」…
いい情景でした。

息子もスタンドに合流してから、卒業生には無料招待のウ゛ィッセル神戸のジェフユナイテッド千葉との試合(ヤマザキナビスコカップ)を7時から観戦。まさにサッカー漬けの1日、そして寒さに体が強張り翌日筋肉痛…サッカー観戦でビールでなく熱いカップ日本酒を買ったのは初めてでした。(今、熱を出して寝込む訳にはいかないしと…)
| - | 10:47 | comments(0) | - |
温かいお別れ会…溢れる感謝…

一昨日・日曜日は、息子達サッカー部6年生のお別れ会でした。
私は午前中に父親の病院へ行ってから駆け込みで、既に役員母さんやコーチで始めて下さってた準備に参加。朝から冷たい雨…お別れ会が2時過ぎ開始されてからも、途中雷がなるほどのひどい降りになったりしましたが、地域の広いコミュニティールームを借りてのお別れ会は、外とは逆にとても温かい和やかムードで盛り上がりました。
役員の(ウ゛ィッセルサポーターでもある)お母さんの名司会の元、一人一人背番号・ポジション・名前をマイクで告げての息子ら選手入場はまるでJリーガー?
そうして始まって、軽食で歓談後、ビンゴゲーム、コーチ達のバンドによる生演奏(チューリップの歌が私には懐かし嬉しく)、監督による子供ら3チームに別れてのアトラクションゲーム。(息子のチームは連続で罰ゲームの歌を歌っていました。)
時間はあっという間に経ち、記念品贈呈式に。
チームセレステからの記念品は知っていましたが、一人一人にコーチからの表彰状。これが感動だったのです。
読み上げて下さった文面は、一人一人の性格や個性・プレーの特徴-よいところを的確に捕えてあり、思わず微笑んでばかり。短い文章の中で、上手くまとめ、そのよいところを延ばしてこれからも頑張るようにとエールで締め括られていて、じーんときてしまいました。 それがまた、ちゃんとした表彰状として印刷されていて…
私は、こんなに心のこもった表彰状を今まで見た事がありません。
最後の公式試合やその後一人一人へのインタビューをビデオ撮影して下さったのを、DVDに焼いて下さったディスクも…何て有り難い事でしょう。
チームセレステからのシューズバッグと携帯ストラップ(思い出深いユニフォームに、背番号と名前がちゃんと入っている)も、息子は大喜び。

本当に温かい…とても温かいお別れ会でした。

お世話になった監督・コーチに心から感謝、そして、この会の企画と準備に奔走してくれた役員さんにも心から感謝…!です。

実はもう一つ、感謝でいっぱいの出来事があったのです。
今年度のリーグ戦の中で、一番頑張った選手に贈られる各チーム1人の優秀選手に、監督コーチが推薦下さって、息子が…。
本当に驚きでした。
4年の時のH君は、何度もチームを危機から救ったディフェンスの要。5年の時のT君は、キーパーでもフィールドプレーヤーでも一番声を出してチームを引っ張る中心的存在。そして、まだ息子より凄いキック力の選手がいます。
でも、監督・コーチが、「一番頑張っていた」「これから伸びてくれる期待も込めて」選んで下さったとの言葉に感謝でいっぱいになりました。
卒業式翌日の20日春分の日、高須東小で西宮中の小学校サッカーチームが集まっての表彰式に行って、賞状を頂いて来ました。

毎日病院へ行き父親の事が心配だったり、制作がはかどらない辛い日々の中、心が温かくなった事でした。
| - | 22:58 | comments(0) | - |
ささやかに手作り…卒業祝いランチ

昨日は、遥々来てくれる井上母の為、卒業式後お腹をすかせて帰る息子の為、朝から卒業式前には準備無理なので、前夜、父の病院から遅くに戻ってから、夜中3時までかかって、手作りお祝いランチの準備をしました。
私の定番エビブロッコリーサラダと、生タコのマリネを仕込み、カマンベールチーズのせたオードブル用リンゴの薄切りを塩水で酸化止め、フランスパンを切っておいて、朝、サラダ菜とスモークサーモンとクリームチーズ乗せたオープンサンドは朝食準備とともに作って飛び出し、卒業式から帰ってから、残りのフランスパンにピザソースとピザ用シュレッドチーズ乗せてオーブンで焼いてのミニピザバゲット…

フル回転だったけれど、近頃元気がなくて兄嫁由季子がフォローしてくれながらとても心配している井上母が、とても喜んでくれたのが嬉しかった事でした。

実の母を長女出産と同時に亡くした私にとって、仕事を抱えて子供らを育てる上で、頼りは井上母だけ。子供らの病気、度重なる父の入院、私自身が入院してしまった事もあり、言い尽くせないくらいにお世話になりました。
まだまだ元気でいて欲しい……
心から思います。
| - | 21:25 | comments(0) | - |
卒業式

一昨日はO大学の卒業式に立ち会い、昨日は息子の卒業式でした。

いよいよ小学校ともお別れ。でも本人達は、すぐ横の中学校へ(私学へ行く子ら以外は)同じメンバーで上がるので、あまりお別れ感はなく…

私はと言うと、いろいろと心配かけられた息子だけに(いじめに親子で悩んだ日々もあり…逆にギャングエイジの集団で一緒になって地域に迷惑をかけ皆で謝りに行った事もあり…)、卒業式では泣いてしまうかも知れないな…と思っていたのですが、はるばる大津から、主人の80歳の母が来てくれて、そちらを気遣う緊張感もあって、冷静に、式を見つめる事ができました。
最後の歌と、退場を拍手で送る時にちょっとポロリ…保育園の頃は一番泣き虫で先生を困らせた子供でした…大きくなったな…と。

9年前の長女の時は、担任の先生が泣いてくれてはる…こらえていたのがポロポロ…。
5年前の、次女の時は、卒業証書を受け取る時に一人一人父兄の席側に向き直り、「僕は中学校で英語を頑張って、海外で仕事をしたいです」とか、「私は入院した時優しくして貰った、看護士になりたいです」と大きな声で言う巣立ちの言葉。次女が思いがけず言ってくれた言葉にボロボロ泣きになりました。
「私は将来、母のように、絵を描く事で人の役にたつ仕事につきたいです」
予期せぬ事でした。
普段何も言わないけどそんな風に思ってくれてたのか…と、涙が止まらずに困ったっけ…

自分の子供以外でも、友達みんなの夢や、考えてる事が聞けて、なるほどだったり、意外だったり…一生懸命聞いていました。

ちょっと楽しみだったので、今回の卒業式に、それがなかった(お姉ちゃんらの時より児童数が倍位多いから??)のが、少し残念でした。
| - | 20:45 | comments(2) | - |
この大作完成できるのだろうか…

昨日はまた、朝子供ら送り出し、洗濯など家事をこなしてから、おにぎりと熱いお茶を持って制作に…
昼を挟み4時間、昼食も座る事なくおにぎり頬張りながら制作して、父の病院へ。その間にも、病院から携帯に連絡あり、専門医のいる病院への受診予約がとれたからと…。
で、今日は、制作予定を断念。病院へ車で迎えに行って、先日見せられた画像データと父を乗せ、また別の病院へ。

今はとにかく父の事が最優先。

そう思いつつも制作中の大きな作品は仕上がるのか…展覧会に出せるのか…
不安にかられてしまいました。
とにかく、残された時間も、いつ描けなくなるかわからないけれど、できる限りの努力だけはしよう…
そう思います。

今日は、息子はお別れ遠足-2日後に迫った卒業式の予行後に、お弁当持って、歩いて御前浜(夙川河口付近の浜辺)へ-でした。
そのお弁当は、1品だけでも自分で作って来るようにとの事で、私が鶏肉照り焼きと小松菜お浸し、タコソーセージなどしてやって、息子はとき卵に溶けるチーズ入れたチーズオムレツを頑張って焼き、ご飯の上に昆布や梅青菜ふりかけを彩りよく乗せたものと、2段のお弁当詰めて持って行きました。
息子のチーズオムレツは、分けてあげた友達にも好評だったそうです・

いよいよ卒業式まで秒読み段階になりました。
| - | 02:13 | comments(3) | - |
夕焼けが綺麗でした…

ふと見ると、病院の窓から、六甲山の山並みに、輝かしい夕焼け空…

雨や曇り空の続いたこの頃…久しぶりに見た夕焼けは、沈みがちな心に、神様からのプレゼントに思えました。
| - | 03:22 | comments(0) | - |
冷たい雨…心も震える知らせ
一昨日は、また朝から慌ただしく6人の朝食準備し、子供ら学校へ送り出してから、父と父の入院の為の大荷物を車に乗せ、病院へ。
無事、病棟の部屋に落ち着いたのを見届けて、滋賀県大津のS大学卒業式へ。
4月から、同じ授業を担当する先生4人でのカリキュラム打ち合わせも少しして、先に抜けさせて貰ってまた病院へ。足りない物・持って来て欲しい物を尋ねる私に、「こんなにピンピンしてるのに、入院してたら退屈でかなわんわ」
と、元気そうな様子に安心して、面会時間ぎりぎりになったのでナースステーションにももう寄らずに飛び出して8時半頃家に帰ったのでした。
そしたら息子が
「おじいちゃんの病院から、6時過ぎに電話あったで。おじいちゃんの病気についてお母さんに知らせたい事があるって。おじいちゃん、大丈夫かな…」と心配顔。
父はもう何度となく同じ病院に入院しているけど、そんな電話は初めてだったのです。
今回は、糖尿病の血糖値が高いのが続いてるので、インシュリン注射を増やして血糖値の上がり下がりを見て行く調整の為の入院…ついでに色々検査もしておく…のはずでした。

22年前、長女がお腹にできて2〜3ヶ月の頃、検査入院した母の病院から、主治医が娘さんと話したい、お父さんはショックが大きいようなので…と電話があった時…翌日病院で父母には内緒で医師と会い、鮮明な画像を前に、余命2〜3ヶ月の死の宣告を受けた…、あの恐ろしい時の事を思い出しました。

……そして昨日…

やはり画像を前に、お話を聞きました。
母の時のように、もう手の施しようがないのではなく、まだ確定したのでもないのが救い。
でも、1〜2週間のつもりが長い入院になります…
もっと精密な検査と対処ができるさらに大きな病院へ転院しないといけないとの事
ご本人にはどうしますかと言われ、ちゃんと事実を説明して貰う事を選びました。
そして、先生とナースが父を病室へ迎えに行かれ、私が呼ばれている事にドキッとした表情で面談室に入ってきた父。先生の説明と画像を冷静に受け止めていました。
そして私の帰り際…「あんたが、倒れんとってくれよ…」とポツリ…。
涙が出そうになるのを笑顔に変えて「お母さんの時みたいに手の施しようもないんじゃなくてよかったよ。お父さんは悪運強いから大丈夫」と。


帰り道、冷たい冷たい雨が、心まで濡らすようでした。
| - | 00:10 | comments(2) | - |
教え子が素敵に活躍
土曜はNHKの仕事からギャラリーへ。

日曜は朝9時から息子のサッカー練習に、入院中のお友達母さんの代わりに当番の仕事に…そして昼帰ってすぐ飛び出して、息子が見たがってたJリーグサッカー開幕戦-ヴィッセル神戸のアウェー戦を見る為に京都・西京極競技場へ…サッカー三昧の一日。でも、疲れて帰った夕食は「母さんよく頑張ってくれたから、僕が作る!」と、息子がチャーハンとサラダの夕食してくれました。(初めてのチャーハン、横で指南しながら・・かなり飛び散らかしながら・・・それでもうれしかった母でした)

月曜は、父が泊まりに来て翌日入院になるかと、連絡気にしながら 制作。(結局ベッドのあきがなく、昨日水曜に泊まりに来て今日入院になりました。朝から沢山の荷物と父を病院へ運び、成安造形大学卒業式に、大津プリンスホテルへ急行します)

火曜は芸大生の長女連れて、国立国際美術館へ行き、飛んで帰って、息子の小学校の卒業お別れ会に参加。学年みんなのお母さんと子供と先生らで、ゲームをしたり、小さい時のスライド上映して今との差(当たり前ながら、皆とても幼くて可愛い)に笑ったりしながら、来週に迫り来る卒業を実感…

それぞれの子供にしてやる事…父や主人の世話…そして自分の大学の仕事・本業絵かきとしての制作の仕事。
本当に、しみじみ、体が3つか4つ欲しくなります。

でもそんな中、先日本屋さんで、「天然生活」をちらっと見たら、伊藤尚美さんの特集ページ。
水彩画家としても、テキスタイルデザインでも大活躍の彼女、実はO大学での初期の教え子なんです。
私の個展も知らせて欲しいと、先日、親友由季子のモーネ工房へ初めて訪れた際、私への名刺を託して帰ってくれました。

センスいいクロスに、アートな暮らしのしつらいの提案。
元気を貰いました。

天然生活4月号、書店で見かけたらのぞいて見て下さいね。
| - | 01:17 | comments(0) | - |
光と影
PM6:30の海と空の色…少し前よりだいぶ明るいブルーに・・

「「影」があるから「光」は輝いて見える。

悲しみ があるから 幸せ が輝いて見える

…すべて そういうこと かもしれない」


2006年の個展で、私が伝えたメッセージです。(覚えて下さってる方いるかな…)
今も、ずっとこれからも、このメッセージは私の心にあります。

そしてこれはコブクロの歌「時の足音」の1フレーズ

想いが言葉に変わるよ
言葉が光を呼んでる
光がほら影を作る
影で人は強くなれる
強さが優しさに変わる
優しさが出会いを呼んでる出会いが道を作る
この道が また 想いを刻む
| - | 00:38 | comments(4) | - |
生キャンバスに地塗りは楽しい

今回は、生の綿キャンバスに、地塗り。
ベニヤ板と角材でパネルを作って地塗りする時は、モデリングペーストにジェルメディウム混ぜたもので木目をしっかり埋めていってから、ジェッソで何層か塗り重ねます。
普通に売ってるキャンバスは、油絵用なら油性、アクリル・水彩用なら水性の(両用も)下地が作ってあって、その上にさらに発色を良くするようにや、自分好みのマチエール(画肌)を作る為に、地塗りをするわけですが、生キャンバスは、何も塗らない布の状態。
生なりの色にジェッソの白、ハケで塗っていく過程…そのコントラストがきれいで、そのまま使いたくなります。

でも、こういう作風も既に沢山の現代アートに使われていますしね。
自分は自分らしく…
| - | 16:26 | comments(0) | - |
何事も体力勝負
あっという間に3月に入ってまた1週間がたちました。
先週土曜はコンサートを最後まで聞きたく思いながらも後半始まった頃がタイムリミット、美術館を後にしました。
走って駅へ行き阪神電車に飛び乗って元町へ。高架下を西へ走り、「プラネットアース」での大人の寺子屋へ遅刻しての滑り込み。。渡邉仁さん企画、武谷なおみさんのお話(イタリア文学者・大阪芸大教授)〜お二人とも、何年か前にギャラリー島田でお知り合いになった方々です。出会いに感謝〜イタリアについて、比較人類学的切り口で語って下さいました。
画像交え充実したお話を聞いて、また家へ跳んで帰り、夕食準備。

翌日日曜は、また7人乗せ、息子達サッカークラブの試合へ。先日、最後の公式戦終わり、後はお別れ試合のみかと思っていたら、急にまた練習試合。それも一日3試合。1試合目終わって夕食準備に帰り、車飛ばしてまた3試合めへ。応援してまた7人乗せて帰ってから、大急ぎで夕食食べさせ、西宮ガーデンズの映画館へ急行、6時半からの「20世紀少年」へ滑り込み。他に行ける日がなさそうなのと、映画の日で安いしで、絶対見に行きたいとせがまれてた「20世紀少年」をサッカー仲間のお友達親子と共に見て来ました。朝から晩まで大忙しでした。ふぅ…

月曜・火曜は、確定申告書類を夜中3時までかかって何とか完成。

水曜は、病院へ検査結果聞きに行ってから、京都へ-先月の5人展での作品残りを搬出。拝見したい展覧会2件に寄って、急ぎ西宮へ帰ってきたら、泊まりに来る父とうまく合流できて、共にバスで帰宅。

翌日木曜は、父を病院へ車で送り、確定申告へ税務署へ行ってから、大学へ画材を運び、大作150号(181.8x227.2cm)木枠組み、キャンバス張り。制作できる日が少ないので、この大作がGe展に間に合うのか…でも、バネル組み作品ではどうしても空間に切れ目が入るので、せっかく美術館で6mの壁面貰えるしと…
チビな私が、縦も横も自分の身長よりずっと大きいキャンバス張りに、目一杯背伸びしながら、抱き抱えて回転させながら、筋肉痛覚悟で力の限り引っ張りながらの作業です。

本当に何事も体力勝負…
つくづく思います。
学生時代バスケットで鍛えたし、冬場はスキーもして、基礎体力には自信がある方だったのですが、体調不良が続く年頃になり、とにかく体が資本の自営業、母業・・・自己責任で気をつけないといけないなと思います。
| - | 23:56 | comments(0) | - |
左手のピアニスト- ジストニアと言う病気

大波乱だった1・17コンサートの後、楽屋で撮って貰った写真…私の右側には詩を朗読された竹下景子さん、左側にはピアノ演奏された智内威雄さん…
その智内威雄さんが、兵庫県立美術館1階ホールで演奏されると聞き、「ウィーン美術史美術館蔵-静物画の秘密展」を近いうちに見に行くつもりだった(今年になってからシンポジウムの為に兵庫県美へ2回行っていながらも、時間がなくてゆっくり展覧会の方は拝見できず)のを繰り上げ、それでも全部は聞けそうにないスケジュールだったけれど、土曜日、息子をサッカーへ送り出してから急ぎ美術館へ行ってきました。

展覧会をじっくり拝見し、静物画に秘められた数々の意味を解説から分析…(美術教師として知ってる事もありましたが、ウーン奥が深い。29日までです。皆さんも是非)

そして2時から智内さんのコンサート。ソフトな笑顔と語り口で始まりました。でも、左手のピアニストになったいきさつ、ジストニアと言う病気について、今回じっくりと話され…

実は私の絵と智内さんは不思議とご縁があって、昨年9月末ギャラリー島田での、私の個展の会期中にあった火曜サロンが、智内さんのギャラリーコンサート。
私のたくさんの大きな絵の中での演奏でした。

そして、1・17コンサートでまた、私の絵が飾られたステージで演奏されたのです。

火曜サロンの時にも、若きピアニストとして数々の受賞され期待されての海外留学中に、ジストニアと言う病気で左手が麻痺、一度はピアニストの道を諦めかけ…、そんな時に左手だけの為に書かれた曲、自らも左手のみの作曲家と出会い、左手のピアニストとしてリ・スタートした…とは聞いていました。

でも、今回、そのジストニアと言う病気、聞いた事ない方が殆どでしょう?と、少し解説されました。確かに私も智内さんを知るまでは、聞いた事なかった病気でした。
「ピアニストの第2の病気」なのだそうです。第1はもちろん腱鞘炎、第2がこのジストニアで、苛酷に手を使う事で起きる職業病とも言えるとの事。悩の中で、手の表と裏のそれぞれの神経を動かす部位に歯車のズレが起こってしまって、ピアニストの命とも言える脱力感-無意識に手を動かすような事が出来ず、無理に動かそうとすれば固まってしまう。一時は全く動かなかったのが、リハビリによって、日常生活で使う程度には回復したけれど、やはりピアニストとしての演奏は無理なのだそうです。

華々しい受賞や海外留学から一転、どんなにか絶望に打ちのめされた事でしょう。

でも、今、左手のみの演奏をする事についても語られました。

両手が使えないから仕方なくというマイナスなのではなく、逆にプラスの物……両手だと過剰になるものを削ぎ、心にメッセージをより強くストレートに訴える力がある、魅力があると思える、歌などに通じるような…を感じる、だから僕はこの方法を選び、これからも左手で弾き続ける…ということを、声高にでなく、静かに語ってらして、心に響きました。
大変な困難は、人を深くさせます。
| - | 00:32 | comments(0) | - |
息子の作った白いクジラ

ティッシュカバーらしいのですけど……、主人も娘も思わず「さかな君の帽子みたい!」
私もそう思ったけど「でも可愛い〜!」とフォロー。

卒業前の家族へのプレゼントとして、家族には内緒だから、持ち帰り禁止での制作。息子は熱で長く休んだため、「みんなよりすごく遅れてたし、休み時間も必死で縫って大変やってんで!」
皆が遊ぶ中、必死でチクチク縫う息子の姿を想像して、彼には悪いけどおかしかった私です。

家庭科で、こんなキットがあるんですね。考えてはるなぁと感心。
女の子向けにケーキなんかもあったそうです。
クジラはあと、ブルーとグレーがあったけど、白を選んだのは息子ともう一人だけだったとか。
「普段はブルー好きな母さんやけど、これは白が正解やね。白クジラ、可愛いわ。上手に縫ってるし」と言うと、嬉しそうに、そしてちょっと自慢げな息子でした。
| - | 23:17 | comments(0) | - |
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