YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
でも、やはり、生きてほしい
人によって状況はそれぞれ違うし、私には、私が経験してきたことから語る事しかできません。
そして、心理臨床の現場にいる医師たちから、人が自死した後にその状況などを繰り返し報道したり語られる事は、今悩み苦しみの中にある人達に悪い影響を与えるからやめてほしいと発信もされている・・・けれど、
遠い日に姉を自殺で亡くした者として、もしあの時、こうしていれば彼女は亡くなる事はなかったのでは…との思いは、何年たっても何十年たってもあり(それは父も母も、身近にいた祖父母も)、今回の俳優Mさんの死にも、身内や友人や沢山の方がこれからずっとその思いを抱える事になるだろうと思うと胸が痛み、そして、本当に辛かったのだろうご本人も、そのひと時に、別の事件が身内に起ったり、自然災害に巻き込まれたり、何かのタイミングでそれをやり過ごすことができたなら、また別の道が開けたかもしれない…と思ってしまうのです。
姉の葬儀の時、大叔母が(それは悲しみに暮れる母や私たちを慰めるためにの言葉であったのでしょうが)、「里美ちゃんはこれがきっと寿命だったのよ、純粋過ぎるから、この先のいやな世界を生きなくてすんで、神様が早く呼ばれて良かったのよきっと」との言葉は、中3・15歳で多感な時期の私には、いやお姉ちゃんはもっと生きれたはず、助けられたはず、本人も助けてほしかったはずだと思ったのを思い出します。

今、コロナ禍の中で、本当に生きづらく思う人が多くなってると思うし、コロナに関係なくとも安楽死の事件、障害抱える方も、先が見えないとほんとに辛い、でも、やはり生きてほしい、何とかこのひと時ひと時を乗り切って、乗り切るというより静かにやり過ごす事ができたら・・・何らかの道は開ける、そう信じます。
どうぞ、自分を大切に、ずぼらしても、嫌なことからは逃げてでも、生きてほしいと思います。障害がある人には、もっともっと生きやすい社会に皆でしていかねば…
| - | 22:58 | comments(0) | - |
青に 翔ぶ

大雨の被害、コロナとの共存、色々な心配が続きます。皆さん、どうぞ引き続き気を付けて下さいね。大変な状況下にある方は、少しでも良い状況になるようにと祈りながら・・・
月曜火曜は大手前大学へ。土砂降り大雨に傘をさしてもびしゃびしゃになって教室へ入って来た学生らに、乾かすようドライヤー手渡したり…でも、元気で出席の面々にホッとして。
今日は大阪歯科大学、造形美術概論の授業へ。やはり元気で頑張ってくれて良かった…
帰途、渋滞で2時間近くかかってしまったけど、少しだけでもとアトリエに寄り、絵に向かいました。画像の、「 青に 翔ぶ 」

昨日は少し前に画像アップした4号作品「Fly to the light in the Blue」を、大学の帰りにギャラリー島田に搬入してきました。

ギャラリー島田2020年特別企画展
「未来圏から!」
7月18日(土)~8月19日(水)11:00〜18:00 最終日は16:00まで 金曜休み
7月25日からオンラインミュージアムとしてもアップされます。
http://gallery-shimada.com

86名の作家さんが出品、ギャラリーの存続をかけた展覧会との事、こんな時こそ絵がもたらす素敵な力を信じたい。沢山の方に見て貰えますように・・・

(9月の銀座の個展、12月の神戸の個展も、社会情勢を見ながらではありますが、予定通り開催と言って頂いています。…画像作品は個展に。毎日祈るように、制作重ねています。)


| - | 00:01 | comments(0) | - |
どうぞ命を大切に・・・
九州の豪雨被害、連日胸痛くなりながら見守っています。
九州には、亡き母のいとこ、M兄さん、T姉さんがいて、兄弟姉妹のいない私にとってはとても温かい存在。「母のいとこ」といっても、長男だった祖父と20歳も離れた末っ子の叔母さんの子供なので、「私の少し年上のいとこ」といった感じで、子供のころから九州へ行ったら会って、大人になってからも、神戸の個展にはるばる九州から来てくれたり・・・
M兄さんは、久留米医大の脳外科教授だった(今は定年退官して柳川の病院に)ので、私の個人的ホスピタルアートの活動にも賛同してくれて、今も久留米医大病院の病棟には、私の100号と50号作品(目の前に海が広がる絵)がかかっているのです。〈この絵を、O大学に客員教授で来られてたクッキングパパの漫画家・うえやまとち先生が、病院に定期検診に行って見つけ「いい絵ですね〜」と画像メール下さって感激しました)
久留米は地盤が低いので、以前の豪雨でも床下浸水したと聞いたし、全域避難警告出たと聞いて、土曜、日曜、安否尋ね、いまのところ大丈夫との返信にちょっとホットしつつも、昨日今日はさらに雨。危なくなる前に避難して下さいね!と伝えたけど、大変な中にさらにメールが来ても迷惑かと、とにかく早く雨が去っていってくれるようにひたすら祈るばかり。さっきそんな中電話くれて、無事元気な声に涙でした。

九州だけでなく、今日は岐阜や長野でも川の決壊など大変な事に。
もし自分がその状況なら、やはり住み慣れた家をほって逃げる事には躊躇があると思いますが、でも、どなたも皆かけがえのない命、とにかく、命を守る事が一番大切。どうぞ、どうぞ、安全な場所へ。命を大切に…
| - | 23:22 | comments(0) | - |
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE
+ OTHERS
このページの先頭へ