YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
秋の風に吹かれて・・・色々に感謝
朝夕に秋の風感じるようになりました。
名残りの夏を駆け抜けるように、8月のシアトルの余韻も覚めない中、東京へ、その後に信州・富士見高原へも行ってきました。
東京では1日だけ銀座・ギャラリー枝香庵「わたしの中の村上春樹掘彭犬傍佑瓠⊃景肱∈楙説挿絵描いた時の担当編集者栄籐さん、小説家・樋口毅宏さん(週刊新潮に連載された「おっぱいがほしい−男の子育て日記」や近作「東京パパ友ラブストーリー」に私の絵を登場させて下さってる、過激な発言をされる正直さととても心優しい愛妻家の面を持つ育児パパ小説家)にも久しぶりにお会いできて嬉しかったことでした。多忙な中来て下さって感謝。(私のいない時に見に来て下さった方もすみません!感謝です)
翌日には、東京都美術館「伊庭靖子展 まなざしのあわい」、森美術館『塩田千春展 魂がふるえる」、東京ステーションギャラリー「岸田劉生展」。
どれも拝見できて良かったと思える展…中でも塩田千春展は胸が締め付けられるような…まさに魂が震える物でした。
信州へは、車で走るのは何年ぶりだろうか…中々まとまった休みが取れない次女(シアトルにもできれば一緒に行きたかったと)を連れて行きたくて、彼女が火・水休める週に運転交代しながらなら行ける!と誘って、富士見高原ギャラリーで開催の井上直久展(7月から9月16日で終了)へ。高校時代に井上先生に教えてもらった美術室の懐かしい絵にじんときたり、ジブリ作の「イバラード時間」の映像を二人でゆっくり贅沢に拝見したり。
井上先生がライブ制作とトークされた日は父の初盆と重なり行けずでしたが、遠方からもそれは沢山の方が来られたと、館長さん。私や友人らにとっても、井上先生との出会い、その影響力は多大でした。
先生が泊まられたペンションに泊まって、翌朝は清流の流れる原始の森(地元の方しか入れない所、宮崎駿監督は「もののけ姫」のモチーフにされた場所、井上先生も滞在時にそこで水彩スケッチされたのが会場に展示されてて)に案内も頂いて感謝…短い時間でしたが、心身癒される時を頂きました。
何とか「安曇野ちひろ美術館」へも走って高速飛ばして、京都に次女を送って、深夜に西宮へ帰宅。

それぞれの場所で色々に心に貰ったものを、今、アトリエでの制作にも生かしていきたいと頑張っています。

来週から大学授業もスタート。NHK講座の年に1度に展覧会も迫り、私は10月の金沢から銀座へ巡回の装丁画展、12月の個展、それぞれの準備にも追われています。

| - | 12:05 | comments(0) | - |
9月の台風
昨年のちょうど今頃、銀座の個展の搬入・初日など終えて、病院の父の事もあるし一旦帰宅予定だった日に、台風直撃でした。
新幹線は全面運休となり、泊まっていたホテルも、チェックアウト時はまだ空きがあると確認していたけれど、PM8時以降も全面運休が決まった時には満室に(駅には新幹線に乗れなくなった人であふれかえっていたから当然ですね)、他にも聞いてみた近くのホテルはことごとく満室。途方にくれていたら、前日個展に来てくれた友人が、明日帰ると言った私の事を心配して「新幹線とまってるやろ?大丈夫?」と電話くれて、「東京駅からは1時間かかるけど、それでもよかったらうちに来る?」と。もう本当に、友のありがたみが身に染みたことでした。
で、翌朝動いた新幹線で帰宅したら、大きな道のわきにがれきの山。我が家近くの道にも大木が倒れてたり、台風の爪痕に驚きました。
去年10月からマンションの理事にあたってしまい、分科会としての防災委員会や建物保全委員会にも出席するようになって、さらにマンションのあちこちに台風がもたらした被害の大きさを知る事になります。なんと、1年経った今でもなお、修繕は続いていて…近辺の団地でそれぞれに被害がたくさんある為、それぞれから発注を受け、修理業者が追い付かないのです。
そんな中、また台風シーズンとなり、心配しています。台風が巨大化することが年々多くなっているし・・・
先日のはここら辺は通り過ぎてくれたけれど、千葉の方々の被害は深刻ですね。
先日銀座のギャラリーで知り合った方が、千葉は停電が続き、そのために電気で供給されていた水も止まってしまい、大変ですと。
地震や洪水で一時に死傷者が出たのと違い、報道も、内閣改造が一面トップだったりですが、冷房もない中水も出なくて熱中症で亡くなった方も出ているとか…
とにかく一刻も早い復旧を…ライフライン、電気の復旧を…と祈っています。
| - | 00:25 | comments(0) | - |
「ノルウェイの森」のイメージから

いよいよ明日搬入です。

高橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による
「わたしの中の村上春樹掘櫂ぅ瓠璽犬帆郎遏次彭 2019.9.5〜9.14
ギャラリー枝香庵 東京都中央区銀座3−3−2銀座ビルディング8F
        Tel.03-3567-8110 http://echo-ann.jp

直子と亡き姉が重なって、切ない思いで読んだ「ノルウェイの森」
その物語のイメージを描いてみた作品を出品します。
初日5日は、ギャラリーにいる予定です。
他の推薦作家の方々が、どんな切り口で描いて来られるのかも楽しみです。
沢山の方にご高覧いただければ幸いです。

今週末には、芦屋ルナホールで、河内厚郎先生企画の「小川洋子の世界を語る」小川洋子さん・栗田明子さん・河内厚郎先生・蓮沼純一さんの鼎談があり、ギャラリー島田では、「大竹昭子写真展 須賀敦子のいた場所」の展覧会がスタート、大竹昭子さん・武谷なおみ先生のトークショー。
小川洋子さんは、次女を妊娠時に「妊娠カレンダー」を読んでぞくっと来てからのファン、須賀敦子さんは、以前神戸新聞「随想」にも書かせて頂きましたが母のいとことして、祖母の口から子供のころから聞いていた存在であり、「ミラノ霧の風景」に静かな衝撃を受けて以来、亡きあともその文章に惹かれ続ける存在。
今年の12月の個展のサブテーマは「言葉がくれたもの」にと、心に温めながら日々描き続ける私に、神様が指針を示して下さってるようなでき事が、続きます。




| - | 09:18 | comments(0) | - |
無事、帰国しました。
初めてのアメリカ。滞在先のワシントン州のシアトル空港から南へ車で40~50分の辺りの風景は、自然も豊かで、走り抜けていく森はどこかデンマークの森にも似ていたり、草原に建つ家は、大好きなアンドリューワイエスの絵を思わせてくれたり・・・
babyのサポートに追われ、結婚式もあったりで、観光などは無理だったけれど(向こうの家族が美術館や動物園へ連れて行ってくれようとした、着いた翌日は、夜中ずっと泣き続けたbabyの為にぐったりの娘を仮眠取らせるべくシッターをし、その翌日は式の前夜祭と予行演習や準備に親族や友人30名ほどが集まり、さらに翌日は結婚式で150名の大集合にバタバタと参加等々・・・)
でも、また沢山のインスピレーションもらって帰って来ました。

日常から遠く離れ、これからの生き方について、また深く考える旅にもなりました。。。

車で移動中に車窓から撮ったり、夕方トワイライトのひと時に家の周りに一瞬出て撮ったり、山の中のガーデンパーティー、ウエディングケーキを取りに行く途中で寄ってもらった海辺、携帯のカメラに収められた沢山の画像から、また作品のイメージスケッチを描き重ね始めています。

娘の旦那さんの甥っ子の結婚式へのお祝いと、向こうの家族へのプレゼントに、持参した2枚の絵は、其々とても喜んでもらえて良かった・・・
娘も「母さんについていてもらって本当に助かった」と、お疲れ様だったけれど無事ミッションをこなせて良かった・・・
忙しい中で、滞在の部屋など準備し、温かくもてなしてくれたファミリーに心から感謝

| - | 14:29 | comments(0) | - |
明日からアメリカ・シアトルへ
8月7〜15日の父の初盆の供養も終え(13日には子供ら勢ぞろいでお墓参りも)少しほっとしながら、毎日アトリエで描いてきた9月5日から銀座ギャラリー枝香庵での「わたしの中の村上春樹掘櫂ぅ瓠璽犬帆郎遏彭現佗丙遒盍粟。(私は、17歳で自死した姉の生き様と重ねて読んだ「ノルウェイの森」のイメージで描かせて頂きました)、、、そして、10月の装丁画展への作品も8割描けた状態で、明日からシアトルへと旅立ちます。
長女とbabyのサポートですが(長女の旦那さんの実家へ。まだ生後6か月のbabyの長時間フライトに不安がる娘のため)、私にとっては初めてのアメリカ。そしてシアトルは海に面した街、絵のモチーフにも出会えるかな・・・いやbabyの事でてんやわんやかもですが、とにかく行ってきます。
21日から26日帰国まで、メールも電話も音信不通になりますが、ご容赦ください。
| - | 01:46 | comments(0) | - |
台風の中、終戦の日に
台風は日本海に抜けたようですが、まだ雨風は唸り続ける中、これを書いています。
今日は終戦の日、そして父の初盆の最終日。
父は士官学校から若き軍人としてビルマに行き、最悪の悲惨極まりない作戦として語られる「インパール作戦」に参加、数少ない生き残りとして収容所に2年間収監されてのち帰還したのでした。
インパール作戦の無謀さ凄惨さについて私が知る事になるのは、本当に最近になってからで、すぐそばで仲間が皆死んでいく壮絶な体験をしたのだろうと思います。そんなことも知らずに、父に、戦争実体験者として、子供らに語ってやってほしいと頼む私に「戦争は本当に行った者にしかわからん」と多くを語らずに来た父。それでも、死期が近いことを感じ取ってからは、少しづつ息子らに語って・・・
でも、戦争は絶対してはいけないと言う一方で、あの時代、教えられた精神にまっすぐに生きた事は間違っていなかった、という言葉には、複雑な思いがありました。
父の遺影に手を合わせながら、色々な思いが去来した、台風の中の終戦の日でした。
| - | 00:39 | - | - |
雪原

猛暑が続きますが、皆さん大丈夫でしょうか(汗)
大学授業は7月いっぱいで夏休みに。でも、色々な手続きや雑用、片づけ、etc.なぜか毎日走り回って?何とかそれでもアトリエに走って制作するひとときにホッと息をついて、、
暑い暑い中で、12月の個展に向けた作品たちの構想を練るうち、数年前に行った時のデンマークの雪原や、息子と二人で行った日本海側の雪原を描きたくなって、3部作で雪の風景を描いています。(この雪を見つめていた時、生き方について、厳しい寒さと自分自身とに向き合っていたのです)
息を詰めて、そっと薄く何回も塗り重ねていきながら描き出す淡い雪の色、空のかすかな光のグラデーション、やはり描くことは祈りに似て・・・

朝は、揃って並んだ3つの位牌…父と母と姉の…に手を合わせ、父が好きだったコーヒーを供えて、一日がスタートするのですが、父の初盆になるので、花や果物、野菜も小さなスペースながら供え、父が好きだったスイカも切って供えたり。
来週は子供たち揃って車に乗せて(babyも初めて)、お墓に行く予定が、台風接近…
永年、私は行かないといけないとの使命感(父からも言われて)でどんなに忙しくても、体調が悪くても、お盆にお墓の掃除をしてきたけれど、子供たちには、無理なら、お墓の前に行けなくても、遠くからでも、手を合わせて思ってくれる気持ちがあれば…故人を大切に偲ぶその気持ちの方が、大事と思っています。

| - | 10:40 | comments(0) | - |
「青」のもたらす力
現在開催中のミニアチュール神戸展の展示作業のお手伝いに行ったとき、
久しぶりに作家Tさんと再会しました。
1年半ほど前に、くわしくはわからない、思いがけない事故に合われ、絶望の淵にある事を、短い文章でFBのブログに上げられてから、私には何もできないのだけれど、遠くからずっと心配してきました。
こんな事が起るなんて…
短くつづられたその言葉に、作家としても、もう制作もできないような、そんな悲痛な思いが伝わり…
でも、1年が経つ中で、自然の中に住まわれるTさんが、以前からされてたように、静かな自然の色を切り取ったかの画像が、少しずつ上がるようになり・・・そして、1年半を経て、つい先日、また個展を開催とのお知らせを拝見して、あぁ、良かった!個展がまたできたんだ…と、少し安堵したところでした。
お元気な笑顔(でもその笑顔の影にどれだけの涙を流されたのでしょう)に会えて、再会はとてもうれしく、そしてTさんがしみじみと言われた言葉
「井上さんの言われてた、「青」が持つ力を、僕も実感しました…ほんとうに…」
先日の個展も、ブルーをテーマにされていました。
ブルーは喪失と再生の色。
私も幾度助けられてきたかわからない・・・
今も、これからも、まだ事故以前のようには自由にならない手、まだまだ日常にも制作にも大変な事の連続だろうと思うのだけれど、それでも素敵な作品を持参され、そのうえ展示作業を笑顔で手伝われたTさんに、頭が下がり、そして、{青」のたらす力を、また実感した事でした。

今、芦屋市立図書館で展示中のブルーの作品たちにも、あの作品の青にとても惹かれて…と連絡下さる方があったり、青のもたらす力、絵のもたらす素敵な力を信じて毎日これからも描き続けようと(色々に悩み、迷ったりすることもあるけれど)思わせてもらえる出来事が続きます。
| - | 12:26 | comments(0) | - |
万有引力とは、引き合う孤独の力である(谷川俊太郎「20億光年の孤独」)
タイトルに書いた、谷川俊太郎さんの言葉を引いた、「わたしの万有引力」というテーマでの、今年のミニアチュール神戸展‐145名を超える作家作品の競演‐が、ギャラリー島田で先週土曜日からスタートしています。
引き合う孤独の力…詩人の言葉は素敵ですね。
私は、「君に呼ばれて」という作品、
天からの光…天使の階段…で彼方に輝く海、それに引き寄せられて見つめる人の代わりに黄色い自転車。
君に呼ばれて…の君は、見る人それぞれに、色々な君を重ねて見て貰えたらと。。。

8月4日まで 11:00〜18:00 水曜休み
神戸市中央区山本通2−4−24りランズゲート  ギャラリー島田
B1F,1Fの全フロアを使っての展示です。
洋画・日本画・彫刻・陶芸・現代アート作品など、ジャンルも本当に様々な、個性あふれる作品たち、どうぞ楽しんでご覧下さい。

| - | 00:13 | comments(0) | - |
青にまみれて…光はそこに

この絵の前での八神純子さんのコンサートが昨夜無事終了しました。
「水色の雨」の後に、「翼」・・・
絵にリンクするかの熱唱に、鳥肌が立ちました。
前日も仙台で歌って来られて、昨夜のコンサートも東北・福島の子供達へのチャリティ。阪神大震災の時にはアメリカから来られなかった、歌のもつ力をその時にはまだ信じられていなかった…東日本大震災の時には、誰に止められても、もう後悔はしたくないと、何とかしてやってきた、福島の子供達・学生をアメリカに連れて行ったりも…語られる言葉たちも、深く胸に響きました。
歌が持つ力…  絵が持つ力と重なって聞こえました。
飾られた絵の画家です、と、自己紹介して、握手させて頂いたその手は、とても温かでした。



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