YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
台風の中、終戦の日に
台風は日本海に抜けたようですが、まだ雨風は唸り続ける中、これを書いています。
今日は終戦の日、そして父の初盆の最終日。
父は士官学校から若き軍人としてビルマに行き、最悪の悲惨極まりない作戦として語られる「インパール作戦」に参加、数少ない生き残りとして収容所に2年間収監されてのち帰還したのでした。
インパール作戦の無謀さ凄惨さについて私が知る事になるのは、本当に最近になってからで、すぐそばで仲間が皆死んでいく壮絶な体験をしたのだろうと思います。そんなことも知らずに、父に、戦争実体験者として、子供らに語ってやってほしいと頼む私に「戦争は本当に行った者にしかわからん」と多くを語らずに来た父。それでも、死期が近いことを感じ取ってからは、少しづつ息子らに語って・・・
でも、戦争は絶対してはいけないと言う一方で、あの時代、教えられた精神にまっすぐに生きた事は間違っていなかった、という言葉には、複雑な思いがありました。
父の遺影に手を合わせながら、色々な思いが去来した、台風の中の終戦の日でした。
| - | 00:39 | - | - |
雪原

猛暑が続きますが、皆さん大丈夫でしょうか(汗)
大学授業は7月いっぱいで夏休みに。でも、色々な手続きや雑用、片づけ、etc.なぜか毎日走り回って?何とかそれでもアトリエに走って制作するひとときにホッと息をついて、、
暑い暑い中で、12月の個展に向けた作品たちの構想を練るうち、数年前に行った時のデンマークの雪原や、息子と二人で行った日本海側の雪原を描きたくなって、3部作で雪の風景を描いています。(この雪を見つめていた時、生き方について、厳しい寒さと自分自身とに向き合っていたのです)
息を詰めて、そっと薄く何回も塗り重ねていきながら描き出す淡い雪の色、空のかすかな光のグラデーション、やはり描くことは祈りに似て・・・

朝は、揃って並んだ3つの位牌…父と母と姉の…に手を合わせ、父が好きだったコーヒーを供えて、一日がスタートするのですが、父の初盆になるので、花や果物、野菜も小さなスペースながら供え、父が好きだったスイカも切って供えたり。
来週は子供たち揃って車に乗せて(babyも初めて)、お墓に行く予定が、台風接近…
永年、私は行かないといけないとの使命感(父からも言われて)でどんなに忙しくても、体調が悪くても、お盆にお墓の掃除をしてきたけれど、子供たちには、無理なら、お墓の前に行けなくても、遠くからでも、手を合わせて思ってくれる気持ちがあれば…故人を大切に偲ぶその気持ちの方が、大事と思っています。

| - | 10:40 | comments(0) | - |
「青」のもたらす力
現在開催中のミニアチュール神戸展の展示作業のお手伝いに行ったとき、
久しぶりに作家Tさんと再会しました。
1年半ほど前に、くわしくはわからない、思いがけない事故に合われ、絶望の淵にある事を、短い文章でFBのブログに上げられてから、私には何もできないのだけれど、遠くからずっと心配してきました。
こんな事が起るなんて…
短くつづられたその言葉に、作家としても、もう制作もできないような、そんな悲痛な思いが伝わり…
でも、1年が経つ中で、自然の中に住まわれるTさんが、以前からされてたように、静かな自然の色を切り取ったかの画像が、少しずつ上がるようになり・・・そして、1年半を経て、つい先日、また個展を開催とのお知らせを拝見して、あぁ、良かった!個展がまたできたんだ…と、少し安堵したところでした。
お元気な笑顔(でもその笑顔の影にどれだけの涙を流されたのでしょう)に会えて、再会はとてもうれしく、そしてTさんがしみじみと言われた言葉
「井上さんの言われてた、「青」が持つ力を、僕も実感しました…ほんとうに…」
先日の個展も、ブルーをテーマにされていました。
ブルーは喪失と再生の色。
私も幾度助けられてきたかわからない・・・
今も、これからも、まだ事故以前のようには自由にならない手、まだまだ日常にも制作にも大変な事の連続だろうと思うのだけれど、それでも素敵な作品を持参され、そのうえ展示作業を笑顔で手伝われたTさんに、頭が下がり、そして、{青」のたらす力を、また実感した事でした。

今、芦屋市立図書館で展示中のブルーの作品たちにも、あの作品の青にとても惹かれて…と連絡下さる方があったり、青のもたらす力、絵のもたらす素敵な力を信じて毎日これからも描き続けようと(色々に悩み、迷ったりすることもあるけれど)思わせてもらえる出来事が続きます。
| - | 12:26 | comments(0) | - |
万有引力とは、引き合う孤独の力である(谷川俊太郎「20億光年の孤独」)
タイトルに書いた、谷川俊太郎さんの言葉を引いた、「わたしの万有引力」というテーマでの、今年のミニアチュール神戸展‐145名を超える作家作品の競演‐が、ギャラリー島田で先週土曜日からスタートしています。
引き合う孤独の力…詩人の言葉は素敵ですね。
私は、「君に呼ばれて」という作品、
天からの光…天使の階段…で彼方に輝く海、それに引き寄せられて見つめる人の代わりに黄色い自転車。
君に呼ばれて…の君は、見る人それぞれに、色々な君を重ねて見て貰えたらと。。。

8月4日まで 11:00〜18:00 水曜休み
神戸市中央区山本通2−4−24りランズゲート  ギャラリー島田
B1F,1Fの全フロアを使っての展示です。
洋画・日本画・彫刻・陶芸・現代アート作品など、ジャンルも本当に様々な、個性あふれる作品たち、どうぞ楽しんでご覧下さい。

| - | 00:13 | comments(0) | - |
青にまみれて…光はそこに

この絵の前での八神純子さんのコンサートが昨夜無事終了しました。
「水色の雨」の後に、「翼」・・・
絵にリンクするかの熱唱に、鳥肌が立ちました。
前日も仙台で歌って来られて、昨夜のコンサートも東北・福島の子供達へのチャリティ。阪神大震災の時にはアメリカから来られなかった、歌のもつ力をその時にはまだ信じられていなかった…東日本大震災の時には、誰に止められても、もう後悔はしたくないと、何とかしてやってきた、福島の子供達・学生をアメリカに連れて行ったりも…語られる言葉たちも、深く胸に響きました。
歌が持つ力…  絵が持つ力と重なって聞こえました。
飾られた絵の画家です、と、自己紹介して、握手させて頂いたその手は、とても温かでした。



| - | 08:02 | comments(0) | - |
内省と対話

「大作コレクション展≪内省と対話≫に、井上さんのあの大作もぜひ展示したいのだけれど可能だろうか?・・・」

先月S社長からお電話での依頼があり、急遽展示が決まりました。
昨年7月の豪雨の後の個展で展示したパネル3枚組「光はそこにー存在」。それに今年になっての新作パネル3枚も加えて増殖させた6枚組作品「光はそこにー存在。そして…」

展覧会は6日土曜から既に始まっています。
会場入って正面に、松原政祐さんの大作。左側に藤崎孝敏さんの重厚な大作。そして、奥の大きな壁面に6枚組井上よう子作品が並んでいます。
其々の作家が、命に向き合うかの深く大きな作品たち、、、是非ご高覧下さい。

≪大作コレクションによる  内省と対話≫
2019.7.6〜17 11:00〜18:00*最終日は16:00まで
ギャラリー島田
神戸市中央区山本通2−4−24



| - | 00:12 | comments(0) | - |
芦屋市立図書館ホールでの展示始まりました

月曜大学授業後、芦屋市立図書館に作品展示してきました。
9月29日まで展示されます。
芦屋市立図書館友の会(阪神大震災後、沢山の人と喜び楽しみを共有する事で温かい人の輪を広げるべくボランティア活動されてる)からの依頼です。
15日には絵の前で八神純子さんコンサートも開催されます(こちらは芦屋市民優先で既に申し込み多数で抽選とか)
八神純子さんも東日本大震災こども支援募金チャリティーイベントとして開催されるという事、頭が下がります。

展示期間長いですし、美術館や谷崎潤一郎記念館に隣接してるので、界隈に来られたら覗いてみて下さい。左から2点目ブルーの30号は新作の「青にまみれて…光はそこに」   *写真撮影はできません  #芦屋市立図書館


| - | 23:30 | comments(0) | - |
心に深呼吸
先週日曜に、Breeze展は無事終了しました。
見に来て頂いた沢山の方々、ありがとうございました。

水曜、「お母さんの絵のような場所が…」と前から次女が言ってくれてた岡山の海を望む丘の上のカフェまで、日帰りで車飛ばして行ってきました。
ちょっと道に迷ったり、見つけたツバメの巣のひなに癒されたりしながら、、、、
たどり着いた場所は、まさに180度海と空
心に深呼吸・・・

貴重な休みの日に、運転頑張ってくれた次女に感謝。

そして、昨日は、NHK講座で教えた後、松方ホール、
神戸のお姉さんのような存在の、ピアニスト・伊藤ルミさんとバイオリニスト・ノボトニーさんのコンサート久しぶりに。
音楽好きだった父をエスコートして、何度かルミさんのコンサートに一緒に行ったことを、遠く思い出しながら、隣で父が一緒に聴いているような気が、ふとしたことでした。
| - | 22:55 | comments(0) | - |
京都の展 あと3日になりました
またまたアッという間に1週間。

先週土曜はNHK講座で、お休みされてた方も来られて、お体気づかいながら指導。絵は、心身にいいものを与えてくれますから、絵に向かうひと時が、穏やかな優しい力をくれること、信じます。
その日は講座後に、ギャラリー島田へ打ち合わせにも寄り(次の大作コレクション展「内省と対話」展への出品依頼頂きました。間近に迫った7月6日から)それから京都ギャラリーaへ夕方滑り込み、芸大時代に当時は若手講師として教えて頂いた、今やリアリズムの巨匠・青木敏郎先生が来られて歓談。お会いでき良かった・・・

日曜は、マンション理事として終日御大忙し。朝から色々理事会で準備進めてきた地域の防災訓練、無事終わってしばしアトリエ走って制作し、4時半から7時までまた夏祭り的行事や地域で起こって来てる問題について協議するため理事会。

月曜・火曜・木曜は大手前大学授業。
水曜は枚方の大阪市歯科大で授業後、また夕方ギャラリーへ少し。またちょっと久しぶりの大先輩画家先生とお会いできてよかった。今週は新潟で大きな地震があって、心配したり…(ご無事で良かった…。
他の方々も今の所大きな被害は出ていないようでホッと…。でもまだ余震あるかもしれないので気を付けてくださいね)

そして、昨年、天に召された若き友人の1周忌に思いを馳せて祈っていました。
彼女の温かい光のような笑顔、忘れない。。。

京都ギャラリーaでのBreeze展、あと残すところ3日となりました。
暑い中、遠方から駆けつけて見に来て下さった方々や教え子たちにも感謝しながら、まだご覧いただいてない方がなるたけ沢山見に来て頂けますよう・・・(自画自賛ながら、素敵なメンバーとのとても素敵な展になっていて、今までで一番いいとも言って頂いたりしています)
今からギャラリーに向かいます。
| - | 12:38 | comments(0) | - |
怒涛の1週間
色々に怒涛の1週間、ブログも中々書けないままに日々が過ぎてゆき、楽しみに読んで下さってる方には申し訳ないなと気になりながらでした。

9日日曜は」、来年招待作家として呼んで頂き、ING兵庫県美術作家展パーティーに兵庫県立美術館レストランへ。そこには私の50号作品「時の封印 4」がかかっているのです。久々に再会して感慨深く見入って・・・

11日火曜は、京都ギャラリーaでのBreeze展オープニング、大学授業後に駆けつけて…次々と沢山の方来場に感謝。
サプライズで用意して、出品メンバーの赤松玉女さんに、京都芸大学長就任お祝いの花束を、「Congratulations!Breeze展仲間たちより」のカード添えて贈呈。温かなお祝いの会となりました。

7〜9月に展示依頼されてる芦屋市立図書館へ出品するブルーの30号作品を水曜はアトリエで仕上げて、木曜は大学授業、今日金曜は雑用仕事こなしてから何とかギャラリーaへ。不在にした水曜木曜にも、沢山の方々来て下さっていて、感謝でいっぱいでした。
そして明日は朝からHNK講座、短しみにして下さってる生徒さんらと、真摯に向き合ってきます。
| - | 00:10 | comments(0) | - |
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE
+ OTHERS
このページの先頭へ