YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
枝香庵のクリスマス展に

銀座のギャラリー枝香庵(銀座3丁目3−12銀座ビルディング8F)
「枝香庵のクリスマス」展 12月6日(火)~15日(木)11:30~19:00(日曜と最終日は17:00まで)

1月24日からの京都のギャラリーなかむらでの個展に向けての制作と並行して、何とか(でも楽しんで)描き上げた、45×15僂虜酩2点、今日発送しました。
左・「光降る日」
右・「あの日見た夢」

堀尾貞治さんなど、沢山の作家さん出品されます。
会期中に銀座へ行かれることあれば、覗いて楽しんでいただけたら嬉しいです。


| - | 22:49 | comments(0) | - |
冷たい雨
今日はずっと降り続いていましたね。
先週、神戸マラソンの日がこんな天候だったらと思うとぞっとする。と言ったランナーの方がありました。
気温の下がったこの時期の雨に濡れると本当に冷たく、心も冷え込みます。

先月、病院の父の容態悪化が何度かあり、行けなかった叔母のケアハウスに、今日は何とか走りたいと思っていたのですが、そのために昼に早めに行った病院で、昨日まで少しづつ元気も出て口に運ぶもの食べられるようになってきてた父がまた少ししんどがっていて、少しアトリエに走って制作後にまた夕方病院へ。
往復3時間かかる叔母の所へ行くのは無理だなと断念。
子供もいなくて叔父も先だった叔母も気になりながらも、私だけが頼りの父の所へとにかく毎日で、、、従姉妹が交代で叔母の所へ時々行ってくれてる事に感謝。

来年1月末の京都の個展に向けての制作も、何とか少しの時間を縫うように頑張っています。楽しみにしてくださってる方からのエールが届いたりに、元気頂きながら・・・
| - | 00:29 | comments(0) | - |
神戸新聞 随想 5回目は 「喪失と再生のブルー」
昨日の神戸新聞夕刊「随想」、愛してやまない色「青」について書きました。以下に。

「好きな色を尋ねられたら迷わずブルー・・・青にこだわる画家として出品依頼頂いたり、青をテーマのワークショップを頼まれたりすることも増えました。子供の頃から青色が好きで、小学4年で裁縫箱を買う申し込みに、男子はブルー、女子はピンク、でも私はブルーにさせてほしいと担任教師に頼んで、女子で1人だけブルーに。母は困惑していた気がします。長じて惹かれる絵も、モネやワイエスの朝の光、東山魁夷、ピカソなら青の時代。芸大に入ると、青の重なりの中の自画像や風景を制作。見るからに青の絵もあれば、一見ベージュやグレー系の絵も、必ず青を使って作り出した重ね色…その頃から今に至るまで、様々な青を使ってきました。
 青は喪失と再生の色ともいわれます。
 2014年1月、三木市立堀光美術館で特別企画「井上よう子〜切なく温かい青の情景」展を開催頂き、20数年にわたるブルーの大作を並べた時、深い悲しみの中にあった暗いブルー、希望を感じる光の絵には明るいブルー。私のブルーも時々で変化してきたことを感じました。
 恩師で世界的画家だった三尾公三先生も、作品にブルーを多用されました。でも、そこに隠された意味があったことは、2000年に亡くなられた後、息子さんから聞くことになります。
 世界に名をはせた画家に、実は色覚障害があり、赤や緑は判別難しく、青が一番知覚できる色だった…芸大教授としてそれは秘してきたけれど、亡き後には、そういう障害のある後進のために公表してくれと言われていたと。
 今日も青を使い制作しながら、ご自分に本当に厳しく、努力の人だった師を思うのです。           いのうえ・よう子=画家 」
 
| - | 13:23 | comments(0) | - |
光る海 漂う想い

一昨日夜スーパームーンは、何度かベランダに出てみるも雨に煙る暗い夜がそこにあるだけで・・
昨夜は、流れる雲の間から輝く月が垣間見えて、また大量の洗濯物を干しながら、月の光にちょっとほっと。。
今日は、太陽が低くなるこの季節一段と光が輝き増す海を時々見つめ仕事と雑用…光は癒しですね…そして思いは色々に漂い。。。

白石一文さんが、神戸を舞台にがん告知受けた主人公を描いた小説「神秘」を毎日新聞に連載された時、担当編集者でらした三輪晴美記者が、自ら乳がんステージ4患者として今も治療と仕事を続ける「現場」を描いた≪乳がんと生きる≫(毎日新聞生活報道部)を出版されました。
「迷わない、あきらめない」の帯の言葉、「最善を期して最悪に備える」というご本人の言葉が胸に迫ります。

三輪さんの記事を初めて読んだときは、30年前に末期がん宣告受けた母の事と重なり、名前も亡き母と同じ「晴美」で不思議な思いにとらわれました。
白石さんが神戸の書店で「神秘」の出版記念サイン会された際に初めてお会いしたときも、人柄のにじみ出る素敵な笑顔、神戸高校出身でらして、永年お世話になってきた海文堂ーギャラリー島田とも繋がりがあり、初対面のような気がしなかったのです。

「人は、ある日突然、がん患者になります。治癒や暮らし,将来のこと。さまざまな場面で価値観や人生観が問われます。『自分にとって大切なものが何か』。それを教えてくれるのが、がんという病気なのかもしれません。」三輪さんが週刊女性PRIMEの取材に答えられた言葉です。これは患者の家族にとっても同じ。

この本は、きっと沢山の方に、温かい力を与えることになると信じます。


| - | 11:18 | comments(0) | - |
冬の星に想う
画廊とアトリエと病院との1日の終わり。
少し寒さ緩んだベランダで大量洗濯物干しながら見上げた夜空に冬の星座オリオン座が輝いていました。
昨年もああまた冬が来たなと、ベランダから見上げて思ったのを思い出し、なんて早い1年・・・
去年の今頃は、白石一文さんの連載小説「記憶の渚にて」が最終章に入り、その深い内容と驚くべき急展開に感動や驚きや、時に鳥肌をたてながら、しっかりいい挿絵を描いて納得いくしめくくりができるように、白石さんにも満足して頂く絵で最終回を迎えられるようにと、変わらず父の病院へ毎日通いながらの夜中に必死で描いていた・・
12月に無事終えて、今年になって、待っていてくださった個展を3月に神戸・ギャラリー島田、9月に銀座・ギャラリー枝香庵。間にグループ展もいくつか。
自分でもよくやったなと思いながら、今は年明け1月末から2月の京都・ギャラリーなかむらの個展に向けひたすら制作。
絵を描く時間は悩み苦しみもあるけれど、それよりも描ける喜びの方が大きく、それは、その時間がとても危うくかけがえないものであることを、長年痛感してきたから(予定している時間も、急な父の病気や入院、子供の病気・ケガで吹き飛んでしまう。それは予想できないし、いつも突然やってきました)
楽しみに待ってくださる方からのエールや、企画下さる画廊に感謝。。星を見つめて思っていました。

| - | 00:02 | comments(0) | - |
須賀敦子さんの言葉への思い
神戸新聞4日夕刊の「随想」、私が担当する4回目は、母の従姉にあたる須賀敦子さんの言葉への思いを書きました。

『芦屋文学サロン「須賀敦子と芦屋・西宮」へ招いていただきました。満員のルナホール。イタリア文学者でエッセイスト須賀敦子さんのファンが、敦子さんの没後も、さらに思いを募らせている熱気を感じました。
 子供のころ、母から、イタリアにいる従妹の話を聞かされたおぼろげな記憶。祖母の口から夙川の実家で共に暮らした姪の話。頻繁に聞くようになったのはエッセー集「ミラノ 霧の風景」が大きな賞を取ってから。すぐ読んで、その文体の美しさに強く惹かれました。
 二十数年前、初めての出産と同時に母をがんで亡くし、乳児と病床に伏した父と仕事を抱える日々を過ごしていた私のことを、「よう子は色々抱えて、夜中寝る時間削って少しずつしか描くことできなくて、画家としてやってけるのかしら」と祖母が電話で敦子さんに話したら、「大丈夫よ、ずっと続けてたら本当にうまい人だけが残っていくから」と言ってたわよ、と聞かされた時は、とても大きな力を貰った思いでした。
 新聞や雑誌に敦子さんの写真入り記事が載ると祖母が自慢げにコピーを送ってくれ、顔立ちが少し祖母に似てると思ったりしながら生前お会いすることは叶わず。亡くなられてから読んだ「地図のない道」「霧のむこうに住みたい」。もうお会いすることはできないけれど言葉は生き続ける。その文章はまさに霧の中から立ち上る空気の湿り気さえ感じられるようでありながら、過剰になり過ぎず、静かな行間の余韻に、託された想いが伝わり…そしてそこには逝ってしまった人たちへの深い想い。そんな風な絵が描けたら…と今思うのです。」
| - | 22:06 | comments(0) | - |
深まる秋…明け方の海と空が綺麗です

この数日で、朝夕肌寒さが一気に増し、ハーバー前の桜並木も色づいて、秋の深まりを感じます。
日が短くなると早朝起きたときにはまだ暗く、それから明けてゆく空と海の色が本当に刻々と変化してそれは美しいのです。
何度も書いてきている気がしますが、自然の色にはかなわない・・・
でも、、何とか近い色を、キャンバスに表現できないものかと、今日も父の病院へ行くまで、アトリエで頑張っていました。

先日28日「おはよう関西」出演した私を見ましたと、沢山の方からメールやメッセージ、エールもいただいて、感謝でした。(朝ドラが始まる直前だったので、NHKにチャンネル合わせたら、との方も多かったようです。実はその前の日の夕方の「ニュース神戸から」にも映りました)
六甲ミーツアートの「未来郵便局」から届いた手紙への取材、最初は忙しい私に配慮して下さって10分ほどの電話取材。でも、話を聞くうち、若きディレクターさんが、できれば伺って画像取材をしたいと。どこへでも伺います、勿論無理なくですがとの謙虚な語り口の内に秘めた熱いこの企画への思いを感じて、仕事から帰って父の病院へ行くまでの短時間でも良ければと自宅へ来て頂いたのでした。
もう、TV見るのもしんどくなった父が、その話をすると見たいと言って、何とか病室でベッドにTVを近づけて一緒に見ることができ、私と次女の映る画面にふんわりと笑って…
そんなひと時を持たせて下さった、ディレクターSさんに感謝でした。
| - | 23:34 | comments(0) | - |
 神様の差配…(「姉の通った病院」神戸新聞随想、10,19日夕刊掲載)
神戸新聞≪随想≫19日夕刊に掲載された私のエッセイ、神戸新聞を取られてない方にも読んでいただけたらと記します。

「人生の中で、時々、神様が差配されたのではと思う出来事が起こります。
先日、長年お世話になっているギャラリー島田の島田誠氏の講演を聴講に行った甲南大学で、そういうことがありました。
会場に1時間も早く着いてしまった私に、「今、向こうの棟でこんな展示をしてるので見て来られたら」と渡されたチラシの文字に「え!?」
「欠片の復元力〜三聖病院の余材から〜」。「築90年の木造建築物が一つ、姿を消しました。…残された欠片と向き合ってみましょう」という美術家・伊達伸明氏による展示でした。
その三聖病院とは、15歳から心を病んだ姉(17歳で自死)を、何とか藁にもすがる思いで親が一時通わせた、京都・東福寺境内にあった神経科病院。ついて行ったりした私には展示された看板や標識は遠い記憶に、でも鮮明に、残されていた物たちでした。
母・姉と共に大阪から行った中学生には場所は曖昧で忘れていたのに、京都芸大に入りデッサンで行った近くの東福寺で、その看板に思いがけず再会し、立ち尽くしました。
映画化もされた村上春樹さんの≪ノルウェイの森≫で、主人公の彼女が入った「療養所」が、私にはこの三聖病院とその後、姉が入院した九州の病院に重なって、とてもリアルに感じられたものでした。
展示を見て初めて知った厳しい戒律。姉にはかえってつらい場所であったのかもしれない。でも、そこから治って社会復帰した方々もいて、今となってはわからない遠い日のことに想いを馳せながら、「日々を駆け抜ける中で、今も毎日生きづらさと戦うたくさんの『私』がいることをあなたは忘れないで」と、姉に言われた気がした出来事でした。」

(次回の私の「随想」は、11月4日神戸新聞夕刊に掲載予定です。)

| - | 00:17 | comments(0) | - |
文章の放つ力をあらためて感じています
昨年ずっと白石一文さんの小説に向き合い描く中、秀逸な文章は人の生き方すら変える可能性を感じていました。(実際白石さんの小説に出会って生き方が変わったとの方もあり)
私は絵描きとしてはもう芸大4年時の初個展からは36年ですが、それでもまだまだ精進のさなかで、文章の方は、小学生の頃に読書感想文で表彰された位のこと、全くの素人。こんな私で良いのか・・と思いながらの神戸新聞「随想」3回目が今日夕刊に掲載されました。今回は、亡き姉が引き寄せたかの出来事について書いています。
それに対して、とてもよかった、素晴らしい、とのメッセージを早速頂き、とても力を頂きました。
もう一つ、少し前にこのブログで書いた「未来郵便局からの手紙」、それを読んで感じて下さっての取材申し込みがありました。
自分の書いた文章に、責任を感じるとともに、文章の放つ力をあらためて感じたことでした。
| - | 00:23 | comments(0) | - |
幸せな Birthdayに感謝
昨日は誕生日でした。この歳になるとお誕生日は嬉しくないという方もおられますが、
やはりこの日がなければ私は今ここにいない、両親への感謝とともに、年に一度の自分のための唯一の記念日、自分なりに大切にしたいと思っています。
そこへ、沢山の方からのお祝いメッセージ、FBに誕生日登録していると通知が行ってしまい申し訳ない思いながら、デンマークでの展にお世話になったHさんのデンマークからのメッセージ、お世話になってる方からも、沢山の後輩や教え子からも、そして親友からのメール、どれも有り難く感謝でいっぱいです。

日ごろ心配ばかりの息子が、大学から帰ってなれない手つきでお誕生日ディナーを作ってくれ、日々カフェ厨房で料理してる次女が駆けつけ絶妙にアシスト、愛知から仕事終えて深夜に帰ってきた長女も祝ってくれて、3人が小さい頃は仕事と子育て孤軍奮闘大変な日々があったけれど、このひとときが、今日も病院の父の介助しつつ(毎日小さくなる父、本人がつらいからのいらいらや看護師さんへの暴言を看護師さんから聞かされて胸がずっしり重くなりながら帰ってきて)色々ある事も消し飛んでくれます。
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