YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
卒業式
昨日は、大手前大学卒業式でした。
私は非常勤講師なので、卒業式に出席義務はないのですが、行けるときはできるだけ出席して、教えた学生らを見送ることにしています。
2年、3年、4年と教えた学生ら、とてもよく頑張っていた学生も、卒業を心配した学生も、皆それぞれに晴れやかに…
おめでとうを言い、一緒に写真に納まりながら、一抹の寂しさ。。。皆、これから社会に出て、色々な事があるだろうけれど、頑張ってね…と。

毎日が、色々に慌ただしく過ぎてゆくこの季節。この春は一段と・・・
旧年度から新年度への大学(教える2つの)やNHK講座の大切な仕事に加え、娘のbabyのあれこれ(新しい小さな命が育ちゆくのを見るのは元気をもらいます)、息子の卒業と社会人スタート、、、まだ色々にある父の後片付け。
毎朝、父と母と姉の3つ並んだ位牌にお線香を立てて、手を合わせ、コーヒーを供えるひとときだけは、心静かに・・・
毎日通った日々が長かったから、いまだに帰り道に父がいた病院が近づくと、病室を見上げてしまったり…の、昨夜は満月の夜でした。
| - | 13:17 | comments(0) | - |
審査〜東北へ〜父の百か日、そして納骨
怒涛の1週間でした。。。
7日、神戸市展の審査。一人一人の方が、想いを込めた作品たちに、真摯に向き合い…
8日、早朝に発ち伊丹空港から仙台へ。空港でレンタカーを借りて、ひたすら走れるだけ沿岸部を北へ走りました。
「忙しい日々の中、ボランティアに来れなくてもいい、また来てくれるだけでいい。忘れないで…」仙台の方の言葉がずっと心にあります。
今年も何とか、仙台から松島、石巻、女川町を経て南三陸まで、そこかしこから感じる声なき声に心で手を合わせながら、また昼食も夕食もとらずに走り続けて、レンタカーを返し宿に着いたのは夜の9時。
震災から8年経ってもまだ沢山の重機、そして重くのしかかるかの防潮堤。津波の爪痕の深さを痛感。でも道はたしかに以前より繋がって…
2日目・9日の東北は抜けるような青空。
未だ荒れ野が広がる名取市閖上地区(仙台の南側)を案内頂いてから≪かたりつぎ≫へ参加し、竹下景子さんと再会。どんなに忙しくても、必ず朗読に被災地に駆けつける景子さん、頭が下がります。
心こもった朗読での7人のエピソードは心に沁み、とりわけ津波から子供とともに逃げたのに自分だけが生き残り毎日自殺を考えていたお母さんの話に胸が震え涙。終了後にお会いするなり「(父の事で)大変だったでしょう?あなたの身体は大丈夫?」と私の心配までしてぎゅっと握って下さった手は、温かでした。

深夜に帰宅して翌日は父の百か日法要に明石のお寺へ息子と。それから、小雨降る中お坊さんとともに車走らせお墓へ行って納骨。
母や姉も眠るお墓に、父の遺骨も無事入り、ちょっとほっと。でも次は初盆のことや1周忌の事など、お寺さんから聞きながら頭がクラクラ…
いえ、32年前の母の時は、生まれて間もない長女抱きながらこなしたのだから大丈夫、一つ一つこなしていこうと思います。

今日は審査した神戸市展会場に行ってから(土曜日NHK講座後に講評会に出ないといけないので入選作品しっかりもう一度拝見しておかねばと)、アトリエに走って制作。自分の絵に向き合う時間が、やはり一番心落ち着きます。

美術館の近くで白いこぶしの花に出会い…あぁ母が好きだったなと。
今の私の年よりずっと若くで亡くなった母は、本当に心の綺麗な人でした…暫し足が止まって見入ってしまった事でした。


| - | 00:35 | comments(0) | - |
3月になりました
2日土曜は朝からNHK講座へ。お休みされてる方を心配しつつ、来られてる方々はそれぞれに絵をこつこつと頑張ってられて、私も一人一人にできる限り向き合って、穏やかなひととき。
その後、大阪へ、その日までの展覧会など5件のギャラリーを駆け巡って、最後に梅田阪急百貨店美術画廊での井上直久先生の個展へ。
私にとって、高校時代に井上直久先生に出会えた事が、芸大へ行く事になる大きな要因であり、大学時代に三尾公三先生と出会えた事と共に、今、画家としての自分の人生の大きな出来事だったことは間違いなく、、スタジオジブリとのお仕事や、とても有名な画家になってしまわれてからも、お会いすると高校で担任を持っていただいた頃と変わらない気さくさでニックネームで呼んで下さる有り難い存在、人生の恩師です。(成安造形大学に非常勤講師に呼んで下さったのも井上直久先生でした。)

3日、朝から迎えに行って、娘夫婦とbabyと息子と私で西宮神社へbabyのお宮参り。泣き出しかけてミルクを慌ててやったりしながら無時祈祷して貰いやれやれ。祈祷の祝詞の中で、来ているbabyの住所氏名生年月日を読み上げていかれるのを聞きながら、あぁ娘や息子の時もそうだったな…と、遠い日を思い出していました。

その日は夕方京都で、京都芸大同期のゆるやかな同窓会。ふたを開けてみれば、東京・広島・岡山など結構遠くからも、40年ぶりの再会もあり、現代アートのトップランナー達、TV関係やCG制作会社トップから、定年退職や早期退職して悠々自適の人、親の介護で仕事やめ昼間は介護し夜間バイトの人まで立場は様々に、それでも話し出すと学生時代の雰囲気のまま…いいなぁこの感じ…来たくても来れなかった友人にも思いはせながら、元気を貰ったひと時に感謝。

確定申告、父の書類も何とか終え、明日は神戸市展の審査へ、週末は今年も何とか東北へ、8年目の被災地へ行ってきます。
| - | 22:45 | comments(0) | - |
2月も終わり、新年度への準備に(見えない力に動かされている?)
2月も終わろうとしています。
毎日長女宅へbabyの世話や食材差し入れに行き、アトリエにも走って少しずつでも何とか制作、そして夜中には確定申告書類や、仕事のメールやり取りやらに追われ毎日があっという間に・・・

でも、先日来、大切な思いを込めて描いた絵が、不思議な力で導かれたように…それこそ光に導かれたような出来事。
あぁ、絵は、本当に行くべき場所を、知っているのかもしれない・・・
また、あらためて思った事でした。

もうすぐbabyはお宮参りに。
その後には父の百か日と納骨。まだまだやらねばならない事は山盛りですが、、、自分らしく頑張りたいと思います。

報告大変遅れ恐縮ですが、現在、三木市立堀光美術館で開催中の収蔵作品展に、私の120号作品「Linked Ocean〜Denmark」が展示されています。近くへ行かれることあれば覗いてみて下さい。入場無料、3月3日までです。

また、その都度お知らせするつもりですが、今年はこの後、5月にGe展(京都市美術館別館)、Breeze展(京都・ギャラリーa)、9月に「私の中の村上春樹掘彭検紛篋臓Εャラリー枝香庵)、「文学とアートの出逢い‐装幀画」展(金沢・ギャラリーミュゼ、銀座ギャラリー枝香庵巡回)、そして12月にギャラリー島田での個展へと続きます。
何だか、文学の世界に引き寄せられている気が・・・。
| - | 10:45 | comments(0) | - |
前をむいて・・・
哀しい報せが続くと、つい下を向きがちになるけれど、
満月を見上げ、きっとそこに集っているだろうこと思いながら祈っています。

土曜のNHK講座には、病気の手術入院とその後の療養でお休みされていた生徒さんが、一人、また一人と復帰されて、とても心配していたので、元気な笑顔の再会と久しぶりと楽しそうに絵を描かれる姿が、本当に嬉しかったことでした。
でもまだ病と闘っている方、ご家族の病がわかった方も・・・
それぞれに、絵がもたらす力がきっと役立ってくれる、、そう信じています。。

HPの今年の展覧会のページに、大体の展覧会の予定はあげて貰っていますが、まだあらたに企画展への参加依頼をいくつか頂いて、
何だかどうにか父を看取って、3人の子供たちが自立できたなら(最後の末っ子息子が春から社会人に)、私の役目は果たせた(終わった)かなと思う今日この頃でしたが、私の絵を楽しみに待ってくださってる方がいる事を有り難くあらためて感じながら、ちゃんと前を向いていかねばと、絵に向かっています。

*現在20〜25日まで、JR京都伊勢丹10階での≪芸術家と文化人の作品展≫チャリティーオークションに「あの日に向かって」3号を出品しています。
| - | 00:30 | comments(0) | - |
哀しい別れが続きます
9日土曜から、大手前大学卒業制作展が大学アートセンターで始まり(17日まで)、受賞者表彰式や合評会に参加、卒業生もやってきていて、制作を続けるには…悩みを相談されたり、色々と学生達と熱く話しました。
絵を描き続けることはけして平坦な道ではないし厳しい状況下に陥る事もあるけれど、私が言えるのは、ありきたりの言葉のようだけど「継続は力なり」、そして絵がもたらす力はあって、私はどんな時も逆にそれに生かされてきた…という事。
そんな若者たちにエール送りながら、連日長女のbabyからは、手伝いに行って世話をしているこちらが、やはり逆に生きる力を貰っているような気がします。
そんなところへ、また悲しい別れの知らせ。
元・芦屋美術博物館学芸課長、兵庫県美術館館長補佐を経て現在甲南女子大学教授、河崎晃一さんが、11日朝6時に亡くなられました・・・
かつて芦屋美博が存続危機になった時河崎さんに呼ばれて市民NPO立ち上げの会議に参加したり、学生ら連れてボランティア参加したり、、兵庫県美の美術館講座講師に呼んで下さったのも河崎さんでした。
数年前、癌との闘病を伺ってからは覚悟をしていたことだったけれど、去年何度かお会いした時も、お元気で朗らかに話して下さったから、なんだかずっとこのままいて下さる気がしてしまっていました。
調子いい日と悪い日があって、今日はこうしているけど、昨日はぶっ倒れてたと苦笑しながら話されたりもして、ご本人はとてもつらい時もおありだったんだろうけれど、病を得てからも、精力的に講演や美術館の展示へのアドバイスなどもされていた、本当にご立派でした。
今夜はお通夜へ、今までの感謝の想いを胸に抱えていきます。
| - | 12:37 | comments(0) | - |
2月になりました
毎年、「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と呟いていますが、
今年は色々な事が既にあり過ぎて、、、まだ2月?と言った感。
年明け個展とグループ展出品も既に4つ終えて、父の四十九日法要、そして長女の出産。
今期大学授業を先週無事終えて、成績付けや春学期からの画材発注をしながら、普段なら1年の疲れが出て熱出したりもある時期ですが、娘とbabyの世話など発熱してるわけにはいかず(でも娘も産後直ぐから頑張ってよく動いています)、それにまだまだ父の死後の手続きに関する書類が次々届いて、そのための証明を受けに役所や病院にもまた走ったり、目まぐるしい毎日。
病院から持ち帰った父の荷物も中々手付かずのまま・・・
先日深夜にふと、ずっと病室に置いていたiPadを開いて充電して見ると、そこに未知の沢山の画像…看護師さんが娘さんに見せようねと言いながら撮って下さってたのが動画でも残っていて、思わず涙が溢れました。
撮って下さった看護師さんにも、そこに写っている父の笑顔を下さったボランティアの方々にも、感謝の想いは本当に尽きません。

去来する色々な想いを胸に、毎日少しでもアトリエに走って絵も制作しています。依頼頂いた絵や、次の展に向けての絵。それぞれにその色々な想いを込めて・・・
| - | 11:29 | comments(0) | - |
天使が舞い降りた朝・・・神様に感謝
今朝、天使が舞い降りてくれました。
母子ともに無事元気で…神様に心から感謝でした。
そして、早朝からずっと娘に付き添って、出産時もずっと腰をささえさすってくれたりしながら立ち会ってくれた、優しい旦那さんにも感謝。

母が亡くなった時に生まれた娘が、父が亡くなったすぐ後に男の子を生んで…
何だか不思議な気持ち。

そして、小さな小さなbabyは、その存在だけで、皆を温かい笑顔にしてくれるんだからすごいですね。

天国で父も喜んでいる気がします(大きくなった長女のお腹を触って、「お前がお母さんか・・」と目を細めていたのです)
見守ってやってね…
帰宅してまた今日も父に手を合わせながら
私も、(自分の時には母は逝ってしまったから)見守っていってやりたいと思います。
育児はこれからだけど、とりあえずは出産という大仕事を無事やり終えた娘にご苦労様!でした。


| - | 22:30 | comments(2) | - |
遠い日の想いから ホスピタルアートへ
私が初めてホスピタルアートという言葉に出会ったのは、32年前、母が余命3か月の宣告を受け、もう助けられる手段は無いとの絶望の日々の中で、せめてお腹の中で育ちつつある長女が生まれる日まで延命できる何かを模索し仕事と病院へ行った帰りに書店で本を読みあさっていた時でした。
アメリカやイギリスでは、病院にも芸術作品を展示したり、絵を描くアトリエがあって、そういうホスピタルアートの取り組みは、緩和ケア‐として、延命の効果ももたらしているとあり、その後もう重篤な状態になった母には(そして私も無理がたたって切迫早産で入院し)かなわなかったけれど、自分が関わっている絵を描く仕事が、あの毎日見つめ続けた病院の寒々とした壁にも、患者さんや病院にいる人たちの心にも、役立てることがあるかもしれないとの思いは、自分がその後どんなに過酷な状況下になっても、絵を描き続けたいと思える力の元にもなってきたように思います。
そんな思いををギャラリー島田の島田さんにも伝えたり、個人的に知り合いの病院に請われて設置したり、今、頑張ってられるアーツプロジェクトさんがNPO法人として立ち上げの時には、亡き木村重信先生らとともに賛同人に名を連ねたり…そのアーツプロジェクトのディレクター森合音さんが担当された四国の病院のホスピタルアートには沢山の作家さんと共に指名頂いて数点の絵で参加させて頂くなど、ささやかに関わらせて頂いてきました。

昨日、クッキングパパの漫画家うえやまとち先生(大手前大学客員教授)から、もうずいぶん前に九州・久留米医大病院に収蔵設置頂いた私の100号と50号作品を見つけたと、ともに写った画像と嬉しいお便りが届き、もう感激するとともに、そんな色々な事が思い出されていました…
「…い〜い絵ですね!白と青のスーッキリした色使い、外来できたボクたち患者の不安や弱気をすっきりとした気持ちにさせてくれます。・・・」
今も大切に飾って頂いていて、患者さんらの心に少しでも役に立てているならこんな嬉しいことはありません。じんと来ながら拝読、締め切りに追われるお忙しい中わざわざ報告下さったうえやまとち先生に感謝。

*現在、神戸三宮のセンタープラザ東館2階ギャラリーあじさい新春展に、10号と3号を出品中、明日までです。
*そして、同じく神戸三宮北のギャラリー島田コレクション展「人間・風景・記憶・旅」に、「ゆくべき道をさがして」シリーズ青いデンマークの雪原の絵を飾って下さってます。30日まで。

| - | 14:46 | comments(0) | - |
個展無事終了 そして 父の忌明け法要
15日火曜に無事個展は終了し、最終日まで本当に沢山の方−遠くからも近くからもー見に来て下さって感謝の連続でした。
大きな哀しみ苦しみ乗り越えて来たり、あるいは今も闘っている方が、絵から何かを感じてじっと涙して見つめてられる事が、今までにもあったのでしたが、今回もそういう場面が何度かあり、こちらも思わず涙ぐんで…絵のもたらす力をまた感じたり(私が不在で会えなかった方もスタッフがその言葉を伝えてくれて)
そして、今回は父の思い出を語って下さったりもあり、会場で作家がボロボロ泣いているわけにもいかずどうしよう…と思ったり(それも有り難いことで…)、
それらはすべて温かな力となって、またこれからも頑張って描いていこうと思わせて頂きました。

水曜は運び込んだ荷物をアトリエで片づけ、木曜は大学授業、そして金曜は父の四十九日法要を明石のお寺で、息子と次女と叔父や従姉妹など内々で(出産目前の長女は自宅待機)何とか滞りなく済ませることができました。
3月の百か日の時に納骨することなどもお寺さんと相談してきました。
父がお世話になった方々ちゃんと把握できてなかったり、何も恩返しもできないまま、申し訳ない思いです。

今日はNHK神戸講座でモデルさんの描写。初めてバレエのコスチューム頼んでみたら、薄いブルーの衣装が美しく、生徒さんらのモチベーションも上がって…また今年の秋の展覧会目指して一緒に頑張りましょうねと。
| - | 01:07 | comments(0) | - |
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE
+ OTHERS
このページの先頭へ