YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
アンドリュー・ワイエス・・・思いがけない再会
先日、書店に立ち寄って、、それは何を探そうとしたのかも忘れてしまうほど何気なくであったと思うのですが、美術書のコーナーにて、引き寄せられるように「アンドリュー・ワイエス」の画集に出会い、固まってしまいました。
何を隠そう、私は、高校時代にこのワイエスの画集(それは古い物でしたが)を当時美術科教師で担任でもあった井上直久先生(今やイバラードの画家として有名ですね)に見せて頂いて、身体に電流が走ったような衝撃を受け、芸大を目指す要因となったといっても過言ではないのです。

こんな絵が描きたい・・・

そのワイエスとの、思いがけない再会。
学生時代に洋書店で買った古い画集は持っているものの、再会したそれは見るからに新しく、色も鮮明で、今までに大学や図書館で見た他の画集たちとも違っているし、何より見たことがなかった絵も載せられている。これは、無理してでも買いなさいと、神様が言っているに違いないと、そこに一冊だけあったのを買って帰りました。やはり最近出版されたばかりの物でした。

リアリズムの追求だけではなく、逝ってしまった人(彼の場合それは28歳の時、突然の事故で亡くなった父)を思う喪失感が根底にある
人の存在自体を描かずに,存在感を描いているものが多い、

ワイエス本人とも交流し取材したという著者の解説文に、高校生の私がワイエスの絵に惹きつけられたわけがあらためて分かった気がしました。
私の、芸大時代から今に至るまで、制作の原点にあるもの、何年の月日を経ても消えることのない大きな喪失感‐姉の死‐から2年後に出会ったワイエスでした、、、
今この時期の再会は、何か深い意味がある気がしてなりません。



| - | 01:33 | comments(0) | - |
2017三尾忌−三尾公三と教え子たち−展 出品します
三尾公三先生が亡くなられて17年。
偉大な恩師のこと、日々忘れることはありません。
絵を描きながら、迷いが生じると、三尾先生なら何て言われるだろう…
必ず思うのです。

その、三尾公三ゼミ(旧 京都芸大時代)の、リーダー的存在の川村悦子さん(現在京都造形芸大教授で、昨年西宮大谷記念美術館で個展された、大好きな先輩画家)が、先生と近しい教え子で三尾先生を忍ぶ展覧会を提案してくださって、京都・ギャラリーaさんが企画展として開催下さる事になりました。
私も、学部だけでなく、大学院時代も三尾公三研究室にて学ばせて頂き、三尾先生が辞められる時に卒業(卒業後も個展には来て頂いて)という、ありがたくも濃密な教え子という事で、お声がけいただき、出品します。

2017.11.28(火)〜12.10(日) 
12:00~19:00(最終日18:00まで) 月曜休廊
京都市中京区寺町通り二条下ル東側2F 
Tel 075-241-4056 ギャラリーa
http://www.gallery-a.jp

≪2017 三尾忌−三尾公三と教え子たち−≫


ご高覧下さい。
10人が1人1点ずつ(10号くらいの大きさ)の作品出品します。
姿なき恩師が見に来られる気がして、そして、尊敬する先輩方に囲まれる展でもあり、緊張しながら出品作を制作中です。
間に合うか…?ちょっと焦りつつ。。。

| - | 01:34 | comments(0) | - |
11月になりました
本当にあっという間に日々が過ぎてゆきます。

季節外れの台風が2つ通り過ぎて、
叔母の後片付けの事で明石に叔父や従姉妹らと集まるために走り、
病院の父の所へも。
そして大学に出す書類に追われ、毎日の制作も(これだけは外せない、
というか、描けない日があると、それが一番こたえるので…)何とか少しでも・・・

急激に寒い日があったりで、学生にも風邪ひきさんが増えています。
インフルエンザも早くも流行り出したところもあるそう、皆さん気を付けて下さいね。

先日そんなバタバタの毎日の中、思いがけずハロウィンのお菓子を学生や助手さんがくれたり、「先生もします?」と仮想のカチューシャ渡されて写真撮ったり、ひとときほっこりを頂き感謝。。。
(ただ、街に繰り出し仮想を楽しむ人たちの一部マナー違反はいけませんね。)

芸術の秋、あちこちでアートイベント。1日〜5日は、神戸文化祭。あちこちでフラッガーと言われる参加者が旗をあげ、既に巡ってられる方もあるよう。
ギャラリー島田も参加されてます。
先週末から展覧会始まった中島由夫さんは、2004年コペンハーゲンの在デンマーク日本大使館での私の個展オープニングパーティーに、ご家族そろって参加下さったりもしたスウェーデン在住のビッグアーティストなんですが、明日、いえもう今日ですね、3日のPM3時からギャラリー島田個展会場で、パフォーマンスされるそうです。
| - | 00:40 | comments(0) | - |
台風一過…制作中の絵

一昨夜から昨日明け方までずっと、窓や玄関扉がドーンドーンと定期的にドキッとするほど鳴り響く暴風雨(台風来ると我が家は海風直撃なので)、短い睡眠後に朝からは晴れて来たから大学へ走ったのでしたが、電車が止まっていて来れない学生や、2時間遅れで電車の延着証明握りしめ疲れ切って来た学生、教室にも雨漏りで大きな水たまり発見し雑巾で何度もふき取ったり、色々に台風の影響がありました。皆さん大丈夫だったでしょうか?
友人夫妻、モーネ工房の引っ越しも日曜台風直撃のさなかで、心配していましたが、無事夜中に走って到着し、昨日今日片付けに追われている前向きな様子のメール返信に、ホットしました。
地球温暖化に伴い、台風が大型化する傾向、(少し前のアメリカでのハリケーン被害も沢山の犠牲者に胸が痛みました)今後一層気を付けていかないといけないなと思います。

画像は今制作中の珍しくブルーの少ない絵、まだモチーフが加わります。。草原の自然の色たちのせめぎあい、そこに吹く海からの風、描きたくなって。
でも、同時進行で、やはりブルーの絵たちも描いていっています。

恩師、三尾公三先生没後17年に先生を偲び教え子の展覧会をしようと、大好きな先輩・川村悦子さん(去年、大谷記念美術館で大きな展された画家)の発案で11月末から12月に、京都ギャラリーaでグループ展にお誘い受け出品します。
また詳細告知しますね。
| - | 22:04 | comments(0) | - |
温かい人のつながりが積み上げてゆく 大きな力
13日は、公益財団法人神戸文化支援基金設立25周年記念交流会が神戸北野ガーデンで開催されました。何それ?と思われる方もあると思いますが、「神戸文化支援基金」は「市民自らが文化を支える」という旗を揚げて日本で初めての市民メセナとしての基金で、その発端となったのは、亀井純子さんという名もなき若い女性が遺された1000万円を、若き芸術家の支援をされていた純子さんの遺志を生かせるよう使ってほしいと、ご主人・亀井健さんが島田誠氏(現・ギャラリー島田社長、元・海文堂社長)に託したところから始まるのです。それは、ちょうど私が初めて海文堂ギャラリーで初の画廊企画での個展をして頂いた時と重なり、基金立ち上げの寄付を募ってらしたけれど、乳幼児を抱え生活費もぎりぎりの貧乏絵描きには寄付はとてもできずに歯がゆい思いでいたら、純子さんの活動など紹介する小冊子がギャラリーに積み上げられ、「あなたも1冊1000円のこの冊子を買えば寄付したことになりますよ」それなら何とか!と買った遠い思い出。。。。
そこから沢山の方々の寄付、志縁により、25年の間に公益財団法人にまで育てられました。それは、凄い事、奇跡のような事だと、、
毎年、兵庫県下で行われる音楽・美術・舞踊など若々しく実験的な芸術表現活動に総額200万(20万/件)の助成をされてきています(来年度の募集ももうすぐ始まります)
温かい人のつながりが、積み上げてゆく大きな力を(そしていまそれを支える若きスタッフらの力も)、しみじみと感じながらの素晴らしい交流会でした。

そしてその翌日は、京都モーネ工房のギャラリーでの、最後の展覧会の最終日に駆けつけました。全く違う形ではあるけれど、温かい人のつながりがつみあげてきたものは、モーネ工房でも…。去りがたい人が、溢れかえっていました。
あの場所で10年を終えて、四国へ移転するモーネは「つづく・・・」
東北大震災の年に、モーネ工房主催(高校時代からの親友)井上由季子がプロデュースしてくれ、デンマーク在住のやはり芸大時代からの親友YUKO TAKADA KELLERとの「星に願いを」展を、皆で天に祈る思いで開催したこと、何度かワークショップもさせて貰った事など、色々な思い出が蘇り、空間を見つめ、モーネの井上夫妻に感謝しながらの帰途でした。。。

父の病院へ、アトリエへ、大学へ、走り回りながらも、行くべき時には行かねばと、何とかどちらも行けて良かった。その後あった事もまた後日・・・
| - | 00:51 | comments(0) | - |
秋が深まってきました…それぞれに絵がこたえてくれたこと
7日土曜日は、NHK講座の生徒さんらの展覧会会場で、10時半から講評会。作品への思いを作者にひと言ずつ語ってもらって、私が講評して、ぐるっと全作品回りました。
毎年見に来てると言う方から、昨年の展覧会よりもまたバージョンアップしましたね、の声があったり、連休8.9日も沢山の方が見に来られたそうで、昨日10日最終日、父の病院へ行ってから搬出作業に駆けつけたのでしたが、良い雰囲気に無事終了しました。
「さあ、また来年の展に向けて頑張って描かないと」、生徒さんらの生き生きした表情が、充実した展覧会になった達成感を物語っているようで、、嬉しかった私でした。
見に来て下さった方々、色々に最初から最後までお世話になった「みなせ画廊」の皆さん、本当にありがとうございました!

月曜日は、祝日ながら大学授業はあり、午前中の2年生絵画基礎授業では、風景画の合評。合評後は、初めて油彩でモデルさんを来週から描いて貰うため前夜に作成した「油彩画を学ぶ」(わかりやすく油絵具の組成や溶き油の種類などの説明、扱いの注意など。祝日でも大学授業に出てきて良かったなと学生が思えるように…?夜なべして作りました)の教材プリント配布し講義後に実際に油彩での下塗り。皆熱心に取り組んでくれました。
午後の3年の具象絵画表現授業では、授業課題と並行し大作に取り組んで来た学生B君の作品が公募展に初入選の知らせ。本当に良く頑張っていたので、良かったなあ…!と。
地道な努力は、必ず絵に力を与えてくれます。


| - | 14:17 | comments(0) | - |
NHK文化センター神戸≪大好きな絵を描こう≫講座 作品展
今日は朝からNHK文化センター神戸の「大好きな絵を描こう」講座の年に1度の展覧会の搬入・展示作業でした。
元気な方々も、病気を抱える何人かの方も、それぞれにそれぞれの描き方で、本当に個性豊かに頑張られた作品が並びました。
(画材も、水彩・パステル・色鉛筆・アクリル・鉛筆細密デッサンなど色々)皆さん昨年よりまた確実に力を付け、絵を描く喜びが感じられる展覧会になっています。
神戸元町商店街の、西元町駅からすぐ、JR元町駅や神戸駅からは約8分。
「みなせ画廊」での「彩洋会」作品展、今日から10日まで(10:00〜18:00、最終日は16:00まで)
沢山の方に見て頂けたらいいなと思います。
講師・井上よう子も1点賛助出品しています。

展示後は大学へ走り夕方まで指導(そして今日も父の病院へ)。学生らも再来週の合評に向け制作よく頑張って、、、慌ただしくも清々しく絵のもたらす力をまた感じた一日でした。
| - | 01:13 | comments(0) | - |
心に響くということ
導かれるように、呼んで頂いての出会い、
知らない範疇であるがゆえの思いがけない気づきや、静かに何か新しいことに繋がる予感、不思議な感動の広がりを心に頂きました。
とにかく時間に追われる身、仕事と家事と父の事と、山盛りの雑用をこなすと、時間が取れたら、いや作ってでも少しでも絵の制作へと向かおう…そうしないと…と、思ってしまうのですが、お世話になった方や尊敬する方からお誘い頂いたら、何とか時間取ってでも行こうかと。
そして、そんな経験をさせて頂いたのがここ何件か続いています。
その一つ、先日日曜は、芦屋ルナホールでの文学サロン「富田砕花と谷崎潤一郎ー谷川俊太郎氏を招いて」へ。(昨年は須賀敦子さんがテーマでした)
恥ずかしながら、富田砕花さんは、名前くらいしか知らなかったのですが、肺を患い芦屋で療養して、芦屋が気に入り定住された事、芦屋や兵庫県下のそれは沢山の学校の校歌の作詞されてる事、谷崎氏と親交深かった事など興味深く拝聴しました。
芥川龍之介が自殺した後、雑誌に寄せた「芥川君を憶う(おもう)」という文章に、芥川龍之介が「草の葉」の中の「この上ない 幸福な 死の囁き」という詩に赤線を引いていた事紹介されていて、深い所で繋がっていらしたんだなと…文豪らの心の交流に思いを馳せていました。
そして86歳とは思えない谷川俊太郎さんの力強く心に響く詩の朗読、芦屋少年少女合唱団の清らかな歌声、心洗われ、わけもなく涙が溢れそうになるのをぐっとこらえて・・・こういうひと時をいただいた事に感謝。、

| - | 14:07 | comments(0) | - |
R氏の夢


7月末に個展を終えてから、8月は依頼頂いた50号を制作して31日にそれを納め、、9月に入ってからは静かな北欧の光描いた2点、そしてブルーの連作3点、空と海に輝く光、描いてきました。
(画像はその一つ、R氏は、数学物理学駆使して鳥のように空を飛ぶ夢を実現しようと図面を描いた、人物をリアルに描くために医学も勉強し解剖も…のあの偉大なる芸術家。わかりますね?)

大学秋学期の立ち上がり授業は其々順調にスタート、
今日は先に父の病院へ行き昼食の介助してから、大阪府枚方市までOS大学補講に出講、そしてアトリエへ。

とにかく、毎日、少しでも、毎日、絵を描くこと。
それはとても、大切なことなのです。
今日の作業が明日へつながり、今日はいつも時間が足りないけど、新しい色や形の小さな発見や疑問や答えの続きは明日必ず…と
そして教える中にも生きた指導となって・・・



| - | 23:53 | comments(0) | - |
芸術の秋
17日は台風近づく中、県立芸術文化センターでの公演「喝采」へ次女と。
心ひりひりする心理劇の、激しく罵り合うセリフの応酬にも、実力派男優陣圧倒する竹下景子さんに見入りました。
いつも、個展に来て下さる時には温かい励ましをこちらに下さるし、被災地にも。。。小さな体に秘めたパワー、強さと優しさ。心から尊敬する女性です。
楽屋に呼んで頂いたほんののひと時に,また沢山の元気を頂きました。(次の朝ドラではおばあちゃん役?それも楽しみです)

台風一過、晴れ渡った火曜日は、5〜6月「造形美術学概論」担当したOS大学の試験監督に。短期間だけど教えた学生たちを見守り、そして京都へ、静かで温かいリアリズムの林哲夫さんの油彩画(ギャラリー恵風)拝見。他3軒。(拝見したい展は美術館も他にも色々ありますが、中々時間は足りません)

そして木曜は、O大学秋学期初回授業へ。
スタート課題が「言葉のイメージ表現」で、その構想を練るにあたりぴったりだなと、大学から歩いて行ける大谷記念美術館で開催中の「ボローニャ国際絵本原画展」へ学生らを引率。世界中色々な国のプロもアマチュアも関係なく応募の中から選ばれた作品、技法も画風もバラエティーに富んでいて学生ら熱心に見入っていました。24日までです。

先日紹介したロバート・フランク展は、22日までになっていましたが、23日祝日までになりました。こちらも盛況の様子、学生らに勧めました。
芸術の秋、「六甲ミーツ・アート」、「港都KOBE芸術祭」も始まっています。

NHK講座の生徒さんらの展覧会も、10月5日からに、迫ってきました。
| - | 11:08 | comments(0) | - |
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