2011.03.12 Saturday
ハレの日が…大変な日に……
成安造形大学の卒業式で、大津ブリンスホテルへ行っていました。
普段の姿とは全く違う華やかな衣装の学生もいれば、わざと普段の絵の具だらけのつなぎ姿に蝶ネクタイだけしての学生もいたり…それぞれに巣立ちのハレの日。 12時半からの式は2時半過ぎ無事終わり、各科に別れ、卒業証書を手渡しているときに、異変は起こりました。 また体調不良でこれはめまい?…と思いかけたら、「地震です!」 天井の大きな照明が落ちんばかりにゆれ… でも何とかおさまったようでよかった…と、先生が順に送る言葉を言いかけたら、事務局の方が走ってきて「中断してすみません!東北で震度7とのこと。東京でも被害ありと。実家が東京から東北にかけての学生さんは、連絡とって下さい!」 緊張が走りました。 その後は、だんだんと情報が入ってくるたびに、大変な状況がわかってきて… なんて酷い…… 言葉を失い… こんな時に連絡入れてもかえって迷惑と思いながら、彦根での中学時代の心優しい親友に、無事ですかと携帯でメール…もちろん返信はなく… 帰宅後に彼女の住む仙台の映像を目の当たりにして、胸が潰れる思い… どうか無事でいてほしい…寒い中、温かい場所におれますように… 東京の友達も先輩たちも… とにかくこれ以上、余震も津波も酷くならないで… ただただ祈るばかり… こうやっている事が、当たり前の日常が、いかにはかなく脆いものかと… そして幸せなことか…と、心痛く思います。
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