YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
うれしいことがありました
大変なことも色々あるけど、今週うれしいこともありました。

火曜日、成安造形大学での授業の日のこと。
息子の中学(マリナコンサート)から飛んでいった大学で、永田萌先生とばったり。
私の学生時代、既にカラーインクでの美しいグラデーション画面に妖精や花が可愛い洗練されたイラストレーションで一線に活躍されてた永田萌さんは、現在、成安造形大学トップの客員教授として、学生らの指導に当たられているのですが、客員教授でもあり本業がお忙しいのもあり、年間でも限られた期間だけ来られるので、一昨年入学式でお会いしてから、久しぶりにお会いしたのが昨年の私の神戸・ギャラリー島田での個展。「北野坂の上にある北野美術館(永田萌美術館)に展示替えやら時々くるから、かえって京都の個展より来やすかったのよ」と、はるばる京都からとても多忙な方が見に来てくださったことに恐縮する私に、きさくな笑顔で気持ちをほぐして下さって、おまけに私の絵が好きだと、画集を買って(あわてて進呈すると言ったのに、いえいえ買わせていただきますと)帰って下さった・・
そして今年の春、私が出席した卒業式には萌さんが仕事で来られず、入学式の方には来られたのに、私が父の入院で行けず・・お会いできないままだったので、昨年のその個展以来久しぶりの対面でした。
「まあ、今日授業してられるの?どこで?」
「1年生4組の実習室で・・今日は合評なんです。」
「私の3年生の授業は4時半で終わるし、見にいくわ!」
「え〜?ありがとうございます!あ、でもインフルエンザで休んでる学生が先週3人いたので、もし欠席が多いと合評早く終わって、デッサン室に移動してクロッキーする予定なんですが・・」
「私を気にせず流れ通りに授業していてください、拝見できそうなら行くしね。あ、そうそう私についてくれてるTA(ティーチングアシスタント)のN君も、あなたの絵のファンなのよ」
そんなうれしいことも言ってくださった萌先生は、社交辞令ではなく、ほんとに授業教室をさがして見に来てくださいました。
冷たい雨の日で、成安造形大は各棟ごとに傘をささないと移動できない(授業の合間にトイレ行くのも、研究室や本部に行くのも傘がいるのです)し、授業されてた教室から探しながらくるだけでも結構大変。ありがたいことでした。
合評最終の一人を終えて、学生達にも「客員教授の永田萌先生、お忙しいし、なかなかお会いできない貴重な機会。1年生4クラスの中で、見に来ていただけたこのクラスはラッキーだし、質問やら話したいことある人ない?」と促し、緊張気味におとなしいクラスの中で、何とか手をあげた「握手してもらっていいいですか?」と「何年か前に大阪の百貨店での先生の個展で、母が握手してもらって、私は汗だくの手でなかなか握手できなかった子供です」の二人が可愛かったことでした。
そして学生の前で「私はこの井上先生の絵が大好きなんです。ファンです」なんて言ってくださって、照れながらとてもうれしかった私でした。

永田萌先生、本当にありがとうございました!

そして、萌さんも帰られ、次の課題・クレパス画の説明や次週持ってくるものなどひとしきり話して授業終えるころには、あたりは真っ暗。
教室を出ると、滋賀の湖西のキャンパスは寒くて冷たくて、今日も早朝から大忙しだったなあと、これからまだ長い帰途(2時間あまり)と、帰宅後の忙しさを思い疲れを感じていると、携帯に授業中にもかかっていて出れなかったギャラリー島田さんからの電話。
謝りながらお話聞くと、何人かの作家の作品とプレゼンしてくださってた、龍野市の学校に納める絵、私の絵が通ったとのうれしい知らせ。
(40号程の「風が吹く場所」という作品で、寄贈ではなくちゃんとお金も頂けます)
「ありがとうございます〜〜!!」
冷え切ってた体も心も、温かくなる思いでした。
尽力下さった島田さんにもまた、心からの感謝・・・
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