YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
命を考えるアート
今日は朝からNHK講座(指導中にちょっと咳が止まらなくなって生徒さんらには申し訳なかったです)の後、車飛ばして甲南大学西宮キャンパスCUBUへ。川田都樹子先生(甲南大学文学部人間学科教授)の講演「命を考えるアート」拝聴してきました。
私にとっての絵は、逝ってしまった愛しい存在を込めたものだったり、希望の光を追求し自分自身を生かしてくれて来たものだったり、まさに「命」とは切り離せないもの。
そして、表現者たちには、少なからずその命を削って創作活動を続けてる人たちが昔も今もいて、、、
川田先生自身、癌を患って「孤独死」を意識したりの中で、またアートへの見方も変わられたようでした。
後半かなり過激な現代アート作品画像(死体を使った作品等)のレクチャーに、目を伏せる受講者もおられましたが、やはり知らずにいてはいけない、それを見て考えることも大切なのでしょう。
ただ、私には、塩田千春展−魂が震えるーを東京で見て来た時に、まさに魂が震えて共感する部分と、ここまでするのは見る側が苦しいと思う部分とがあったように、どこまでを芸術として許容できるかは、かなり判断が難しい…
アートへの関わり方は、人それぞれ、その人に合った形で、良いと。学生達にもそう言っています。かつて恩師・三尾公三先生が、「自分自身がずっと見ていたいと思う作品を作りなさい」と言われたように。

−つまるところ「表現」とは「生きること」です−
        2019.12月号ギャラリー島田画廊通信・島田誠さんの言葉より
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