YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
花冷えのハーバーにて
ベランダから望めるヨットハーバー前の桜並木は、ほぼ満開に。
海からの潮風に強いからなのか、海と空のブルーにはピンクよりも似合うからなのか、ハーバー前の桜は白いのが中心で、私はその清楚な白がピンクの桜より好きで…ハーバー前バス停でバスを待つ間、見入ってしまっています。
けれど、ここ数日の寒の戻り?で、我が家横から小中学校横へ続く桜通りの桜たちは、咲きかけたのに寒さで止まってしまっていて、風に揺れる少し咲いた花たちが寒さに震えているように見えるそちらの桜たちには、思わず「頑張って…」と呟きながら見上げていました。

行ける時にはなるべく行ってあげたくて、一昨日昨日は、教え子卒業生達のグループ展や個展見に行ってエール。昨日は息子を入社式に送り出し(やっと社会人!)展覧会へ行き、そして亡き父の所用でまた明石にも行って、それからアトリエで制作。帰宅してバタバタと息子の夕食を作ってから郵便物に目を通したら、父が4年半お世話になった病院からお便りが届いていました。

緩和ケア病棟でのケアへのアンケート、無理のない形でお答えくださいとの封書に、担当看護師だったTさんの手紙が添えられていて…読みながらまた涙…
本当に親身になって接して下さってたTさんには、葬儀など一通り終わってから病棟にお礼の挨拶に伺った時に会えなくて、短いお礼状添えた品を置いて帰ったのでしたが、娘らと同年配だから、父にしたら孫のような存在、でもしっかりされていて時々父は怒られたりしながら…頑固で短期な父は時に看護師さんにも暴言吐いて困らせたりもあったのですが、Tさんの言う事には逆らわずに「また怒られた」とペロッと舌出したり…信頼があることを感じていました。
Tさん自身も、自分の祖父とは離れているから、父の事をまるで祖父のように感じていたとのこと。
こういう親身な日々のケア、そしてボランティアの方々にも、本当に良くして頂いたからこそ、父は余命3〜4か月の宣告から4年半も生きることができたんだと、人間は本当に「心」で生かされるんだと、しみじみ思います。
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