YOKO'S SCENE

これは偶然なのか、と不思議に思う事が時々あります。
今日も、東京のギャラリーにお預けしていた絵を、「祈り」というその絵を、「今の気持ちに寄り添ってくれる絵だ」と買って帰って下さった方が、11月に妹さんをガンで亡くされて、その明るかった妹さんとお母さんとの3人暮らしでらしたから、家の中がしんとしてしまってるんだろう…実はその妹さんもようこさんで…と。「井上さん本名はどんな字でしたか？」
その妹さんは洋子。私も戸籍の本名は洋子なのでした。
じんと胸が熱くなっていました。
私の絵が、少しでもその方の喪失感を癒してくれるように祈ります。

この題の該当者です。
ギャラリーの次の企画前の準備中にお伺いした所、その企画ではない絵に目がひきつけられ、想いに呼応したように其処に存在する不思議さに思わずこの絵しか無い・・と思ってしまいました。題はと聞けば「祈り」と云うではありませんか。なんと云う偶然・・いや必然なのかもと感じ、躊躇無く手にしたく思ってしまいました。おそらく妹が選んだのではないかとも思われ、即持ち帰り妹の自室に掛けました。絵の中の遠い空間世界に少しでも穏やかに往けますよう願って。
後になって、井上よう子さんと洋子の呼び名の一致に気がついて、オーナーさんにお聞きした所、本名は洋子との由。偶然とはいえ引き寄せられた縁にはもう何か言いようの無い意志の力が働いたとしか思えません。不思議なことが有るものです。
何時かお会いできたらまた色々なことをお話したいと思います。

コメントにまた目頭が熱くなりました。今年9月にそのギャラリーで個展させていただくことになっています。会期中は何日か、上京してギャラリーに詰めるつもりです。お会いできたらいいですね。

ありがとうございました。
９月までには気持ちも整理できて、愉しく想いをお話できるようになると思います。
お会いできますよう！(^_^)/~

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