YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
人の心の闇……
大津市の中学生自殺事件で原因とされるいじめは、もちろん今までも水面下で様々に沢山起こってきている事なのだけど、今回は具体的にアンケートに答えた生徒らから実態が明らかにされるにつれ、悲惨さ残酷さがよりリアルに伝わり…本人のズタズタになった心の痛みを思うと本当に苦しくなります。
30年前に中学に専任で着任した時に、日々起こる事件の中で、いじめは一番大人の目に触れにくい、何か小さな兆候を例えば「死ね」と書かれた破れた小さな紙片を教室の隅で見つけた時にはもうすでに大きな流れになっていて氷山の一角、生徒たちは表面は平和を装い、尋ねても固く口を閉ざし、見ていて酷いと思う子らも、大人に「チクる」のは卑怯という歪んだ正義感と自分がイジメの標的にされる恐怖とから先生や親にはけして言わない…大人は怖くない、怖いのは友達や先輩…それを痛感しました。

今回よくアンケートに沢山の子供らが事実を書いたなと思うけれど、それは亡くなってからで、本人が担任にいじめられてると相談したのが事実なら、それは全力で大人たちが動かなければいけなかった…
(でも虐められていないのにそう言う子や、逆に虐めてる側が標的にしたい子を先生に言い付ける場合もあったり、現場の判断は中々難しい物があるのも事実)
5年前に思いがけず息子が巻き込まれたイジメも、気がつかなければ大変な事になっていたかもと、当時もあったイジメ自殺報道のTVニュース見つめる息子の真っ赤な涙目を今も思い出すたび体が震えます。

あんなに小さい時から仲良しの仲間たちがまさかと最初は信じられなかったけど、だからもちろん虐めてる側の親はよけいにそうで何軒もに話し合いに行くのも大変なエネルギーがいったのだけど、
周りで見ていた子何人か、「ほんとにいじめられてる」と話してくれたのがあったから、子供が悪フザケしてるだけなんじゃないの?と思ってた親たちにも事実がわかり動く事ができた…それを聞いて一緒に動いてくれたお母さんらもいて有り難かった…
言ったらよけいに虐められるから何も聞かんとって言わんとってと聞いても口閉ざしていた息子も、時間はかかったけれど、皆が学校で謝ってくれて、行き帰りも帰ってからも平穏な日々が戻ってから「母さんら大人に言って何とかなるんやな…」
ほんとによかった…と胸熱くしながら聞いたあの言葉も忘れられません。

ごくごく普通の子供がふとした心の闇から仲間を巻き込み、集団心理の恐ろしさでゲーム感覚でストレス解消がエスカレートしていくイジメは、本当に難しい問題だけど、また悲劇が起こらぬように心から祈るし、、沢山の大人が動き大騒ぎし、大変な事なんだということを子供らに示していく必要も感じています。
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