YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
死なないための葬送

荒川修作さんが亡くなられました。

現在、国立国際美術館で、表題の展覧会開催中、東京でも画像ポスターの展覧会開催中(死なない子供達のための…だったかな?…)
その国立国際美術館館長・建畠哲(たてはたあきら)さんが、毎日新聞に追悼文を載せてられました。

『「死ぬことは間違っている」というのが、荒川修作が詩人のマドリン・ギンズ夫人と共に到達したテーゼである。誰もが疑わない死という天命を反転させようという、芸術ばかりでなく、哲学や科学にも渡る大いなる思想の実践に、彼らは邁進してきたのだ。
その荒川が亡くなったというニューヨークからの知らせに、私は瞬時、言葉を失わざるをえなかった。私が勤める美術館では、まさに「死なないための葬送」という荒川の個展を開催中(6月27日まで)なのである。
私たちは彼の死をどう受け止めればいいのか。天命はついに反転しえないものなのだろうか…。』

1960年頃、ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズと言うパフォーマンス・ハプニンググループで日本の前衛美術一線で活躍、でも、ニューヨークに移住し、マルセル・デュシャンとのと出会いによって、それまでのネオ・ダダ的なオブジェから、文字や図形を用いたダイヤグラム絵画へと向かう。
昔、棺の個展会場で、小さな2階建てのギャラリーの2階に作品設置し、梯子で登るようになっていて、お客さんが作品見に上がったらこっそり梯子をはずしてしまい、お客が困るのを陰から見て愉しんだという、茶目っ気たっぷりのエピソードも好きでした。し、ダイヤグラム絵画になってからの、デザイン的線や文字だけの風景シリーズも好きでした。

荒川修作氏とマドリンギンズ夫人プロデュースの、岡山県の奈義町現代美術館や、岐阜県の「養老天命反転地では、斜めになった地面や錯覚を起こす場所に、自分の身体感覚が反転するかの不思議な感覚に捕われるのでした。、
東京・三鷹天命反転住宅も…

73歳、
まだまだいい作品を、人をドキドキさせる作品を作ってほしかったです。
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