YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
NHKから中島由夫展ギャラリートークへ…

昨日は朝からNHK文化センター神戸教室の講座。風景画終わって人物画の日(今期初めて人物画を2回入れてみました)。モデルさんは、いつもモデルクラブからの派遣でどんな方が来られるかは当日になってからわかるのでしたが、昨日のモデルさんは少し前に大手前大学での絵画授業に来て下さってたばかりの方との再会で、「あ、またよろしくお願いします」
お互い和やかにスタート。いつも思う事ながら20分じっと同じポーズでいるのはプロのモデルさんならでは。(モデルさんは20分ポーズ、10分休憩、が基本。それを2時間の講座では4回、3時間授業なら6回繰り返します)
学生同士で順にモデルさせるクロッキーでは、モデルになった学生は、2分や3分でも苦痛を訴えたり5分だと途中でポーズが変わってきたり手足が奮えたりもあるのですから。

NHKは半年毎に1クールなので、秋からの新しいメンバーもいるけれど、ずっと継続して申し込みしては来られてる方は、モデルさんのポーズも椅子の座りポーズが続いたので(モデルは違いますが)、今回はちょっと考えてマットを持って行って、直接床に横座りの女性らしさを出した流れるポーズ、やや見下ろしたアングルで描いていただく事に。(モデルは着衣ですが、写真撮影は禁止なので画像はなしです。悪しからず)

それからまた明石市立文化博物館での、中島由夫展会場へ。中島先生と島田誠さんのギャラリートーク。
何回もお会いし作品も拝見していても、18歳の頃から現在に至る作品について、ご本人の口から語られるのを聞くのは初めて。
25年のお付き合いの島田さんがお人柄をうまく把握しながらお話し引き出したり、子供のように弾丸トークが止まらなくなりかけると前へ進めたりされながらも、島田さんも知らない事も色々出てきたりして、皆さんを笑いに引き込んだり感嘆させたりしながら、あっという間に予定の1時間も過ぎ、約1時間半で終了。ゴッホに惹かれ真似した若き日々、アンフォルメルのファートリエ、長谷川利行を真似た自画像、公募展には受け入れられずアンデパンダン展に出会い、パフォーマンスへ向かうダダイズムの画家との出会い、他沢山の出会い、模倣から新しい展開へ…
興味深い沢山のお話しでした。

「絵は生きている」
「絵は子供と同じ、褒めたらよくなる。自分の絵をいっぱい褒めなきゃ」
「 絵かきは死ぬまで書き続けなきゃいけない」

心に残った言葉です。
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