YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
小さな小さな・・でも、母の心には大きな大きなプレゼント。
今日は何とか微熱でだるい体をかかえ、朝からNHK神戸文化センターの講座で1時前まで教え、大阪現代美術センターのGe展最終日の会場に2時半ごろ入って、4時から撤収作業、作品搬出をこなしてきました。
息子は3連休初日、明日とあさってがまたサッカー公式試合が入っているため、今日のサッカーは無く、お父さんも仕事、長女は大学祭、次女は模擬試験とクラブで終日皆不在、一人で家にいるので、昼食なども準備してでていたのですが、帰りに電話を入れると、
「母さん、めっちゃ遅くなったけど、誕生日プレゼント買っといたから・・。おこづかい無いし、100円のやけど・・」と照れくさそうに言うのです。
何だかちょっと心が温かくなって帰った私に、ホントに小さな小さな、ミニチュアサボテンの鉢を「はい、これ」とつきだしました。
「かわいい!ありがと〜〜!でもこんなん100円で買えたん?」と聞く私に、「そこの花屋さんで売ってた。ちゃんとラッピングもしてくれた」
たしかに、透明セロファンと、ミニシールとリボンでプレゼントらしくしてあります。
何でも照れくさい思春期にさしかかってる男の子が、花屋で買い物するのも、100円で買ったものをラッピングしてもらうのも、勇気がいったことだろうと思うと、じ〜んと胸が熱くなって、なんて大きなプレゼントだろうと思いました。

うちは、5年生なら500円、6年生なら600円と月々わずかなお小遣い。それに毎日洗濯物たたみとかお風呂洗いとか、お手伝いひとつにつき10円、毎日何らかのお手伝いはしてもらうようにしているのですが、それでも6年生の息子のお小遣いは1000円にはなりません。(必要な文具などは買ってやるし、小学生の今はそれでいいと思っています)
たまに自分の買いたい漫画を買ったり、友達と遊ぶ時のお菓子を買ったりしたら、残るはずはありません。そんな中の100円は、貴重なのです。

第二反抗期・・・注意したことに、なかなか素直には反応せず、ときにはとんでもなく反発して、こちらもその態度にまた怒ってみたり・・まっとうな大人に育ってほしいと思うばかりについつい厳しい口調になって、娘達も含め、3者3様に子供らとバトルが続いたり、色々ある日々ですが、色々なしんどさが吹っ飛ぶ、小さな小さな、でも私には大きな大きなプレゼントでした。

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