YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
木下晋氏の展- はたよしこさんとトーク
先週土曜日から神戸・ギャラリ-島田で始まった、鉛筆画の鬼才・木下晋さんの個展。
今や東大(建築学科)や武蔵野美術大学で教え、色々な美術館で作品展示され収蔵もされている木下さん、実は島田さんの元で初個展されたのは、私と同じ17年前。年下の私と、同じ作家目線で話して下さって、その頃、日動画廊の昭和会展に入選した私に「昭和会展に入るなんて凄いじゃないですか」と言って下さったのを覚えています。
100歳を越えるごぜさんの皺の1本1本まで、魂まで描き出すかの鉛筆画シリーズから、今回は、ハンセン病患者さんを描いた巨大な鉛筆による漆黒の世界が圧巻です。
滋賀県近江八幡にあるボーダレス・アートミュージアム NO-MAで、10月4日〜12月7日開催中の「飛行する記憶」展にも出品されていて、そこのアートディレクター・はたよしこさんが木下さんと対談。
日曜、色々な雑用を急ぎ片付け、ギャラリ-島田へ行ってきました。
はたさんが、障害を持つ方の作品に、絵本作家としての自分がとてもたちうちできないほどの力を感じられた事。でもその方々の施設や作業所に絵画教室を開く事に、施設の側が「障害者が生活していくのに絵が何の役に立ちますか」と断られてばかりだった事。障害者に関わる方々の「皆平等に…」という頑ななほどの平等意識が、逆にアーティストの個性を伸ばす壁になった事…などのお話し、心に残りました。
そして木下さんも、自分の作品などとてもとても相手にならない。ボーダレスアートとのコラボには参ったなと思ったと。そうしたらはたさんが「木下さんの日記のようなあのメモ帳を見たら、やはり木下さんも普通でない」と返し、NOMAでも展示されたという木下さんの肉眼では判読しにくいほどの細かさでびっしり書き込まれた日記メモ帳を会場で披露。
モデルのハンセン病患者のYさんと飲みに行って「彼は僕らよりよっぽど若い女の子にモテるんだ、加齢臭なんかもないし」などの余談も飛び出し、時間いっぱいまで熱い対談、聞きごたえがありました。

(会場風景は、ギャラリ-島田のHPを)
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