YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
2020年 1月17日
阪神大震災の日から25年が経ちました。
昨日も、大学で授業をしながら、あぁこの学生たちは、まだ生まれていなかったんだなあと、25年の長さを感じると同時に、あの一瞬で家族、大切な人を失った言い尽くせない大きな哀しみは、何年たってもけして消えるものではないこと、今もそれを抱えている人たちが沢山いる事、そして、思いがけずも昨年から地域の防災委員の長となり、今、自分たちができること、を話し合い、実践する立場になった中で、色々に考えていかねばと(忘れてはいけない事思いながら)思っています。

先日13日の毎日新聞の[余録]の言葉に共感。
「・・・愛する者を亡くした時、人は哀しみのあまり、「なぜ」と問い続ける。東日本大震災や各地の災害でも、その思いに胸を締め付けられる人は多い。だが、先立った人は残された人を悲しませるだけではない。
17日で発生から25年になる阪神大震災。亡くなった神戸大生の加藤貴光さん(当時21歳)が生前、母に宛てた手紙は、息子を失った母をどれだけ支えたことか。
<私はあなたから多くの羽根をいただいてきました。人を愛すること、自分を戒めること、人に愛されること……><住む所は遠く離れていても、心は互いのもとにあるのです>
亡くなった人に手紙を届けたい人もいる。黄泉比良坂には地元の住民が作ったポストが置かれている。「天国(黄泉の国)への手紙」を送るためだという。
手紙をしたためれば心が癒されることもある。天国に届かなかったとしても。いや、届くと信じたい。一瞬でもいいから、もう一度だけ。
そう手紙に託す人にとって、震災の風化という言葉は永遠に無縁だ。」
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