YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
人の存在の切なさと はかなさと 温かさ  
今日、ギャラリー島田からの9月のインフォメーションが届きました。

9月4日(土)〜15日(水)の私の展、11日(土)〜29日(水)の石井一男さんの展、18日(土)〜29日(水)の日下部直起さんの展の案内が載っています。
いよいよ迫ってきた・・と、これを読まれるだろうたくさんの方々思って身の引き締まる思いです。

DMには島田さんが言葉を載せて下さいました。
インフォメーションの私の展の欄には、作家の言葉として、私が言葉を寄せました。

このブログを見て下さってる中でも沢山の方が見られてるかもしれませんが、見られない方々へ・・その言葉を・・


「井上さんの個展を最初に手がけたのが‘91年。
作家、作品、家庭人としても、その歩みをつぶさに見てきた。
yoko-blue-sceneにこめられた人の存在の、切なさ・はかなさはとみに陰影を増し、けなげに人を愛するひたむきさが、詩的感情にとどまらない言葉のない心の歌を奏でる。
過ぎた時を呼び戻すことはできない。
しかし、微細に降り積もったそれらの日々の記憶こそが私たちを支え、明日への一歩を踏み出させる。      島田誠    」

この温かいエールの言葉を読ませていただいた時は、最初の個展前から21年間見てきてくださったことへの感謝の思いがあふれて涙がにじんでしまいました。



「永年風景の中に、とても大切な、人の存在の、切なさ、はかなさ、温かさを、人自身は描かずに描き続けてきました。
歳を重ね、色んなある意味過酷な体験も経て、一番たいせつにしたいものは、やはりそこに在る・・・という想いは強くなっています。

影があるから、光は輝いて見える。
静かなものにこそ、時に、強いメッセージを感じる。

絵でも、人生でも。。。と、しみじみそう感じています。 

                            井上よう子」



今日も絵に向かいながら、大切な友達の辛いできごとの色々をメールで知ることがあって、人の存在も人と人の関係も、なんて儚いものなんだろうかと・・ちょっと切なくなっていました。


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