YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
知らないでいることを知る事から

1昨日は、忙しく仕事をしてから夕食準備もして飛び出し、車をとばしてギャラリー島田の火曜サロンへ。
来週からは火曜は滋賀県で参加が無理になるのでお手伝いしておきたい思いと、内容にも惹かれ…

「沖縄を知ること、なすべきことなど」と言うテーマで、沖縄の建築家・平和運動のリーダー的存在の真喜志好一さんのトーク、サブトークに友人画家の坪谷令子さん。

環境問題でも、自然破壊につながる次々山を切り開いての道路建設に、うまく法律での規制をかいくぐり作られていく事実や、普天間基地変換と新基地建設における米国の本当の思惑などを(私たちが目にする新聞報道、政府の発表などとは違う)、建築事務所で仕事の合間にインターネットを駆使して米機密公文書を見つけだしたりしながら、それこそ建設的に推論が事実である証拠を見つけ出していかれた過程などなどを、PowerPointでのわかりやすい画像と解説で語られました。

昨年夏、初めて家族で沖縄に行き、二泊三日の短い旅ながら、リゾート気分だけではいけないと、一日目は平和祈念公園で壮絶な資料画像と、延々とあまりにも沢山並ぶ名前の刻まれた黒い慰霊碑に改めて衝撃を受けながら、子供らと手を合わせ・・・、ひめゆりの塔にも行きました。
そういう過去の悲惨な事実のみならず、いま、現実の沖縄での問題も、ほんの少しながら、翌日、美ら海水族館へ走る車から、基地近くで飛び交う軍用機などに、薄ら寒いものを実感として感じた事でした。
でも、本当の事は、はっきり目にする事(新聞記事や、ニュース報道など)達からだけでは、ほとんどわかっていないに等しい…と、真喜志さんのお話しから思いました。
いかに、事実が歪曲されていたり、都合よく誘導されていたりしているかを…

言論統制され洗脳された父親世代の戦争前に比べ、こんなにも開かれた民主主義の時代になっているかのようなのに、そういう事が水面下ではなされている事実。怖いですね。

翌日は、東京首相官邸前での座り込みに参加されると言うお二人でしたが、子供らの事や生活がかかる仕事など色々でそういう行動にまでは参加できなくても、まずは、知らないでいる事から目を背けずに、知ること…
せめてそれをしていかないといけないなと思います。
真喜志さんのHPは、ギャラリー島田ホームページのウグイスblogに載せてられます。

実は…
先日来制作していた大作は、沖縄平和祈念公園の平和祈念資料館から眺めた海を、希望の光と風とともに、あの時撮ってきたたくさんの写真とイメージとで描いていたので…
そしてこのサロンがあり、また色々に小さな偶然を神様が差配されてるかのような・・何か不思議な気がした事でした。
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