YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
光は そこに…

長引く自粛生活、それでも中々収束の気配が見えてこない事に、気持ちは下向きがちになりますね。
志村けんさんが逝ってしまわれた事、そして岡江久美子さんはさらに年齢も私より少し上なだけで身近に感じられ、他人の私がショックを受けるくらいですから、最期にも立ち会えないご家族の思いは…あまりにも早すぎる別れへのその哀しみの大きさはいかばかりだったかと…その報道を見てる者が言えるかなですが、どうか報道陣の方々押し寄せずにいてあげてほしいと願ってしまいます。
17歳で姉が突然逝ってしまった時、54歳で母が突然余命3か月を言われそれから7か月で逝った時のこと、この頃よく思い出します。
まだまだずっと、普通にそこにいてくれると思っていた大切な存在が、突然逝ってしまった喪失感は、そのあまりにもあっけなくはかない存在なんだな人は…という衝撃と共に、今、この瞬間も、普通に思っている日常は、かけがえのない物なんだと、深く深く刻まれて…だから、震災の時なども残された人の気持ち思われていたたまれず、何かできないかと焦ってしまったのでした。
昨日は、尼崎の脱線事故から15年目の、沢山の方の命日でした。
震災の時と同様、最初は中々入って来ない情報、ニュースが流れ始めて事務の方から知らせが入り、授業に来れてない連絡つかない学生はまさか巻き込まれた?と、大学近くの国道に続きだした救急車のサイレンの音に胸騒ぎが止まりませんでした。
巻き込まれた学生はいなかったけれど、電車が止まって駅で足止めになってた学生の中には、一つ間違えば自分も巻き込まれたかも、や、高校時代の友達が亡くなった…と後日ふさぎ込む子がいました。
今、身近で亡くなる方が出たり、ただ、日常と違う自粛生活だけでも、気持ちがふさいでいく学生や子供、大人だって、、、
心が元気を失うと、身体にも不調が出たりします。それで余計不安になったり。
でも、こういう時こそアートや音楽で元気をと、FBやらネット上で色々に取り組みも始まっています(中々ついて行けてませんが有名人も無名の人も沢山)。
美術館も画廊も閉まり、作家は展覧会も中止にで、皆経済的には不安ばかりですが、昨日は、銀座のギャラリー枝香庵さんが、画廊は閉めているけどweb展覧会をしようと思うので出品して貰えますか?と。勿論喜んで画像送りますよ!と返信。作家も画廊も大変だけど元気出してやっていきましょう!とエール送りあって。
また、電話かZOOMで出演できるからと、某インターネットラジオ番組、ラジオで元気を配信したいとの出演依頼に、もちろんOKですよ!と返事。
大学も、GW明けから、なれない非対面授業開始となるので、教務課や大学絵画実技担当先生方とのメールやり取りや学生へのお知らせを大学のWEB配信ページにアップしたり追われながら、学生らに会えなくても、少しでも寄り添い指導できたらと…
でもやはり一人一人実際の作品に触れながら、直に会話しながらの指導ができる日が早く来る日を祈っています。

祈りながら、アトリエでは、光を描いています。
きっと、光はすぐそこに・・・。
       (画像は昨年9月信州での風景を元に光を描いてる4号です)
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