YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
梅原猛と10 人のアーティスト展

私が京都芸大生だった時の学長は、哲学者の梅原猛さんでした。
当時は、40歳代の若さでの異例の大抜擢だったと聞いたように思います。
それまでの学説をひっくり返すような持論を(でも色々な根拠を元に)推理小説のように読む人をドキドキさせながら展開していく、柿本人麻呂論「水底の歌(みなそこのうた)」、
実は聖徳太子の怨霊を封じ込めるために作られた、と、普通は、仏像に打たれるはずのない太い大きな釘が、首の後ろに打ち込まれている事実を知らしめながらの、年に一定期間しか拝観できない法隆寺・夢殿の救世観音(ぐぜかんのん)の秘密をミステリアスに展開する著書なども出されて、博物館実習と言う神社仏閣の名だたる仏像など巡る授業(桂離宮や、修学院離宮なども、芸大生特別扱いで、普通拝観申し込みして半年や一年は軽く待たねば無理なのを入らせて頂いて、今思えば有り難い事でした)で、救世観音の実物見た時には、背中に寒いものが走ってしまった…
そんな、一学生にも世間にも、影響力の大きな、ある種のオーラのある学長でした。(雑誌などにもよく取り上げられていました。授業受けた「日本美術史」の宙を見つめながら自らに酔うような語り口は、ちょっと眠気誘われたけれど・・)

恩師・三尾公三先生とは親交があり、胃がんなどで2回ほど大手術された時は、三尾先生が痛く心配されていたのに、しっかり再起されたら三尾先生が先に亡くなってしまわれて…

その梅原猛先生が、自分が京都芸大学長をしていた40年ほど前の時の(私より数年からもう少し上世代の)教え子で、今、第一線で活躍する芸術家10人を選ばれての展覧会、第2回めが開催中です。

一昨日、また、三尾先生の展覧会実行委員会で、京都造形芸大へ行く前に駆け足ながら立ち寄る事ができました。

画像は、フライヤーとパンフレットで、作品右は昨日も書いた洋画の憧れの先輩・川村悦子さん(実行委員会でもご一緒しています)
左は現在京都芸大陶芸教授の秋山陽さん。秋山さんは、昨年の個展が高く評価され、つい先日、毎日芸術賞という大きな芸術賞(かつて三尾公三先生も受賞された)を、建築家の安藤忠雄さんや現代美術の森村泰昌さんとともに受賞されました。画廊で何回かお目にかかったり私の神戸ギャラリー島田の個展見て頂いてお話したり、芸大陶芸科の合宿で学生や教員ら皆食中毒になった時にただひとり無事だった、あの先生の強さは尋常でないという愉快な逸話が残る骨太な先輩(私がその聞いた話しするとそれは話し大きくされてるんだ!と笑いつつ否定されてましたが)
今、兵庫県立美術館で展覧会開催中のその森村さんも出品、売れっ子日本画家の森田りえ子さん、もう芸能人のような著名版画家・山本容子さん、私にとっては高校も大学も先輩の陶芸家松井利夫さんなども出品されています。

1月11日(火)〜2月6日(日)10:00−17:00(入場は4:45まで)
月曜休館、入場無料
中信美術館
京都市上京区下立売通油少路東入西大路町136−3
(京都府庁正門西約100m)Tel075−417−2323
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