YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
いまどきの芸大生を垣間見て・・・
木曜はまた京都へ・・5人展開催中のギャラリーに詰める前に、京都市美術館・長女も出品している京都芸大の進級・卒業制作展へも駆け足で行ってきました。(長女はデザイン2回生。自分で選んだ動物を1枚の木材ボードからカットして着色立体に仕上げる課題で、友達の下宿に泊まらせてもらったり学校に泊まり込んだりして何とか完成したカバ・・色は綺麗でしたが、形はちょっとダメ出し・・厳しい母?)

私たちのころと違うのは、美術館に暖房が入ったこと(展示のときも、会場当番で行ったときも底冷えがしてました。日展など大きな展覧会のときには暖房入ってたので、美術館自体に設備がないわけではなかったようでしたが・・)、前倒しに段取り良く完成させての展示となり、搬入当日に何日もの徹夜でふらふらしてる学生が多いといった危うさがなくなったとのこと。そして、少し前から若い作家の絵画バブルで(世の中はこんなに不況なのに)世界の絵画市場で、まだ安値で買える(でもこれから伸びそうな)中国・韓国・日本の若手作家が、買いあさられているため、卒業制作展にも、これぞと思う学生につばをつけるために、東京からギャラリストが来て、名刺を置いていったり、連絡取られたり・・(その後うまくいくとは限らないのですが・・)そういった昨年・一昨年のスカウトされる先輩たちを見て反応してか、自分の名刺や連絡先を、作品の前に置いてあるのが多く、とにかく今の自分にできる精一杯の作品を出品することのみで、世にでるすべなど考えること知らなかった私たちのころの制作展とは違ってきたなと、見ていてちょっとしんどくなるほどの自己アピールを感じました。(自己アピールすることは大事だし、日頃おとなしい学生には私もはっぱかけたりもするのですが・・力ある作品がまずあってのこと)もちろん、いいなと思う作品もあったのですが、本当にものすごい数の作家があふれる今の日本で、かつて恩師・三尾公三先生がいつも言われていた自分にしかない「オリジナリティー」を表現すること・・その難しさは、普遍だなと思います。 

 それから急行し、ギャラリーaに詰めてから、制作展からの流れで、芸大の先生がのぞいてくださったり、同じく出品者で京都芸大の先生の赤松玉女さんが、愛娘・千福(ちたる)ちゃんを連れてきて、そのお友達母子もギャラリーに来られて、和やかなひととき・・。あまりに可愛いので、千福ちゃんと遊んでたら、「さすが3人のお母さん、子供と遊んでやるレパートリーが広いわ」とほめられ?た私でした。

金曜は、月曜で授業やっと終了したO大学の成績入力リミットが迫ってきたので、ともに月曜・O大学の授業をオムニバスで担当するN先生(選択する人数が多いので、前半と後半にわけ半分ずつ担当し、途中でメンバー入れ替えするというオムニバス)を急がせて、N先生担当分の授業成績をFAXで送ってもらい、それを私がつけた成績と平均して入力する、ずっと作業。私のクロッキー&ドローイングではすごくまじめに無遅刻無欠席で、絵も上手なのに、N先生のビデオとカメラの授業では、もひとつだったりの学生もいて平均しての評価が難しい・・・日付変わって土曜の明け方まで・・やっと成績入力できてひと安心・・・でした。

で、土曜日は午前中また息子のサッカー、次女はバレーボール試合でしたが、TOHOシネマズ映画1000円デーでもあり、次女がすごく行きたがっていた「マンマ ミーア」を、インターネット予約して午後3時の西宮ガーデンズの映画館に滑り込み、見てきました。日頃あまりかまってやれないでいる、次女サービスです。すっごく、元気をもらう映画でした。ギリシアの海のブルーや建物のホワイトとのコントラストも美しかった・・そして全編に流れるABBAの音楽も。次女もめっちゃ元気でた〜〜と喜んでいてよかった・・。

明日・・いえもう今日ですね、日曜は、家の雑用大急ぎで片付けて、また京都の展覧会場へ2時半ごろから詰めるつもりです。 
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