YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
芦屋の美術館も頑張っています
日曜日は、京都の教え子宅でのPartyに招かれていたけれど、この春からの忙しい毎日の貯まりに貯まった疲れが、夏休み近くなり出てきた感じで、日曜日家事の雑用や食事の段取りして飛び出し京都まで…のパワーが出ず…無理して行ったら翌日月曜からまた夜遅くまでの授業に差し支えそうで断念。謝りのメールを入れました。
彼女は女子大だった頃の大手前大学の教え子で、今は東京住まいながら、実家に帰って第2子出産。
その実家というのが、あの有名なねね(豊臣秀吉の本妻)の寺、京都・高台寺の塔頭(たっちゅう=本寺の境内にある小寺)。
ドイツ人の旦那さんと結婚して、披露Partyも、観光客で賑わう東山の実家のお寺のお庭で、音楽あり映像ありの大きな開かれたPartyでしたが、今回、ベビーお披露目のPartyも音楽生演奏ありインド料理ありと趣向を凝らしてのようで、何とか駆け付けて、かわいらしいハーフの子供達(上の坊やは4年前東京での個展に連れて来てくれランチをご馳走し対面済みですが、大きくなったろうな…と、そして5月に生まれたベビーはまためちゃ可愛いだろうなと…)に会いたかったのでしたが、本当に迷ったあげくに体を考え断念。またきっと会える日を楽しみに、ささやかなお祝いだけ送ろうと思います。

で、京都に行くのを諦めたので、暑い中、サッカー練習から戻った息子に冷たい素麺をしてやってから、芦屋美術博物館の講演に1時間半だけせめて参加。

このblogでも何回か書いていますが、財政難で予算も削られ、人員も削って何とか頑張っている芦屋美術博物館。運営を受託している市民有志のNPOメンバーに声かけられて、私も好きな芦屋美術博物館が元気で存続してほしい思いもあり、できる時だけながら、微々たるお手伝いをしている私。
小さい美術館ながら、世界に誇る具体美術の収蔵品、洋画家・小出楢重や、写真家・中山岩太、ハナヤ勘兵衛など、芦屋のアーティスト達の貴重な収蔵品のある芦屋美術博物館、役人さん達がもっとその価値に気付いて欲しいものです。

今、その素晴らしいコレクションの一部を展示する展覧会「3つの柱-コレクションの底力」展を開催中で、それに合わせて、立ち上げから学芸課長として具体の作品収集に奔走された河崎晃一氏(現在兵庫県立美術館勤務)の講演が先週あり、中山岩太など写真家の作品収集に関わられた山本敦夫氏(現在・滋賀県立近代美術館勤務)の講演がこの日曜13日に。
「今、勤務する滋賀県立近代美術館の方が、規模はずっと大きいけれど、海外からの問い合わせなどは芦屋博物美術館の方が比べものにならない位多い」
と言われたのが印象的でした。

再来週、27日日曜、pm2:00〜3:30、
このシリーズ講演の最後に、現在も芦屋美術博物館で頑張っている学芸員・加藤瑞穂さんが講演されます。安い観覧料(大人300円・大高生200円・中学生以下無料)のみで、講演は予約なしに無料です。
具体の田中敦子さんの展覧会企画で、アメリカで大きな賞も受賞された加藤さん(日本でなく、アメリカでの受賞というのが、今の日本の美術界を象徴するかのようです)。ずっと具体の作家に関わられてきた生のお話しは、とても貴重なので是非沢山の方々に聞いて頂きたいです。
(昨年は、大手前大学の絵画の授業にも特別講義に来て頂きました)
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