YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
兵庫県立美術館からギャラリー島田へ

一昨日・土曜は、毎日夜中に洗濯していてもなお、どうしてこんなにあるの〜とボヤキながら朝から山盛りの洗濯。ま、この暑い日差しで乾きがいいのは有り難い事…と暑さもポジティブに考える事にして、休みの息子や娘に久しぶりにフレンチトースト(バターが高騰・品薄になり控えていました)やサラダもブランチに作り、ぎりぎりまで絵を描いて、3時頃飛び出し兵庫県立美術館へ。

「冒険王・横尾忠則」展
6・27〜8・24 月曜休み(21祝は開館、代わりに22火曜休み)am10:00〜pm6:00
金曜土曜は8時まで。
兵庫県立美術館
http://www.artm.pref.hyogo.jp

横尾忠則は、私達の芸大時代に既にカリスマ的オーラを放つグラフィックデザイナー&アーティストで、あまりにエロティックで私などは引いてしまってたけど、彼は天才だと崇拝する友人もいました。その後、画家宣言をして、熱くタッチを残した油彩やアクリル画を描き出した時には、あの口数少なく真実を語る恩師・三尾公三先生に、「一旦ある種の仕事でトップを極めたら、何をしても許されるんだよ」と、冷ややかに言わしめたのでしたが、今回の展覧会で、グラフィックデザイナーとしての、緻密な版下の数々や、膨大な数の挿絵やドローイングに、あらためてやはり天才的な物を感じてしまいました。
初めて見た、アンリ・ルソー崇拝の、パロディー風作品の数々も、本当に細やかな配慮で描かれていて、とても愉しく見れました。
今、逆風厳しい公立美術館。みなさんどんどんおでかけ下さいね!今回のは確かに見応えあります。

そしてそこから、三宮はハンター坂のギャラリー島田へ。学芸員・Oさんとお会いしたので、一緒に見に行きませんか?と誘って、(あそこからだと歩いて電車乗って歩いて…より、タクシーだと早いし、なにせ時間のない私、割り勘でのつもりで言ったのでしたが…)
美術館の車でとんぼ返りで乗せてっていただきました。Oさん、本当にありがとうございました。

島田さんでは、1階スペースで「大竹茂夫展」、地下1階では、「根垣睦子 展」がスタート。画像は、作品に登場するきのこや、冬虫夏草の実物標本を解説する大竹さん。芸大の先輩で、在学中から「芸大のボッシュ」と囁かれた、その気色悪〜かわいらしい不思議な大竹ワールド…に浸りに行ってみてください。
地下の根垣さんの作品も、イタリア留学でまた何かを得られたようでした。

ギャラリー島田
http://www.gallery-shimada.co

ウグイスさんのblogに、会場風景も載っています。
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